ロスト・シティZ 探検史上、最大の謎を追え
評判
ロスト・シティZ 探検史上、最大の謎を追えの評価:
4.63/5点 レビュー 8件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1〜8 1/1ページ
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ロスト・シティZ 探検史上、最大の謎を追えの評価:
4.63/5点 レビュー 8件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
歴史上ならコロンブスやマゼラン、日本では植村直己、現代なら角幡唯介。
さて、探検家 パーシー・フォーセット。
日本語版wikiのページもない。
しかし、このひとほど有名な探検家は誰もいない。
どういうことか。
サファリハットに鉈を片手にジャングルを切り開く男の物語。
人々が漠然と思い描く「探検家」のイメージ、
それは彼、パーシー・フォーセットから来ているのだ。
フォーセットはアマゾンに魅せられた。
そしてアマゾンにはかつて高度な文明があったと信じ、
それを探すため遂にジャングルに行ったまま帰ってこなかった。
「秘境を求め ジャングルに消えた 探検隊」
この響きに、世界中がロマンを掻き立てられ
彼を基にした創作が溢れ、100人以上が実際に死んだ。
フォーセットは自分の名声を否定するような人ではなかったが、
真に求めたのは学術的証明であり、黄金都市といわれる富を欲したわけではない。
しかしフォーセットの偉業は、むしろフィクションに影響を遺したことだと思う。
彼自身は知らずとも、あらゆる空想の冒険がフォーセットの最期から始まったのだ。
もし彼がそれを知ったら、後世に残した影響についてどう思っただろうか。
的外れと憤慨するか、大したものだと喜ぶか、どちらもあり得る気がする。
結論からいえばフォーセットの考えは正しかった。
しかし発見をしても、説明できなければ証拠もただのモノだ。
彼の時代には、彼の直観を裏付けるだけの科学観がまだ無かったのだ。
如何なる才能も時代という枠組みは超えられない。
本書は現代からすると歪を通り越して邪悪とすら言いたくなる、
フォーセットの時代の白人的考古学観も分析しているのが面白い。
アウトドア作家でなくジャーナリストだからこそ出た目線だ。
フォーセット自身の数奇な人生とそれを取り巻く激動の時代、
そして彼の最期の真相以外は解明された現代という三層構造で、
失われた都市Zに著者は挑んでいく。
因みにブラッド・ピットのプランBによって本作は映画化されており、
なんと配給はAmazonでアマゾンで撮影され、現在ならPrime Videoで観られる。
本書を読んだ人、或いは読もうかと思ってるひとにもお勧めである。