ロスト・シティZ 探検史上、最大の謎を追え
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あらすじ
インディ・ジョーンズのモデルともなった伝説のイギリス人探検家パーシー・ハリソン・フォーセット。かつてエルドラードと呼ばれた南米の幻の都市Zの存在を確信した彼は、1925年の遠征で、アマゾンの奥地へと消えたまま二度と戻らなかった。果たしてフォーセットは生きているのか? そしてZは存在するのか?その謎を解くべく様々な人物がアマゾンへと旅立っていったが、殺人的に過酷なアマゾンの自然と侵入者に敵対的な先住民インディオの手によって命を落とした人の数は、これまで100人を下らないという。「20世紀探検史上、最大の謎」と呼ばれ、世界を熱狂させたこの冒険に、今ふたたび著者が挑む!(「BOOK」データベースより)
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評判
ロスト・シティZ 探検史上、最大の謎を追えの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク
ロスト・シティZ 探検史上、最大の謎を追えの総合評価:
9.25/10点 レビュー 8件。
感想一覧
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歴史上ならコロンブスやマゼラン、日本では植村直己、現代なら角幡唯介。
さて、探検家 パーシー・フォーセット。
日本語版wikiのページもない。
しかし、このひとほど有名な探検家は誰もいない。
どういうことか。
サファリハットに鉈を片手にジャングルを切り開く男の物語。
人々が漠然と思い描く「探検家」のイメージ、
それは彼、パーシー・フォーセットから来ているのだ。
フォーセットはアマゾンに魅せられた。
そしてアマゾンにはかつて高度な文明があったと信じ、
それを探すため遂にジャングルに行ったまま帰ってこなかった。
「秘境を求め ジャングルに消えた 探検隊」
この響きに、世界中がロマンを掻き立てられ
彼を基にした創作が溢れ、100人以上が実際に死んだ。
フォーセットは自分の名声を否定するような人ではなかったが、
真に求めたのは学術的証明であり、黄金都市といわれる富を欲したわけではない。
しかしフォーセットの偉業は、むしろフィクションに影響を遺したことだと思う。
彼自身は知らずとも、あらゆる空想の冒険がフォーセットの最期から始まったのだ。
もし彼がそれを知ったら、後世に残した影響についてどう思っただろうか。
的外れと憤慨するか、大したものだと喜ぶか、どちらもあり得る気がする。
結論からいえばフォーセットの考えは正しかった。
しかし発見をしても、説明できなければ証拠もただのモノだ。
彼の時代には、彼の直観を裏付けるだけの科学観がまだ無かったのだ。
如何なる才能も時代という枠組みは超えられない。
本書は現代からすると歪を通り越して邪悪とすら言いたくなる、
フォーセットの時代の白人的考古学観も分析しているのが面白い。
アウトドア作家でなくジャーナリストだからこそ出た目線だ。
フォーセット自身の数奇な人生とそれを取り巻く激動の時代、
そして彼の最期の真相以外は解明された現代という三層構造で、
失われた都市Zに著者は挑んでいく。
因みにブラッド・ピットのプランBによって本作は映画化されており、
なんと配給はAmazonでアマゾンで撮影され、現在ならPrime Videoで観られる。
本書を読んだ人、或いは読もうかと思ってるひとにもお勧めである。