■スポンサードリンク
血の雫
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
血の雫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
似たような環境の2人。 正反対のバディ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東北震災、津波によつて、原子力崩壊、放射能を浴びたであろう、人々の、風評被害に対する、政府、メディアに対する復讐劇を描く、長編大作、面白く読めた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
相場英雄さんの本です。 連続殺人事件がおきて、その捜査員として、昔気質の田伏と、パソコンヲタの長峰がタッグを組む。 犯人はネットを駆使し、劇場型犯罪をおこなう。 はたして、その動機は? とりあえず、よくネットを取り入れて、おもしろく物語を構築していますね。 また、そのネットの長短をよく理解した上で、犯罪を犯す犯人と、それを追う刑事の追跡劇がおもしろい。 フラグが立っているわけですが、その回収も見事。 ただ、女子アナから政界に進出した政治家を、犯人が誘拐するのは、いささか「やりすぎ」にも思えますが、これもうまく物語の中におさめています。 福島原発の社会問題なども取り込んで、ネットの闇を見事に描きだした作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
福島原発及びその避難民を題材にすることは、タブーだと思っていたが、著者はあえてリアルに小説にした。こんな事を書いて良いのだろうかと、ヒヤヒヤしながら読み終わった。いろんな意味で映像化はされないだろうし、福島原発の後遺症はマスコミでは報道されなくなりつつあるが、問題は解決どころか始まってもいないと感じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネットを利用した劇場型の連続殺人を犯す犯人を追う警察。 担当刑事のひとりは、以前ネットに顔写真を晒されたことにより、誘拐事件に被害者が殺される原因となった過去があり、また相棒は元ブラックIT企業勤務のSE経由の刑事。 ネットに詳しくない年配世代とネットを当たり前として使いこなす若者との対比を織り交ぜながら、善意という名を借りたネットへの拡散が、社会の負の部分を広げていく様子を描いている。 原発事故で被害にあった福島への記述も読者への問いかけであり、やはり社会派ミステリーの著者の筆力を感じさせるものではあるが、全体的には他の作品のような重厚さがやや足りず。 ネットの匿名さが招く社会全体の負の部分を的確に表現しているミステリー。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者の作品は、「ガラパゴス」「震える牛」「不発弾」の3作品を読んだ。 どの作品も社会の問題点を鋭くえぐり、唸らせる、そして考えさせられるテーマだった。 またそれだけではなくミステリーとしても良作だったので、常に新作を注目している作家の一人だ。 今回新作が出たことを知り、かつITやSNS全盛の社会を取り上げていることを知り、即座に購入した。 結論から言うと、読んで良かった満足の作品であった。 SNSで誰でもが自由に気軽に意見を発信できる社会になったことの利便性の中で、この作品はそういった功罪の「罪」に焦点を当てている。 中盤以降、犯人と警察のITに長けた刑事との戦い等、ぐんぐんと引き込まれて一気に読了した。 終盤の原発事故被害地福島についても深く考えさせられた。 この作者ならでは、今を考えさせられる素晴らしい作品だと思う。 先ほど中盤以降と書いた通り、序盤はかなりゆっくりした展開で、はっきり言ってそれほど面白くなかった。 よって☆一つマイナスで4つとさせていただいた。 しかし、そのマイナスを差し引いても、匿名ネットがいかに人を傷つけ、社会をゆがませているかを理解するためにも多くの人が手に取るべき作品だと強くお勧めする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「震える牛」、「ガラパゴス」などの相場作品同様、ストーリー展開もテンポ良く、どんどん引き込まれてあっという間に読了しました。登場人物もそれぞれ個性があり、それでいて作り込み過ぎていないところが、好感が持てます。 匿名性に隠れて、ネット上で本音をむき出す、真偽も定かでないものを興味本位で拡散させる等々、インターネットの出現によってあらわになった人の心の暗部が、嫌というほど描かれています。そして、ネタバレになるので書けませんが(内容紹介にも、本の帯にも書かれていないので)、もうひとつ大きな問題が提示されています。(おそらくこちらの方が、作者がより訴えたかったテーマでは?) 40年くらい前までは、一般には「インターネット」など知られていなかったと思います。情報通信、コンピュータネットワークなどの研究者、技術者の人達は、もっと以前から研究開発を進めておられたのでしょうが、技術の発展以外に、現在のこのモンスターのような形まで想像していたのか?そしてもうひとつの部分でも、開発・運用をしてきた人達は、このような事態を想像したことがあったのか? 科学技術の発展というのは、思いもよらない弊害を生み出します。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!