カラフル

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カラフルの評価:

4.25/5点 レビュー 391件。 B ランク

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平均点4.25pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全967件 681〜700 35/49ページ
No.287
(5pt)

『オトナ帝国』の原監督による映画化決定。先に読むか、先に観るかはあなた次第!

“クレヨンしんちゃん”の『オトナ帝国』や『戦国大合戦』(『BALLAD 名もなき恋のうた』として実写リメイク)、そして『河童のクゥと夏休み』などの原恵一監督による長編アニメーションとして映画化され、全国公開が決定している(映画化は2度め)。
かつての角川映画のキャッチコピーではないが「読んでから観るか、観てから読むか」で、オレはちょっと悩んだ。でも、『カラフル』という今度の映画の輪郭がまだハッキリしていないこと、そして原監督がこの『カラフル』をなぜ選んだのかがどうも気になって、まずは思い切って読んでみることにした。
そして思った。
確かにこれは、原監督が挑んでみたくなるようなタイプの小説だ。
どちらかといえば宮崎駿監督というより、高畑勲監督に近い感じで歩みを進めつつある原監督なだけに、この『カラフル』も軽い印象では「別に実写でもいいんじゃないの?」と思われることも多そうだが、実際読んでみると、逆に実写での映像化が難しそうな場面がいくつもある。
それはまさに、映像化しようとする監督の力量が試されるような。
さらに、原監督の作品でいうと『河童のクゥ』の中にあったような、思春期の繊細な心の動きなどが、この『カラフル』では全面的に展開されている。
主な登場人物たちに注がれる、著者の森さんの、冷静でやさしいまなざし。
極端にドラマチックな出来事だとか、激しく心をゆさぶる感動だとか、そういった類のものがあるかというと、それとは微妙に違うかもしれないが、読んでいるうちにおだやかな気持ちになって、読み終えた時の満足感も、かなりのものだった。
読むのが先でも、観るのが先でも、この小説『カラフル』は、あなたにとってきっと忘れられない一冊になることと思う。
そして、今度の映画『カラフル』への期待もまた、内心ひそかにふくらんでいる、今日この頃のオレではある。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.286
(5pt)

「カラフル」な社会

「カラフル」な社会に居場所を失い自殺した真と、抽選によって真の身体に入り再修業することで輪廻の道に戻れることになったぼくの物語です。

作者は、思い詰めてどんどん辛い状況に自らを追い込んでしまう中学三年生の少年の心を丁寧に、しかも軽やかに描いてゆきます。
この考えてみれば非常に重い問題が森絵都の筆にかかると、何でもないちょっとしたお遊びのように思えてきます。
更に、ストーリー・テラーの本領発揮で、読む者をぐいぐいと真のぼくの世界に引き込んでゆきます。
そして、この「カラフル」な現実の社会は、ちょっと見方を変えれば全く違う色の社会になるんだよと、少年たちに語りかけているようです。

青少年向けの小説ではありますが、完成度の高い素晴らしい作品だと思います。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.285
(3pt)

大人も読める

産経児童出版文化賞受賞作だそうですが、児童というより大人向け。
前世で大きな過ちを犯した魂が再チャレンジの機会を得て、自殺を図った少年の体にホームステイして修行するというストーリー。修行の結果、「僕」の生前に犯した罪が最後に解き明かされます。ホームステイ先の家族、特に母親のキャラが際立って面白い。結末は読み進めるうちに想像できますが、そこが逆に安心感を与えていいのかも。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.284
(4pt)

まずまず楽しめる

この本の読者は若い人が多いと思いますが、私のように子どもに薦められて読んだ年配の男性でもまずまず楽しめました。
 多くのレビュアーさんが書いておられるように、結末は少し読むとわかる本ですが、筆者の筆の運びが軽快なので最後まで飽きずにサクサク読めます。

 この本に書かれているように、人間は、「自分がどんな気持ちで生きようとしているか」、「自分が周りの人にどう接するか」、また「周りの人たちが自分にどう接してくれるか」という、そのほんのちょっとしたことで大きく変わり、人生そのものも違ってくるのですね。

 そういう意味では、「本当に死んでやりなおさなくても自分自身や自分の人生は変えられる。前向きに生きよう。」と思えてきます。
 びっくりするような深いことが書いてある本ではないけれど、ちょっと考えさせられます。
 特に若い人にとっては良い本だと思います。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.283
(1pt)

自殺者が増えないといいけど

この本にたどり着いたのは香山リカの「スピリチュアルにハマる人、ハマらない人」から。
昨今の子供たちは、死んでもまた生き返ると本当に思ってるらしく、命を大事に思えてるのかどうかという問題定義からこの本が紹介されていた。

この本が書かれたのは、スピリチュアルブームの前だから作者は先見の目があると思う。
今、また見直しされてるようだ。

もし自分の今の人生に嫌気をさして自殺しても、あの世で天使によって抽選が当たれば、自分の人生をリトライできる。
しかもリセットすることで、うまい方向に流れるのなら死んでもいいなって思わせる。

構成としては面白くドラマ化されたようだが、書きっぷりからしてマンガを読んでる感じだった。

とりあえず、「人間、たかだか数十年、仮の姿でこの世にホームステイするだけ」という言葉には気が楽になった。
魂の輪廻という大きな旅の中の一部分と思うと、せっかく生まれてきたんだから何か成し遂げないとと非凡を求めたり、長い人生に絶望感を持つことからはこの本から救われた気がする。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.282
(4pt)

抽選で当たらないと生き返れませんよ

『カラフル』です。
映画化もされた作品で、巻末解説はその映画にお母さん役で出演した阿川佐和子さんです。
冒頭部分が、いかにも安物ライトノベルにありそうなトンデモ設定の始まり方で、大丈夫のかと思いましたが、心配する必要はありませんでした。
オーソドックスながらも山あり谷ありのストーリー展開、読みやすくも引き込まれる文章、それぞれ過不足無く書き込まれた活き活きしたキャラ、そしてメッセージ性、と読み応えのある内容でした。読者対象は中学生前後。大人が読んでももちろん楽しむことはできますが、「子供の頃の気持ちを忘れかけた大人に読んでほしい」というような作者デビュー作の『リズム』タイプとはちょっと違うと感じました。設定がラノベ系ということもあり、急な展開もいくつかありますし。

結末については、読めてしまうという向きも多いと思います。ただ、結末が分かっていてもそこに至るまでの過程で充分に楽しむことができます。
死んだ人が生き返る、という最初の展開については、読者対象が中学生くらい、ということを考慮するならできれば避けてほしかったところです。途中で、それによって兄が、といった展開にもつながっていますし、そういう設定だからこその展開ということで不要ではないのですが。
評価は、上記を含めた細々とした問題点を差し引いて★4です。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.281
(3pt)

思春期にぴったりの一冊。

家族の関係。学校での友人関係。気になる女の子。
まさに思春期の物語。

NHKの朝の連ドラほどにうんざりするほど単純でクサイけれど、
きっと主人公、真と同じ、中3のさるきちが読んでいたら
違う印象を受けたに違いない。
いや、むしろその頃の自分に読ませたかった。

「どうして勉強なんかしなくちゃいけないのか」
もっといえば、「何のために生きているのか」
きっと誰もが疑問に思うこと。

それに対し、物語のコメディー&ミステリータッチの展開の中で、
脆く繊細な思春期をやり過ごすための
指針がきちんと明示されている。
さらに劇的な展開を見せ、感動的なクライマックスを迎える。

身内が自殺して、
生き残った家族の感情が描かれているのも、
若者の自殺者が増加している現在において
森氏が伝えたいメッセージが盛り込まれているのかもしれません。

黄色のカバーに小さな文字でかわいく
「カラフル」と題された本書。
その中身は、容易であり、かつ深い。
是非若いヒトに読んでもらいたい一冊です。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.280
(4pt)

だれだって、傷を持ってる

ホームステイって、うまいこというなぁ…
最初の数ページの時点で感心し、読み終わった後しみじみ思います。

生前の大きなあやまちにより、輪廻のサイクルからはずされたぼくの魂。
けれども、天使業界の抽選にめでたく当選!再挑戦のチャンスを得る。
自殺した小林真という少年の体を借りて(のっとって?)下界で過ごし、
見事自分の犯した罪を自覚できれば、また輪廻のサイクルに復帰できるというものだ。
天使プラプラをガイドに、ぼくは下界でしぶしぶ生活をはじめるが…

プラプラと「ぼく」のかけあいがとてもすきです。
この二人に限らず、登場人物同士の会話がこの物語ではいきいきと描かれています。
最初、「ぼく」は言葉を受け取るばかりで、自分から伝えることに消極的です。
でもだんだんと思っていることを言葉にして、誰かにそれを話すことをはじめます。
素直な言葉を交わすことのすばらしさが、読んでいて実感できました。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.279
(4pt)

Life is colorless?

1998年に理論社から出版された小説を文庫化したものである.
 生前に罪を犯した魂が,家庭内や学校の悩みで自殺した中学生の肉体に憑依して,魂の再生と家族や友人関係の再構築を図るストーリーである.援交や不倫など当時の世相を取り入れ,軽快なタッチの文章で描かれている.児童文学者として世に出た作家らしく,思春期の少年,少女へのシンパシーが感じられる優しい仕上がりである.しかし少年少女を無垢の存在として描くのではなく打算や刹那性に満ちた不安定で矛盾だらけの存在として冷徹に観察している点も見逃せない.子殺し,親殺し,兄弟間の殺人など,家族関係の破綻も深刻である.家庭内は愛情と憎悪が膜一枚を隔てて対峙する危うい世界でもある.解消できない不安や葛藤を抱えた状態で,家族とどう折り合いをつけ大人として成長していくのか?この小説が問いかけるもうひとつの重いテーマでもある.
 巧みな物語の展開や構成は秀逸で,評判に違わない作品であった.絵都文学のマイルストーンとも評価されよう.カラフルという表題は,死後の世界からの蘇りのガイド役を務めるプラプラの瞳孔の色調変化に象徴されているようにも思える.輪廻転生できる機会が与えられ,人生をリセットできるならどの時点からリスタートするのが理想的であろうか?
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.278
(5pt)

王道のメッセージを魅力的に伝えている作品。

人生はやり直しがきかない。でも、見方を変えることで全然違う世界になる。
そんなピュアであり、王道ともいえるメッセージを、とても豊かな表現力で描いている。
最初の何行かで作品の世界に引き込まれてしまうのは、さすが児童文学賞作家というところでしょうか。
中学生にも読みやすいし大人でも退屈しない物語です。
とはいえ、見方を変える事なんて、生まれ変わる位のきっかけがないとなかなかできることじゃない。
相手を受け止めることの大切さを、読んだ若者に感じてもらえれば良いなぁと思いました。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.277
(3pt)

メッセージ性は素晴しいが、ライノベ?

世界はカラフルな素敵な場所なのに、灰色に見えるのは本人の心の持ちようが悪いというメッセージ性は素晴しいのだが、厨房が主人公で、ライノベティストがおっさんにはキツイ。何の特技も無くて悩んでいる平凡な中学生に読ませるのなら有効だが、直木賞作家でも読むかと読んだおっさんは違和感感じるだろうな。ここ数年の直木賞作家ってライノベ寄りの女性作家が多いのは何故だろう?いつから直木賞はライノベの賞になっ、うわ、やめろ何する、くぁwせdrftgyふじこlp!
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.276
(4pt)

それでもやっぱり、人というのはいとおしい

結構シビアで、ずしっと心に圧し掛かっちゃうような複雑な人間模様を
「ぼく」という、人間らしい主観的でせまい視点から描いた話。
そこにファンタジーという大きな要素が混ざり、
どこか可愛らしくも少し泥臭い人間関係を中心に、物語が進んでいきます。
このファンタジーがなかなか良い土台を作り、人間の辛い心情描写に潰されず、
どこかさわやかな気持ちで読み切れる作品です。
号泣、とまでいかずとも、じわり涙がにじむ、いい話でした。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.275
(4pt)

中高生におすすめ

人生の意義を問うている。
「人生は1度しかない、やり直しはきかない」と伝えている。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.274
(4pt)

歩き出す前の、第一歩

人生何でつまづくのかわからない。
主人公の真は、親の不倫現場、片思いの女の子の援助交際現場を見て人生を歩き出せなくなってしまった少年である。彼はなんとも人間らしく、頼りないやつなのだが、またそれが肩入れしたくなる要因でもある。
人は歩き続ける存在である。しかしどうしても、歩けないときがある。
歩いているときに歩けない自分を想像することはない。だから歩けない自分を見て愕然する。どうしてこうなってしまったのか、わからない。
私はそんなときにこの本と出合いました。
「魂のホームステイだ」そう思って少し気楽に人生を生きるということ、
人生は色で満ち、カラフルなんだということを面白く、やさしく教えてくれる本です。
今の自分に不安なひと、歩き出す前の踏み出しの一歩にふんぎりがつかないひとに、オススメします。

森絵都さんの書く会話はとてもポップ、そして人間に忠実です。私はそこがとても好きです。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.273
(4pt)

さりげなく大切なことを伝えてくれる一冊

──なんというか、そんなに「大感動! すごくお勧め!!」というのでもないが、「わりと、悪くなかったな……」と、つぶやくような感じで勧めたい一冊。

直木賞作家だけあって、文章は読み易い。
登場人物たちも、意外と奥行きがあって、それぞれの人物像がきちんと描かれている。
分かりやすい、素朴な物語ではあるのだが、テーマとしては、けっこう大切なことを訴えようとしている。
自殺未遂や援助交際など、重いはずの題材も含まれながら、総じてユーモラスな文体で、あくまでもカラリと、サラリと綴られている。
するすると読めるのだが、決して軽さに墮してはいない。
悪くない、と思う。

時々、「で、それが何?」と突っ込みたくなる小説に出会うことがある。
自分の心の中の、小さな小さな葛藤を、ああでもない、こうでもない、と、さも深刻そうに、一生懸命に一編の小説に仕立て上げたような、眉間に縦皺を寄せて作家ぶっているような、作品。
そういうものに出会うたび、日本の文学は、ここまで行き場を失っているのだろうか、と、暗澹とした気持ちにさせられる。

その一方で、決して大上段に振りかざすことなく、気軽な文体で、さりげなく、大切なことを伝えようとする小説もある。
そう、この『カラフル』のように。
大感動ではなく、「悪くない」というレベル、と書いたが、実のところ、私にしてみると、「悪くない」は、けっこうなほめ言葉でもある。
電車の中など、ちょっとした時間に、たぶん1〜2時間程度でサラッと読めてしまうと思う。
そんなに力まずに、お勧めするともなく、さりげなく勧めてみたい。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.272
(4pt)

いい話

大きな罪を犯し死んだ少年の魂は、
輪廻の輪から外れ消滅するはずだったが、神様が行った抽選に当たった。

そして天使のガイドを受けながら、死にかけている少年の身体を借りて
もう一度期限付きで人生を再挑戦するという話。

ファンタジーだけど話に入り込みやすく、
思春期の少年の繊細な感情を描いていたのがとても良かった。

最後の“しぶとく生きろ”って言葉がなんだか心に残りました。

読んだあと前向きな気持ちになれる作品です。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.271
(5pt)

カラフルの意味は?

死んで魂だけとなった僕。大罪を犯して死んだ僕の魂は、輪廻の輪にははいれず、消滅させられる規則。ところが、天使から、「幸運にも抽選であたった!」という理由で、下界でもう一度生き直すチャンスが与えられる。前世の記憶を一切消された僕は、真という中三の少年の体を借りて、下界で暮らすこととなる。
 家族は、ごくありふれた平凡な4人家族。明るく世話好きの母。善人を絵にかいたような父。無口な兄。ところが、実際生活してみると、学校ではいじめられ、明るく世話好きに見えた母親は、不倫をしているし、父親は、実は自己中。兄は真のコンプレックスをからかってばかりの嫌味な奴。内実はとんでもない奴らの集合体だった。さらに、学校で思いをよせるひろかは、中年オヤジと援助交際。
 もともと、生きることを投げている魂の真。しかも、与えられた命の修行期間は1年間。他人だからこそ擬似家族はじめ、回りにいる友人らの抱える矛盾に我慢がならず、するどく指摘。
 ところが、意外にも、そのときもたらされた相手の反応は、それまでの自分の、一方的・表層的な見方(つまり、白か黒かというような二者択一的思考)を覆すものであった。
 次第に、人間は、もっと複雑で、白、黒簡単に判断できるものではなく、見方によって、また、受けて側の成長によって、いろんな色にみえる(つまりカラフルになっていく)ということに気づいていく。
 重いテーマを扱っていますが、作者のファンタジックな構成と筆力で、あっという間に読め、読後はさわやか。森絵都作品ははじめてでしたが、是非他の作品も読んでみたくなりました。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.270
(4pt)

人生の見方

「自分の人生というのは、見方ひとつで変わってしまう」、
ということを教えられた。

自分が絶望に襲われて、人生を投げ出したくなったとしても、
考え方を変えれば乗り切れるのではないか、と思うようになった。

自分を含めて、悲観的な考えに陥りやすい人におすすめの
爽やかな一冊。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.269
(5pt)

こういう事。

そうだ、これだ。自分で自分の枠を作ってはみ出さないようにしたり、作ってしまった枠から出ようともがいたり、周りに勝手に枠に入れられたり、馬鹿にされたり、美化されたり。人間生活の全てが凝縮されたような描写に終始共感しまくりでした。だけど「自分の人生を他人ごとだと思えばいい」「期間限定だと思えばいい」みたいなまとめには共感できません。そんな人、いやだ。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X
No.268
(4pt)

美味しいご飯に愛情がこもってないわけがない

自殺という視座から生命や人生を考える。
高校受験を間近にした14歳の少年を生き返らせ、生き直させる魂の修行。
軽快な文体で、いかにも普通に語られるので、設定の奇抜さを途中から忘れていた。
もしかしたら、大人には少し物足りないほど、あまりにも普通の少年らしかった。
平凡でいいじゃん。悪いことは続かないんだよ、というメッセージが、健全でいい。
死について考えてしまう10代に勧めたい。
カラフル Amazon書評・レビュー: カラフルより
406217362X