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盗作・高校殺人事件
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盗作・高校殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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十代向け推理小説である。気になっていたのだが、なんとなく手が出なかった。 創元から新装版が出たので気軽に読めるようになった。 40年近く前の風俗が出てくるので、今となってはまるで時代小説だ。 冴えない少年とスーパー少女というコンビも、何やら懐かしい。レトロな青春譚は悪くはない。 トリックや事件の真相にも意外性があって楽しめた。 惜しいかな無駄に複雑な構成のおかげで、物語に没入できない。 本作自体が駆け出し作家による創作という趣向なのだ。私は「入れ子構造」や「メタフィクション」が嫌いだ。 そういうのは正統な話づくりができない作家の反則技だと思う。 外枠を無視すれば、ライトミステリの佳作として評価できる。 | ||||
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ポテト・スーパー・シリーズの第2弾。願わくば、最初の3作は順番に読んで欲しい。 1976年に出たものの復刊。 本書は、帯に「作者は被害者です。犯人です。探偵です」と謳われているとおりの作品である。こんな困難な設定をどうやって成立させるか。そこにすべてがかかっている。 読み終わって、なるほど、と思う。良くできている。 しかし、感心するほどではない。なにより、犯罪そのものに関わるトリック、ストーリーのお粗末さにあきれてしまう。 しかし、本書の優れているのは、70年代の高校生の抱えていた数々の問題が、悲哀を込めて描かれている点だ。読後感は悲しい。 そういう意味では、読んで欲しい一冊。 | ||||
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