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盗作・高校殺人事件



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盗作・高校殺人事件の評価: 4.00/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

外枠は要らないのでは

十代向け推理小説である。気になっていたのだが、なんとなく手が出なかった。
創元から新装版が出たので気軽に読めるようになった。
40年近く前の風俗が出てくるので、今となってはまるで時代小説だ。
冴えない少年とスーパー少女というコンビも、何やら懐かしい。レトロな青春譚は悪くはない。
トリックや事件の真相にも意外性があって楽しめた。

惜しいかな無駄に複雑な構成のおかげで、物語に没入できない。
本作自体が駆け出し作家による創作という趣向なのだ。私は「入れ子構造」や「メタフィクション」が嫌いだ。
そういうのは正統な話づくりができない作家の反則技だと思う。
外枠を無視すれば、ライトミステリの佳作として評価できる。
盗作・高校殺人事件 (ソノラマ文庫 29-F)Amazon書評・レビュー:盗作・高校殺人事件 (ソノラマ文庫 29-F)より
425776046X
No.1:
(3pt)

作者は誰?

ポテト・スーパー・シリーズの第2弾。願わくば、最初の3作は順番に読んで欲しい。
 1976年に出たものの復刊。
 本書は、帯に「作者は被害者です。犯人です。探偵です」と謳われているとおりの作品である。こんな困難な設定をどうやって成立させるか。そこにすべてがかかっている。
 読み終わって、なるほど、と思う。良くできている。
 しかし、感心するほどではない。なにより、犯罪そのものに関わるトリック、ストーリーのお粗末さにあきれてしまう。
 しかし、本書の優れているのは、70年代の高校生の抱えていた数々の問題が、悲哀を込めて描かれている点だ。読後感は悲しい。
 そういう意味では、読んで欲しい一冊。
盗作・高校殺人事件 (ソノラマ文庫 29-F)Amazon書評・レビュー:盗作・高校殺人事件 (ソノラマ文庫 29-F)より
425776046X

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