■スポンサードリンク
神様のいない日本シリーズ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
神様のいない日本シリーズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
野球好きなので、芥川賞を受賞した作家が書いた「日本シリーズ」という言葉の入った小説とはどんなものかと読んでみた。帯には「最高傑作」とあるし。 もちろん、あのすっとぼけ顔の著者なので、胸躍るような野球小説を期待していたわけではないが、変化球すぎるというか、このようなタイトルがふさわしい小説だとは思わない。 祖父と父と息子、三代をつなぐストーリーが最初から最後まで、父の口から小学生の息子に話しかける形で語られる。息子は自分の部屋に閉じこもり、父はそのドアの前で延々と語り続ける。 ストーリーの核になっているのは、祖父による豚殺し、3連敗4連勝でライオンズが優勝した2回の日本シリーズ、中学時代に父が文化祭で演じることになった「ゴドーを待ちながら」の3つ。父はそれら3つをからめて息子に話しかけるなかで自らのアイデンティティを探っていく。うーん、違うかな。「喜怒哀楽が乏しく理不尽な世界」が描かれているという表現は妥当だろう。そういう作品です。僕にはしっくりこなかったけど。 この文庫本のカバーの絵がいい。その無表情に佇む人物は、息子の部屋のドアに向かって語りかける父のようでもあり、部屋の中でそれに背を向けている息子のようでもあり、また家族に背を向けて家を出て行く若かりし日の祖父のようでもある。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
オヤジが語りかける子どもは小学4年生だから、オヤジの言っていることはわからない。オヤジもグチグチといなくなった自分のオヤジのことをあれやこれやしてるがそんなにショックなことか?オヤジもいい歳だろう。ところで。連れはこんなオヤジのどこに惹かれるんだろう。言い過ぎかもしれないけど、みんな人間を知らないんじゃないか?なんかリアリティを感じないんだよなあ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!