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(短編集)
タイムマシンのつくり方
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【この小説が収録されている参考書籍】
タイムマシンのつくり方の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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付録として収録されている「『時の門』を開く」が目当てで読みました。ハインラインの『時の門』の綿密な(というかマニアックな)分析がされていますが、その発見?はやはりマニアックな(そこ、こだわる?)ものでした。タイムマシンに乗って自分が自分に会いに行くと、話がとたんにややこしくなります。この短編集の広瀬正の作品にもその趣向のものがいくつか出てきます(『発作』、『タイム・セッション』、『タイムマシンはつきるとも』、『タイムメール』)。自分が過去の自分に会ったことが原因で、過去の自分は過去の自分に会いに行く、という無限ループが始まるわけですが、では最初に始めたのは「どの自分」なのか? と頭がくらくらしてくるのです。 | ||||
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25編の短編集だった。 気に入ったのは、「化石の町」「計画」「異聞風来山人」「あるスキャンダル」 「UMAKUITTARAONAGUSAMI」「タイム・セッション」「タイムメール」かな。 | ||||
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本書に掲載されている「もの」は彼の傑作でもあり 、またこういった要素は彼の作品のあらゆるものに 共通するところで筆者のセンスが見事なまでに露出 している。しかしその特異性があだとなって彼の才能 がタイムマシン物ショートショートに傾倒していくことに なってしまう。あの星新一が明快なショートショート 量産型としたら彼はSFマニアにだけしか愛されない アイデア倒れの代物となる。 時間テーマをメインにした彼の作品はあまり報われる ことはなかったが、本書には短命で終わった筆者の 総決算というか人生そのものであり執念すら感じさせられる。 | ||||
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2つ目のこの短編がとても印象深くて好きになり、作者の本を全冊集めました。親殺しのパラドックスという、時間ものの一大テーマが題材です。最後を読んだとき、思わず手を打ってしまいました。 | ||||
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広瀬氏のマイナスゼロでブレイクする前の不遇時代に大量に書かれた短編やショートショートを一堂に集めた短編集だ。 時間SFネタがかなり多くなっており、その独特の発想力に裏打ちされた奇妙な読後感はまさにセンスオブワンダーだ。 なぜ、この短編作家時期に殆ど評価されなかったのか不思議なくらい、今読んでも面白い作品が揃っている。 | ||||
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何十年も昔のこと。たまたま聴いていたラジオから、ある短編小説の朗読が流れて来ました。見知らぬ街に迷い込んだ男が、そこで体験するたいそう奇妙な出来事。私の心を捉えたその小説は、作者も題名もわからないまま、一編の映画のように、ずっと心に残っていて、いつか作者(題名)が知りたいと思っていました。最近になって広瀬正の「化石の街」だと判明し、すぐに取り寄せたのがこの本。話は、すっかり自分の中で映像化していて、それを追体験するような感覚で読みました。「化石の街」以外にも、多くの短編小説が収録されています。タイトルからも想像できますが、「時間」に関する話が多いです。早世されたのが惜しいですが、このような作家さんの存在を知れて良かった。 (購入したのは、1973年発行のハードカバーですが、こちらにも同じレビューを投稿しておきます) | ||||
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何十年も昔のこと。たまたま聴いていたラジオから、ある短編小説の朗読が流れて来ました。見知らぬ街に迷い込んだ男が、そこで体験するたいそう奇妙な出来事。私の心を捉えたその小説は、作者も題名もわからないまま、一編の映画のように、ずっと心に残っていて、いつか作者(題名)が知りたいと思っていました。最近になって広瀬正の「化石の街」だと判明し、すぐに取り寄せたのがこの本。話は、すっかり自分の中で映像化していて、それを追体験するような感覚で読みました。「化石の街」以外にも、多くの短編小説が収録されています。タイトルからも想像できますが、「時間」に関する話が多いです。早世されたのが惜しいですが、このような作家さんの存在を知れて良かった。 | ||||
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広瀬正の短編集です。 ”マイナス・ゼロ”、”エロス” のようなノスタルジックな雰囲気はないかもしれませんが、 気軽に最初から最後まで楽しく読めると思います。 | ||||
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人に薦められ、先入観なく読み始めたら 時代を感じる表現が目に付いた どうやらこれが書かれたのは50年近く前らしい! 著者が亡くなったのが1972年だという・・ そういう時代性を差し引けば 今でも十分に楽しめるSF短編集だ。 著者はすごい想像力の持ち主だったのだろう 『時の門』を開く、というのが付録で最後についているが それなど全くついていけないくらいの複雑さで 著者の頭の良さを窺わせる 我こそはと思う片は是非チャレンジを! | ||||
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これは、広瀬正氏本人が編纂したものではなく、同氏の死後、関係者が単行本化されていない同氏の作品を纏めたものです。 そのため、タイトルは「タイムマシンのつくり方」となっていますが、タイムマシンとは無関係な作品も多く含まれています。 そこで、他の広瀬作品で感動した方が、この本を読むと、肩すかしを食ったように思えてしまうかもしれません。 しかし、私のように、広瀬作品にすっかり惚れ込んでしまうと、広瀬作品を理解するために、この本は欠かせません。 広瀬氏がいかに不遇な時代を送ったか、そのときの葛藤と苦難の作品がわかります。 「『時の門』を開く」は、小松左京氏の推薦で掲載されたとありますが、たしかに立派な作品の一つです。 また、短編ではなく、長編化して欲しかった作品も含まれています(個人的には、タイム・セッションと鷹の子が好きです。) 星は万人向けではない、という意味で4つですが、広瀬正ワールドを堪能したい方には必読です。 | ||||
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本作品は、短編、ショートショート等23編収録されています。ほとんどの話がこれでもかこれでもかとばかりにタイムトラベルがテーマなのでタイムマシン好きにはたまらないとおもいます。おまけにあのハインラインの「時の門」の評論まで収録されています。 | ||||
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