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上野池之端 鱗や繁盛記



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【この小説が収録されている参考書籍】
上野池之端 鱗や繁盛記
上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)

上野池之端 鱗や繁盛記の評価: 4.06/5点 レビュー 18件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.06pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(5pt)

とっても素敵な繁盛紀です

心持ち一つで空気が変わる。
流れに曇りがなければ清流になる。
読む程に優しい気持ちになる、そんな読了感です。
上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)より
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No.12:
(4pt)

繁盛記というより料理屋秘話

寂れかけた料理屋鱗やに奉公に出たお末だが先輩女中からの苛め、客からの叱責に耐えながら懸命に働く。
大店の女将の修行をうけ徐々に馴染んでいく。
店も活気好付き客足も伸び繁盛を極めて行く中、この店の過去の忌まわしい出来事に翻弄されていく。
登場する料理の内容よりも鱗やの過去の火事、不審死などが浮かび上がるにつれ事態は急変していく様が中心になっていく。
再生鱗やの運命を知るためにも続編なりを期待したかった。
一般文学通算2716作品目の感想。2023/01/29 09:35
上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)より
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No.11:
(5pt)

主人公の頑張りに救われる

最初はうら若い女の子が奉公先でいびられて嫌な気持ちになって読むのをやめようかと思いましたが、最後まで読んでよかった。
余韻の残るラストは、これからの行先を希望をもって想像できるような一文でした。
全てのしがらみが解けたんだよ、と言わんばかりの八年桜。
八十八朗という名にも、なにか掛かっているのでしょうか。
主人公のお末の奮闘と若旦那の冷静さでどんどん鱗やが良くなっていく様も、それと同時に感じる不安も、すごく入り込めました。
脇を固める登場人物も非常によかったです。
さらりと読める作品でした。
上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)より
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No.10:
(4pt)

個人的にお勧めします

江戸風情を感じながら楽しく読めます
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No.9:
(5pt)

こういう本が読みたかった!

傾いたお店を盛り上げていくという大本の筋に、若旦那やそれぞれの登場人物の描写とその背景が加わり、とても引き込まれました。
「まるまるの毬」が面白かったと思う人には是非読んでほしい1冊です。
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No.8:
(4pt)

次回作が出るのか?

次回作は無い気はしますがその後の展開も読んでみたいです
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No.7:
(5pt)

リピート

以前に読んだことを忘れて新たに買ってしまいました(^^;
2度目でしたが、早く続きが読みたくなる、気持ちがほっこりするいいお話です。
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No.6:
(5pt)

救済を必要とするものとは誰か?救済するのはだれか?

ネタバレなりますので,内容は記載しません.ほかの方のレビューで、小説の雰囲気は伝わることでしょうから。本書文庫版の「解説」は,国文学者で文芸評論家の島内景二教授です.源氏物語など中古文学(古本ではなくて、平安時代の文学のことです、もちろん)の専門家ですが,主人公のなまえ「すえ(末→須江)」にひそむ文学的出自や,竹取物語,因幡の白うさぎのモチーフとの関係など解説されて,目からウロコです.すぐれた文学作品は、必ずそれに先立つ文学的背景や伝統を踏まえていることが理解できるでしょう。本歌取りとか歌枕は有名ですが、民族の大切な文学的モチーフとか歴史的人物がありますよね。さらに解説文中で太宰治と三島由紀夫の作品のとらえかたまで話が広がり,小説と詩のちがいとはなにか(島内先生によると本書「鱗や繁盛記」は,完結した小説ではなく余韻を深く残し読者の想像力の世界に展開する抒情詩である,との立場でしょうか),救済を必要とするもの,救済をもたらすものはなにか,という論旨は,たかが人情時代小説と思って軽く読み始めたわたしを打ち砕いたのです.この解説だけでも,まちがいなく,一読の値打ちがあります.この解説はネタバレにならないよう工夫されていますから、これだけ立ち読みも、ありです。そして,島内先生と全く同意見ですが,小説としての本書,救済の物語としての「鱗や繁盛記」は,まったく道半ばです.「余韻を残している」だけではすまされない,ひとつの文学的な課題が提出されています。.現代の小説読者である私達のために,ぜひぜひ,続編が必要なのです。以上,本書を読んでいない方にはおそらく意味不明のレビューで申し訳ないです.過酷な運命のなかで,人間が成長し傷つき手を差し伸べあいすれ違いむすばれる,大きな救済を予感させる,味わい深い時代小説です.読み方によりこうも違うのか,予想外の読後感を与えてくれること間違いなしです.
上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)より
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No.5:
(5pt)

西條奈加さんのファン

西條奈加さんの本を図書館で偶然見つけて読んでからの急激なファンの一人です。
この本もすごく面白かったのに、星1つとか2つとかにしてる人の気がしれない、と思ってレビュー書いてます。
単なる料理茶屋の話ではなく、ちょっと深い?話が主で(詳しく書けないところが難しい)、西條奈加さんが書かれてる本は全て優しさみたいなのがあって、この本もそんな感じでハッピーエンドになってます。
読後感が良く、次々と西條さんの本読んでますが、今のところ全て面白くてオススメです。
ほぼ、感動して泣ける話です。
出てくる登場人物も素敵で。

どうオススメしたらいいのかわからず文章下手ですが、面白く感じない人もいるみたいなのが悔しくて、星5つでレビュー書かせてもらいました。
上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)より
4101357765
No.4:
(4pt)

テレビドラマ化を期待

6つの章からなる話で、各章が概ね完結型のストーリーになっている。全体を通じて大きなサスペンス物にもなっており、最後までワクワクして読める。ホロっとする話もあり、スリリングな場面もあり、楽しい。
料理茶屋の話なので、料理に関する記述が多く出てくるが、それほど美味そうに感じなかったのは残念。映像化(テレビドラマ化)した方が、もっと魅力が出るように思う。
上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)より
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No.3:
(5pt)

好きな作家さんが見つかった!!

宇江佐真理さんの新作が読めなくなって寂しかったのですが、
何気にアマゾンさんでこの作品を見つけて読んでみました。
いろいろな賞を取られているだけあって文章はとてもしっかりしていて、
内容も登場人物もよく吟味されていて、次は次はと夢中になって読み終えました。
宮部みゆきさんまでも複雑でなく、宇江佐真理さんのような市井のにおいプンプンでもなく
その中間のような作家さんでとても気に入りました。
続編を期待しております。
* ちなみに「新潮文庫」さんは今でも非常に良い紙を使用されていますね。
以前、山本周五郎の作品を読んでいた時は、気がつかなかったのですが、
最近、H社の新書サイズのロマンス本を読んでいると特にそう感じます。
本についている「紐しおり」も便利ですね。
歴史ある出版社さんの心意気を頼もしく思います。
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No.2:
(5pt)

八年桜

十三のお末は江戸の料理屋『鱗や』に奉公していた従姉のお軽が良縁に恵まれ辞める為そのあとにと伯父に熱心に勧められ、信州の片田舎から頼る人とてない江戸へ。出て来てみれば・・・。お軽は店のお金を持ち出し駆け落ちし、『鱗や』は番付に載るような料理屋とは程遠い連れ込み宿同然の店だった!旦那や女将・若女将、使用人までもがどこか投げやりで料理も即席料理という有様だった。帰るに帰れず慣れない仕事に涙しながらもお客様の為にと働いていた寒い日、代わり映えのしない冷たい即席料理にお客から「熱々の蛤鍋を」と乞われ、うっかり左手を鍋で火傷してしまった。若旦那に火傷の手当てをしてもらううち『鱗や』をどんな店にしたいかと聞かれ二人で相談しあうことに。明るい光を見た思いのお末にお客の煙草入れを盗んだとの嫌疑がかかるも若旦那に助けてもらい疑いが晴れる。これを機に若旦那の改革が始まりお末達も行儀見習いに出されたりと忙しい日々を過ごすことに。日々『鱗や』が変わっていくのに喜びを覚えていたら、どうも『鱗や』には秘密が。幽霊騒ぎまで起きて先代の死にも疑惑が。真相を探っていくと、どうにも若旦那の出自に不審な思いが沸き上がる。八年桜の花見の宴の折、若旦那が・・・。
上野池之端 鱗や繁盛記Amazon書評・レビュー:上野池之端 鱗や繁盛記より
4103003162
No.1:
(5pt)

久しぶりに‥

久しぶりに面白い!なんて思いながら一気に読んでしまいました。
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4103003162

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