オススメ?ダメダメ? 推理小説(ミステリ)について読書管理や感想を書いていく書評サイトです。 はじめての方はこちらからどうぞ。 サイトの要望はこちらからどうぞ。
2026年度雑誌ランキング
会員機能
その他
テスト稼働中自由に遊んでみてください!
【奥泉光】
【この小説が収録されている参考書籍】
【この小説が載っている参考書籍】
雪の階の評価:
4.24/5点 レビュー 25件。 B ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点4.24pt
絞込み:
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
楽しめたが・・・ 変です
作品全体が中途半端と矛盾と軽薄に満ちている散漫な凡作
”つかまって”ってなに?
手紙を読んだ木島が、惟佐子がわざと拙い表現をしていると思った、つまりブリッ子していると感じた、というのだが・・・
同じ華族階級で10歳も年上の男に対して可愛くみせる必要など無いと思われるし、描写されている主人公の性格を考えると”つかまって”という奇妙な表現など絶対しないと思う
変だなと思ったことがもう一つある
惟佐子の兄を紅玉院の清漣尼と引き合わせたのは誰か?
重要なことだと思うが、これがどこにも書かれていない
一度読み終えてなぜかモヤモヤが残り、後半だけを二度読んでこのことに気がつき
確かめるために三度読んだ
惟秀が伯父の白雉とヨーロッパで会った際に惟秀の双子の妹である清漣尼のことを聞いたのか?
そうだとすると、父親の笹宮伯爵も双子で生まれた娘(惟佐子の姉)の存在を知らなかったのに、なぜ伯父は知っていたのか?
清漣尼をこっそり隠した笹宮伯爵の母親藤乃は、白雉の妹(惟秀、惟佐子の母)の姑であり、白雉は藤野が完璧に隠した惟秀の(双子の)妹の存在を知る立場にないと思われるのに、どのようにして伯父は清漣尼の存在と居場所を知ったのか?
清漣尼は伯父の白雉を知っているのだから、伯父が清漣尼の存在を探り出したのだろうが
これに関する記述が全く無い
それとも友人で部下の槇岡によって清漣尼と引き合わされたのか?
惟佐子が受け取った槇岡の手紙には、子供の頃から紅玉院へ出かけていた、と書かれていたから、それが真実だと
仮定すると(槇岡の手紙には後に明らかになる虚偽が書かれていた)槇岡の仲介だったことになるが・・・
伯父の白雉と槇岡とルートは二つあったことも考えられるが、全く記述がないのはどうしてか?
惟佐子が2.26事件に巻き込まれ自身も家族も破滅するのを回避した方法は、これしかない!というもので
秀逸だが、重要な記述がスッポリ抜けてしまって何とも気抜けした
☆2つにしようかとも思ったが睡眠薬で惟秀を眠らせたアイディアに敬意を表して☆3つにした