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バガージマヌパナス わが島のはなし
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バガージマヌパナス わが島のはなしの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 21~30 2/2ページ
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なんだろう、登場人物の性格が好きじゃなかったからか、あんまり入り込めなかった。それでも生きている家族や友人に忘れられてしまうと魂が消滅するという表現には共感できた。 | ||||
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レビューでとても評判が良いし、沖縄が好きなので、買ってみました。 でも、ちょっぴり期待はずれ・・・。 うまく説明できないのですが、物語の設定が中途半端で、にせものっぽいストーリーに感じてしまいました。 | ||||
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それなりに面白いが、女率が高くて、 魅力的な男が出てこないのがいまいち。 作者はファンタジーというより、 バイオレンス美少女を描きたかっただけではないか? 殺人と誘拐以外はなんでもやる不良少女の物語。 都会に出て行かないのは個性的だが、 沖縄の小さな島の牧歌的ズベ公って、 なんか違和感感じる。 喧嘩も強いが、空手でも習っていたという描写が欲しかった。 学校サボって食っちゃねしてるのに、 ブクブクと醜く太らないで美少女のままなのは不自然。 沖縄弁の民謡がダラダラ続く箇所はページ稼ぎみたいで、 ワジワジーさぁー! 女率が低いのがあったら他のも読みます。 | ||||
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初めはわがままな綾乃の存在がうっとおしく「読み通せるかな」と思いましたが、 最後の方でオージャーガンマーが「子どもを生まなかった自分は年をとっても子どもだ。年をとった子どもなんてきもちわるいよねぇ」と自分の人生を振り返るセリフにぐっときました。 | ||||
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読んだ後、亡くなった身内のことをいっぱいいっぱい思い出しました。楽しく笑えるお話、そして先祖に感謝する気持ち、故人を想う気持ちの大切さをリマインドさせてくれるステキな小説です。 | ||||
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おばぁがイイ味出してる沖縄の話、というと「ちゅらさん」を挙げられる方が多いでしょう。でも私が断然オススメしたいのはこの本!「ちゅらさん」で描かれる沖縄には正直戸惑いしか覚えなかった(「本土からみた沖縄像」のお勉強にはなりました)私ですが、この本は素直に楽しめました。 潮の香をはらむ湿った風の渡る島、独特の年中行事を営々と続ける地方共同体の、ともすると窮屈な暮らし。廃止の声が上がるも立ち消え、いい悪いは別として未だ厳然と残る民間信仰(ユタ)。復帰後進んだ開発により海は遠いものとなり、宅地化が進んだ私の家の近くのさとうきび畑はすっかり消えてしまいました。しかし変わらないものもあります。お盆ともなれば、室内には仏壇に捧げられた果物のとろんと甘い香りと、お線香の混じった濃密な香りが満ち満ちます。そして遠くから響くエイサー太鼓。あちらの世界と対話をする人々を特段奇異に見る事もありません。事例によっては、家裁でユタの言葉が交渉カードになることも。 この本は、ファンタジーと銘打っていますが、ちょっと前の沖縄か、また今もどこかにあるかもしれない沖縄の生活の匂いがします。 沖縄はどんなところだろう?と興味をお持ちの方、ガイドブックと共にこの本をオススメします。……おばぁがサンシン弾いてる場面は、期せず涙がこみ上げました。Okinawa'CDをBGMにご一読下さい。 | ||||
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この本はガジュマルの木の下で 自由奔放な綾乃と強烈な個性を放つ老婆オージャーガンマー いつものユンタク(おしゃべり)からはじる 沖縄の方言、風土、風俗が二人を中心とした物語の隅々にちりばめられているので自然と頭の中にはいって溶け込んでくる 物語が良かったことはもちろん私は学術書とは違う小説という形で沖縄の雰囲気が生き生きと伝わってきた事が何よりだった 沖縄は信仰や風俗の観点から研究対象にされている事が多いが、 それらとは違う何かがここにはつむぎだされていた 特に物語にはユタ(巫女)という沖縄独特の信仰が描かれている。 ただ神秘的だとか、学術的に貴重だとかいうのではなく そこではどのように民衆の中にユタが関わっているかということ、 また、ユタになる側はどんな気持ちかなんてことにも想像が膨らませる事もできる。 作者の描写力ある表現で頭の中は爽やかな潮風、暗闇や満天の星でいっぱいになりながら一気に読んでしまった一冊です | ||||
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普段はぼけーっとしているけど、やるときゃやるさぁ!の自由奔放な マイペース女・綾乃と、天真爛漫、純真無垢の女・オージャーガンマー。 ふたりの周りでわらわらと巻き起こる騒動、珍事の数々や、沖縄の島の方言を 盛り込んだ会話に、どひゃー、ぐわぁーと叫びながら、くつろいだ気分に 浸っていました。 物語に吹いている風、行間から聞こえてくる三線(サンシン)の音。 のんびりしたおおらかな気分が漲っていて、気持ちよかったな~~。 琉球民謡の「テーゲー テーゲー テーゲーヤッサ」(楽に生きましょうね、 楽にね)の歌詞が、すごく気に入りました。 「風の吹くまま、気のむくままに 生きて 生きてみたいのさ」 | ||||
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ある放蕩者が悩んだ末に自分の進む道を選 ぶ、という描写は就職活動を控えていた自分 に励みになった。 何より心打たれたのは、ユタとして働くよ うになっても、綾乃が島人(シマンチュ)とし ての気概を忘れなかったことだ。大和人(ヤ マトンチュ; 本土に住む人たち)が必死にな って働く姿を冷めた目で見つめ、報酬は食べ て飲んでいくだけの額を除いて、助手で親友 のオージャガンマー(オージャ家の次女の意) に与えてしまう。 綾乃のこうした信念と行動に、人間の本当 の幸せって何なんだろう?と考えさせられた。 | ||||
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主人公「綾乃」とオージャーガンマーの絶妙なコンビが最高によろしい。物語を読み進めていくほどに、どんどんこの島の風景、空気、綾乃、オージャーガンマー、が目の前に浮かんできました。でも一番笑えたのは、綾乃がユタになる、ならないと神様とやりあってるときかな。 | ||||
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