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月光
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月光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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あらすじからミステリーと思い、読んで見たら肩透かし。 主人公とヒロインの会話やキャラの立った登場人物は面白いのですが、 読み終えた後にモヤモヤが残ります。 西洋では「月の光を浴びると気が狂う」といわれるようですが、 ヒロインの魅力に捕らわれた主人公の最後のセリフ 「―この世の中で月森洋子を疑って良いのは僕だけだからだ」 に狂気を見ました。 | ||||
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なんとも消化しきれない気持ちの悪さ、気味悪さが残った。 両親を殺したかもしれないヒロイン、それを承知で引かれる語り手の主人公もまた、サイコパスの一面を秘めている。 殺したか、殺していないかが問題ではない。「殺していても問題ない」。それを承知で引かれ合う主人公たちに、なんともいえない救いのなさと気持ちの悪さを覚える。 つまり、親を殺して平気であることが賛美され、粋だと称される風気を是とした作品だ。 フィクションとはいえそういう不道徳を題材にしなければ若者向けの小説は生き残れず、存在を許されないというのか。 | ||||
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あまりに評価が高いので手に取ってみました。 文章を読ませる力はあるようですし、月森の魅力は抜群で、主人公も最初こそ抵抗はあったものの慣れるつれて魅力を感じました。 とはいえ、ミステリー要素があってそれを活かそうとしているのですから、キャラクター小説に収まってしまっては元も子もありません。 時系列の乱れや誤字脱字・可笑しな文章は処女作ということで看過できますが、伏線の有用性が大してなく、また推理や殺人の根拠、そのバックグラウンドも希薄です。そのためか虎南や主人公の台詞や考え方に難がありますし、ストーリーとしても面白みがないように感じられました。推測から憶測へと、読者に伝わらない部分でストーリーが進んでいる部分が後半にやたら多くあるように思えます。だから大したことのない低い位置で推理しているような気がして、説得力に欠けました。 前半のテンポに比べて中盤から動きのない地の文が結構多くなり、あまりに締りが悪い。じりじりだけで終わるのは個人的に構いませんが、だらだらと締りがなく動きもなければ、そのじりじりがやがてイライラに変わってしまうのでは。と、少なくとも私はそう思いました。 月に関する比喩表現が目立ちましたが、この人だったらもっと違った視線で比喩表現できると思います。 他にも作品を出しているようですが、どうやらこの作品と関連性があるようなので完全新作が出たときに手に取ってみます。アイディアや構成面で苦労されそうですが、受賞作に比べて面白さを感じたので今後に期待したいと思います。 皆さんの評価は高いようですが、次の新作に期待を込めて☆3にさせていただきました。 | ||||
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(★の数はオススメ度です。以下は私の個人的な感想を交えたレビューとして書いています) ※ネタバレには注意して書いていますのでその点は安心してください。先入観ゼロで読みたいというかたには閲覧しないことをお勧めします。 当然ですが、あらすじ内容にあるミステリー性が本作品の魅力です。気になったら負け、ということなのかもしれませんが、そこに惹かれて購読しました。 本来ならできる限り下調べ(レビューを吟味)して買うのですが、今回はこの筋書きなだけにネタバレを恐れてほとんどノーチェックで読み始めました。 読み始めていくうちに感じたのですが、“主人公のシニカルさ”が思っていたよりも色濃く、やや違和感を覚えるほどだったのです。 ライトノベルは登場人物の個性が比較的強くて、キャラクター性ありきな特徴がありますからその範疇と考えればまあ気にならない程度かもしれません。 しかし、私個人としては主人公に共感するのに苦労し、なかなか主観的にストーリーを見ることができませんでした。とくに倫理・価値観のギャップが強かったです。 それでもなんとか読み進めていると違和感は薄れ、そこからは純粋に楽しめました。予備知識として、主人公はシニカルでけっこうひねている男子ということを 頭の端に入れておいても損はないかと思います。 あと、良くも悪くも、期待していたよりは大衆向けライクな作風でした。もっと地味で難解な話かと思っていました。 ですが展開は個人的に好きで満足しています。 | ||||
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恋愛を主体としたミステリー小説 前半は恋愛に絡む心理描写が多く、なかなかに秀逸 中盤から後半にかけては、まともなミステリー小説 に近い感覚で引きこまれながら読み進められた。 それだけにラストのガッカリ感は半端ない。 ミステリーとしては稚拙すぎるし矛盾も多い。 恋愛物としても中盤以降シリアス展開が 強すぎて恋愛要素が薄くなった上にオチが 二人の抱いている心情の説得力を台無しにしている。 恋愛を含む心理描写がすばらしく、楽しく読み進められた だけにミステリーとしての完成度の低さが本当に惜しい | ||||
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ボーイミーツガールものとしてみた場合は、月森はGOTHの森野に似ているし、主人公も似ている。 (ただし、こちらの主人公はずっと醒めているし、月森からのアプローチをことあるごとに避けているので、GOTHとはまた違った展開がみられる) では、ミステリーとしては、どうか? 結末がさっぱり分からない。何度読んでも両親を殺したのが誰か分からず、不満が残る。主人公は、謎解きをこなそうと能動的に動くことが、ほとんどない。 (物語の終盤でようやく動き出す) 突然、乱入した刑事が、なぜ、ああも執拗に両親の死の真相を知りたいのかの動機があいまい。 私はミステリーを期待して、買ったので失敗した。ボーイミーツものとして、買うなら既存のボーイミーツものに、飽きた人にはオススメ。 | ||||
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