■スポンサードリンク
ミステリなふたり あなたにお茶と音楽を
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ミステリなふたり あなたにお茶と音楽をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「白い恋人たち」、「小さな喫茶店」、「雨にぬれても」、「バードランドの子守唄」、「夏の日の恋」、「華麗なる賭け」及び「僕の歌は君の歌」の7つの曲名を冠した短編から構成される愛知県警で"氷の女王"の異名を取る女性警部補の景子とその景子が溺愛する年下の主夫で安楽椅子探偵兼イラストレータの新太郎が仲良く事件を解決するという連作ミステリ短編集。だが、TVのホーム・コメディの様な設定の上に、ミステリとしての切れ味が皆無。 「白い恋人たち」は"雪の上の足跡もの"の変形だが、犯人が隠蔽"前"に「***」を振り掛けるとは作者の思考回路は一体どうなっているのか ? 「小さな喫茶店」は密室もの(もどき)だが、温過ぎてバカバカしい限り。「雨にぬれても」は「***」という古典的アイデアを借用しただけで呆れた。「バードランドの子守唄」は九官鳥の習性とLGBT問題の組合せで少し工夫が見られる。「夏の日の恋」は最早ミステリと言うよりは単なる連想ゲーム。「華麗なる賭け」は事件概要の説明だけで何処がミステリなのかサッパリ分らなかった。最終編「僕の歌は君の歌」に至っては本作のPRという情けなさ。また、家でのデレデレ振りとの対比が狙いとは言え、"氷の女王"(クール・ビューティー)な筈の本職としての景子の推理力が皆無な点が本作の魅力を著しく殺いでいる。 どうやら、ミステリのアイデアを練るよりは料理のレシピに熱心な様子。作中で景子も新太郎に薦めていたが、いっそ、料理のレシピ本として発表すべき作品だったと思う。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!