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凍月



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【この小説が収録されている参考書籍】
凍月 (ハヤカワ文庫SF)

凍月の評価: 3.25/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

ちょっと予想と違ったけど

グレッグ・ベアの『女王天使』から『火星転移』までの中に位置づけられる未来史。

”410人分の冷凍死体人間の頭部から、思考を読み取ろうとする月世界の結束集団”というあらすじから、かなりグロテスクな内容を予想。が、その試みを阻止しようとする勢力との政治的な権力闘争が中心に描かれていた。あっと驚くようなアイディアが提示されるわけでなないが、ベアの世界観は気にいっている。クライマックスのイメージの奔流も、なかなか良い。権力闘争の発端についてはなんとなく予想はつくんだけれど、宗教団体というものの成り立ちを皮肉っている印象を受けた。

月の地下で並行しておこなわれる、物質の絶対零度の研究が、どの程度のしろものかが今一ピントこなかったので、おそらく面白さが十分伝わってないんだろう(残念ながら、私の科学的な知識不足ってことね)

思考体などのキーワードが頻出するので、一連の未来史を先に読んでいた方が楽しめると思う。
凍月 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:凍月 (ハヤカワ文庫SF)より
4150112428

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