火星転移
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
火星転移の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
良かった、上巻がいまいちと思ったのが私だけじゃなくて(笑)。 他の方も書かれてますが……上巻は主人公のキャラが好きになれないし、 話も政治関係ばかりで退屈で、これ本当に面白いのか?と思いながら読みましたが、 下巻からは一気に話が動くので最後まで楽しく読むことができました。 うん、特にクライマックス~エピローグが良かったですね。 上巻ではあんなに嫌いだった主人公が、下巻では好きになってました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上下巻、一気に読みました。火星への移民が進んでいる世界での物語。まずはフロンティアである火星の文化の紹介、そして地球のかなり科学魔法のような世界をいろいろと発想豊かに作りこんでいくさまはお見事。どちらかというと現代社会にまだ近い火星人の発想を語り部にして話は進んでいきます。 まずは火星での生活文化も面白いです。空気がない地表に出るために体中に簡易な宇宙服になるモノを塗ります。それが固まって気密性の高い服になる。あるいは家系ごとに集まって生きていく、苛酷な環境がそんな文化を醸成したのだろうなあ、と自然に思えるのです。 地球にいたってはものすごくぶっ飛んでいます。そもそも体型についても自由自在。脳にも普通に「エンハンスメント」を装着?して頭の回転を早くすることが出来たりします。だいたい教育型のウイルスに感染ってなんでしょう?しかも火星人にはそのことへの免疫がないので危ないということも書いてありましたし。。 そして最後のネタはばらしませんが(タイトル読むと見当つくけど)、ある科学技術が発見され、地球とのスッタモンダの末、、、という話。ストーリー展開が最後どんどんスピードアップしてかなりどきどきしました。 センスオブワンダーに浸りたい方、かなりお奨めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻は主人公の成長に絡めた政治的な話が多くて、正直言ってややうんざりした。 下巻でだんだん本領が発揮されて、上巻の伏線も生きてくる。プロットが明かされてからはストーリーはどんどんスケールアップして、ヒートアップする。 下地になる他の作品を読まなくても、単独で十分楽しめる作品。(もとより、読者を選ぶような敷居の高さは好きではない) エピローグは異論はあるが、結末のヒートアップをクールダウンするにはなかなか良い手だとは思う。将来、地球・月・火星がそれぞれ固有の経済圏になったとき、現在の地球の上で起きているような利害関係に基づく紛争はやはり避けられないのだろうか?読後、この作家への興味が湧いてきた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」を意識して書かれたという本書 「ナノテク」「火星」という 90年代のキイ・ワードを駆使して語られる物語りは、「偉大なる母星」からの独立を願う「火星人」キャシーアの波瀾に満ちた生涯を軸に展開する タイトルに様々な非難が加えられたものの、内容の面白さは疑うところがない 表題が内容を暴露しているといえば確かにそうだが、ヒロインがシェイクスピアの台詞を引用するシーンの感動を薄れさせるものではない むしろこのタイトルでなければつまらないと思う SFにおいて発想の奇抜さ、使い方は読む上での大きなポイントとなるが、本書の魅力はそれだけではく、未来の地球の姿(政府や社会のあり方)を描き出している点にある ベアの「凍月」などと共に読む事をお勧めする | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本の訳者がつけたのか、編集者が付けたのか知らないんですけど、日本語のタイトル、ネーミングセンス悪すぎ。。。タイトルで大事な内容を明かすようなコトしちゃって。。。。。(グレッグ・ベア本人もあんまりネーミングセンスいいとは思えないですけどね。)なんでかと言うと、この本は掛け値無しに面白いのからもったいない。。。。。。西暦2171年。火星には統一政府はなく、初期開拓者などの家系による経済集合体であるBMが惑星上に散らばって均衡を保っていた。マジュムダーBMの創始者の姪であるキャシーア・マジュムダーは、火星大学シナイ校から不等な理由で退学させられ、当惑していた。学制の八割が放校処分にさせられるという事件に学生達はテロ行為によって大学側を屈服させようと試みるのだが。。。。この小さな事件から火星vs.地球の壮大かつ熾烈な争いへと物語は猛スピードで展開していく。。題名で語られる真実に何故かれらは辿り着いてしまうのか。本当に選択肢は無かったのだろうか。。。。火星が新時代を迎えるに至った理由を余す事無く書き尽くした超大作。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 5件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|