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(短編集)
星ぼしの荒野から
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星ぼしの荒野からの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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表紙の絵がマンガっぽいので正直言ってあまり期待していなかった。しかし収録された10編はどれも非常に楽しめた。この作家は人類に対してはなかなか厳しい視点の持ち主だ。 「天国の門」「ビーバーの涙」、そしてネビュラ賞受賞作品「ラセンウジバエ解決法」などはエイリアンテーマのブラックユーモア風の作品。 「時分割の天使」では、時分割という方式をどういう話に膨らませるかが興味があったが、予想に違わない秀作。 「われら<夢>を盗みし者」のファンタジー風のストーリーの悲しい未来を予想させる結末。「スローミュージック」では未来史の一面を見せたかと思えば、「汚れなき戯れ」ではわずか10数ページの中に幻想的な雰囲気を描いている。(ムーア風とでも言おうか・・・) 表題作「星ぼしの荒野から」はアイデアに満ちた作品で、エイリアン物としても傑作の部類ではないだろうか。 掉尾を飾る「たおやかな狂える手に」はキャラクタ設定も良いが、アイデアが秀逸。もっと高い評価が与えられても良いいのではないかと思える。 こういう作品に遭遇すると、まだまだこのジャンルを読み足りない自分に気づいてしまう。まだまだ、書棚で本を探す幸せがあるというものだ。 | ||||
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