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アンダーカバー 秘録・公安調査庁
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アンダーカバー 秘録・公安調査庁の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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公安調査庁というと秘密の多い仕事と思われるが、ここまで組織の仕組みなどを詳細に調べるのは、元記者としてのプロ意識のなせる技だろう。組織の仕組みについて丁寧に描かれている一方、人間ドラマの要素が薄い印象を受け、読み進めるにはそれなりにエネルギーを要した。しかし読み終えてみて、満足感は大きい。全体として優れた小説、優れた作家だと思う。 | ||||
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本書は公安調査庁の職務に焦点を当てた安全保障と人間模様が織り成すノンストップストーリー。差し迫る隣国の動向に対し、いかに瞬時に分析し、対応するか。限られた法制度の水面下で情報を駆使して日本を守る日本の在り方を描いている。 | ||||
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あまり表に出ない公安調査庁という組織と活動を題材にしたフィクションであるが、公安調査庁の内部を題材としたことがこの小説の主たる面白さではない。 大きな(かつ今の中国の習近平体制ではありえる)ストーリーのスピード感と断片的な情報の断片を繋ぎ合わせていく情報分析の展開にどんどん引き込まれ、他のレビューにもあるが、ほぼ一気読み。 そして本当の最後の最後のページまで、驚きの展開が続く。 以前に渡辺篤郎主演でドラマ化された著者の「外事警察」を読んだことがあった。この小説をドラマ化するのであれば、誰が主演するのかな?などと想像・期待してしまった。 | ||||
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テレビやドラマで感じる安っぽさが無い。プロであればこのくらいやるだろう、といったこちらの想像を遥かに超えるリアル?且つ超高度な体制、業務の詳細に驚いた。こうじゃなきゃ国防とは言えないな、と感心するばかり。 | ||||
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展開がテンポよくて、引き込まれるように読んだ。公安調査庁の内部組織を詳しく描いており、私は好印象を持ったが、読む人にとってはあまりにマニアック過ぎて評価を下げる一因になるのではないかと思う。この本のように情報機関がちゃんと動けるように、日本もそろそろ普通の国並みの情報機関を持つべき。河野行革大臣、内政だけの行革にとどまらず、安保に伴う行革をよろしくお願いします。 | ||||
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単行本で読みましたが遂に文庫化。読みごたえのある秀作です。 | ||||
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商品も傷みも無くきれいでした 発送も迅速で好感が持てました | ||||
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世間ではあまり知り得ない公安調査庁の任務を題材にしている。 諜報活動のオペレーションを題材にしたものは多いが、情報分析側の小説はレア。 緊張関係にある内外情勢は、生々しく、臨場感にあふれている。 公安調査庁の役割と、情報の収集と分析に至るプロセス、ヒューミントがよく理解できる。 得られた情報を如何にして読み解いて、真実を見出していくのか。 それはまさしくプロのナレッジとテクによることを実感。 刻々と迫る国家を震撼させる緊迫感は手に汗握る展開。 | ||||
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昔は ビザがあったので密入国が支流だったが今はビザがないので大量に入国してくる韓国人がそのまま日本に住み着いて悪さをするのが定番になってるので監視も大変だと思う | ||||
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この本の舞台である公安調査庁という組織については年一回出される「内外情勢の回願と展望」でしか我々は動向を知ることが出来ないベールに包まれた機関である。そんな中で37歳の若さで(通常は40歳以上だそう)辣腕の上席分析官、芳野綾を主人公とした物語です。二本の情報から「今、そこにある危機」までタイムリミットが迫る中、彼女の抜群の洞察力と行動力でどこに辿り着くのかわからないまま隠密兵器の代表の潜水艦やきな臭い政治の裏取引を織り交ぜ最後までハラハラドキドキで一気に楽しく読めました。情報機関から政治的決断される過程も興味深く書かれており成程そんなことも行われているのかと納得させられました。尚、本書には実在の潜水艦名や出来事が描かれているようですが巻末にフィクションですと書いてあります(笑) | ||||
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麻生幾の描く諜報の世界が表舞台に出る事は基本的にありえない。 今回も当事者だけが知り得る世界が舞台で、しかしながら、現実的にいつ起こっても不思議ではないので、瞬く間に引き込まれてしまった。 現場の神経をすり減らすような戦いの中で掴んだ大事な情報も、一歩間違えれば無能な政治家によりゴミとなり、結果的に大きく国益を損なうことになり、また、それが生かされて、知らぬ間に悲劇的な結果を回避していたことも想像できる。 問題はこれが「活字の中の世界」だけで終わらない事にある。 本作を読み、現実に、今ここにある危機(尖閣諸島や朝鮮半島問題)を、我々一般国民が自分たちの事として捉えなければならないことを痛感する。 是非エンターテイメントとしてだけではなく、日本国民として責任を持って読んで欲しい。 | ||||
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エスピオナージュと言えば、従来、いわゆる「現場」の最前線での諜報活動やスパイ活動を描くものが大半でしたが、本書では、情報分析によるインテリジェンスの力や重要性をテーマとしており、かつてフォーサイスやフリーマントル、ルカレなどを読み漁った私にとって、「そういう視点があったか」という感じで、かなり新鮮でした。派手なアクションや直接的な身の危険という意味でのスリリングなシーンなどはなく、ある意味「地味な映像」の積み重ねなのですが、まったく退屈することはありませんでした。上手い製作者が手掛ければ、テレビドラマにでもできるかも知れません。 どこまで現実の活動に近い描写がされているのかは分かりませんが、一般には、ほとんど知られていない公安調査庁について、かなり綿密に事前取材したことが伺われます。個人的には、公安調査庁の組織や日常業務のほか、日本のインテリジェンス・コミュニティーの概要を理解するのに役立ちました。こうした世界に興味のある方にはおすすめです。 | ||||
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インテリジェンスを扱う小説として読み応えがあった。プロフェッショナルな仕事ぶりを実行している登場人物の姿が印象的。 | ||||
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スリル満点の内容に一気に読破間違いなしです。日本のインテリジェンス組織の概要もなんとなく理解できたような気がしました。 | ||||
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二転三転と一気に物語が転がっていきます。予測不能で一気読み必至です。 | ||||
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巻末にもフィクションと断っているのですが、描写が具体的なのでつい本当かなと思ってしまいそうになりますね(笑) 評者は何度か本庁を訪れてここに登場する実在する複数の役職の方々と会い、街中でたびたび現場の方とお会いする浅からぬ縁があります。公安調査庁は確かに警察と違って専業の情報機関として外国の情報機関同様に協力者(スパイ)を獲得し、金品を渡して情報を得るという仕事を実際に行っています。犯罪組織の摘発ではなく情報を収集して重要なものは官邸に上げるというのも事実です。ただ現実は非常に歩留まりが悪く報われない地味な作業を続ける現場と次の異動まで大過なく過ごすことを考えている検事たちが微妙な距離感のなかで運営している役所という印象です。 本書に登場する秘匿通信の仕組みの真偽は私は知りえませんが、研修やら引き出しのカギなどマニアックな描写は麻生さんならではの味で私は好きです。麻生さんは取材をされていますからいろいろ断片的な事実が含まれています。情報活動に理解のある検事が長官または次長として着任している間は現場の士気はがぜん上がりますが、本書に登場する次長はその意味でリアルな設定でした。 でも主人公のようなスーパーヒーローが活躍するストーリーはまさにエンターテインメント小説ならではのものといえるでしょう。 | ||||
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主人公(芳野綾37歳)は公安調査庁の本庁で中国を担当する部門の分析官。分析官とは、全国に散らばっている調査官(スパイマスター)が協力者(スパイ)から受け取った情報を報告としてもらい、その情報を精査し重要そうなら上に報告する役職らしい。分析官自体はどこの誰がスパイなのかは分からず(薄々は感づいてはいる)、それがわかるのは直接運用している調査官と工作推進参事官室という部署の参事官(ZEROの校長みたいなもの)だけ。 ストーリーとしては、近畿地方で活動している調査官(沼田)が協力者の中国人から「一週間後に人民解放軍が大量の漁船を偽装した上、尖閣諸島に一気に上陸し実効支配するそうです。」というメッセージを受け取り、その情報を主人公に報告するところから始まる。その中国人スパイはこれまでも数々の確実な情報を伝えてきており、主人公の芳野分析官は「これは大変だ!すぐに官邸に報告しないと!」と上司に報告するのだが、上司からは「他からはそんな情報は上がってきていないし、人民解放軍にもそんな兆候は見られない」と一蹴される。しかし芳野と沼田はその中国人スパイは共産党幹部にも近く非常に信用できる人物と考えており、誤報な訳がないと多方向から情報を集め裏付けを取ろうと奮闘するのが序盤の展開。 組織の中でも横の繋がりは薄く、調査官は個別で活動しており情報源も別々。主人公にもたらされる情報も今回の件に関係が有るのか無いのかわからない。中国人スパイたちも普段いったい何をしている人物か主人公には分からず情報の信ぴょう性も確かめようもない。何が本当の情報で何が誤報なのか、誰が信用出来て誰が信用できないのか、色々と張り巡らされた伏線ともいえる情報が終盤に一気に収束する。 アクション要素は追尾程度。もちろん犯罪者を捕まえる内容でもなく、誤った情報で誤った行動とり中国から尖閣諸島を奪われないよう、情報戦のみで展開する諜報小説。 今回も相変わらず登場人物は多いが苗字も憶えやすく役職の立ち位置も分かりやすい。 仮に中国が本気だった場合タイムリミットがわずかしかないので、中盤以降かつて人気だったテレビドラマ【24 トゥエンティフォー】みたいなスピード感があった。 ZEROや外事警察が好きな方なら間違いなく楽しめる内容。最後のオチも「えっ!」って感じがありミステリーとしてとても楽しめた。 | ||||
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麻生作品にしてはまとまっていて,SARAと同じように一気に読めました。某漫画と似たような話で,その漫画はその時代にはリアルな設定だったのかな,と感じました。この小説の設定も現代ではリアルな設定だと思います。すんなり読めたのは,麻生作品への慣れなのか,私の「知性」の向上なのか,筆者がより広い層にターゲットして書いたのか,のいずれかだと思います。 結局のところ,政府がいかに優秀かで国の命運が分かれてしまうのであり,いかなるシステムをもってしても国の平和を担保することはできないのかな,と考えています。 我が国には,この小説に出てくるようなパワフルな人々はどれくらいいるのか気になります。 麻生さんの文章は読みにくい,というレビューもよく目にしますが,他方この舞台の人々がどのようにものを考えているか,本の語調から想像することもできなくはないので,読みにくさ,とっつきにくさも味わい深いものかもしれません。 やっぱり,前より読みやすい作品になっていると思います。登場する組織も少ないですし。 | ||||
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