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炎上する君
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炎上する君の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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西加奈子作品は全て読んでます。エキセントリックで笑えます。 | ||||
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8編の短編集。8編とも現実と虚構の境目をさまよっているような物語は心地よい違和感があります。文章は読みやすく、現実から離れた情景も自然と目の前に広がっていきます。この文章、是非体感してほしい。 「炎上する君」 本のタイトルにもなっている1編「炎上する君」。親友の梨田と浜中の言葉遣いとそのキャラクターの不思議な魅力に惹きつけられました。黒髪おかっぱ頭で優秀な銀行員の梨田、黒髪おさげで証券会社に務め不動産投資をする浜中。二人のキャラクターが強烈です。そんな二人が探す足が燃えている男。そこで生まれていく物語は是非読んでもらいたです。 オススメの方 1.不思議なストーリーが好きな方。 2.普段色々な本を読む方。 3.通勤時間にサクッと読みたい方。 | ||||
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著者(西 加奈子)に出会えて、本当に良かったと思います。 小説の世界に引き込まれて、久しぶりに没頭して読み終えました。 短編小説ながら、どれも想像力と言葉の表現力に魅了されました。 巻末のピース、又吉さんのコメントがさらに読み終えた頭を、気持ちよく整理してくれ。さすが!作家さんだなーと感心してしまいました。 | ||||
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西加奈子さんの描く物語に、好き嫌いはあるだろう。特に突飛な展開が多いこの短編集には戸惑う人も居ると思う。ただ彼女自身の人間力、人としての大きさは、好き嫌いが分かれようもない程素晴らしいことは保証できる。1時間ほどご一緒する機会があったが、人生で出会った中で1,2の好感を持てる方だった。 まだ物書きとしては全くの無名だった又吉直樹氏にこの短編集の、あとがきを依頼した時の話を又吉氏がエッセイにしているが、「私などが書いて良いのか」と逡巡する又吉氏に、西加奈子さんのかけた言葉を読んだだけでも、彼女の人柄や卓越した「人を見る目」に深く感じ入る。 この短編集にも、その西井加奈子さんの、内面性が強く反映されている。「ある風船の落下」という一編が収録されているが、このお話一つ取っても、このストーリーをこんな前向きな後味の作品にできるのは、彼女だけだろう。 作家なのだから、作品が大事で本人の人柄は関係ない、という人も居るだろうし間違っているとも思わない。 ただ、優れた内面を持つ人物の作品からしか滲み出てこない、前へ進む勇気や明日へのほんの小さな希望、が彼女の作品の全てに共通した、特筆すべき魅力であることは強調しておきたい。 | ||||
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良い | ||||
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又吉さんがこのように言ったのがわかります。 何度も何度も読み返してしまいます。 | ||||
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「個人と社会」というテーマを扱った小説は色々と読んできたが、こんな斬新な切り口で、しかも最後はほのかに希望が感じられる小説は初めてだった。 「自分って何なんだっけ?」そう感じたときにこの本を手にとってほしい。 | ||||
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「耳で聞く短編小説ラジオ文芸館」で「私のお尻」を聞いて、面白い世界観だなあと思って買いました。 他の話も面白かったです。 すき間時間を使って細切れに読むのですが、久々に、早く続きを読みたくなる、次のすき間時間ができるのが待ち遠しく感じた一冊。 | ||||
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表題作を含めた8つの短編集である。帯にピース又吉の「絶望するな。僕たちには西加奈子がいる。」とあるように、読後にはさわやかな 希望を持てる本だった。しかし、さわやかな女性作家のあまい希望の物語ではない。 一本目の「太陽の上」からして、中華料理屋の女将の不倫現場を覗き聞きするアラサー女の話で、彼女は3年間アパートに引きこもっている。 そして、女将が中華料理屋のアルバイトと不倫するあえぎ声をノートに書きつづり、そのなかから希望を見出していくのだ。 これだとドロドロした昼ドラにしてもいいようなものであるが、物語はさわやかなのである。まったくドロドロしてない。 他の短編も、売れない作家やオタク女、綺麗なだけの金持ち女、自殺願望の女の話で、死や性に関する話題も ストレートに書かれているのだが、どれもさわやかな読後感である。これは、作家の美点ではないかと思う。 表題作の「炎上する君」は、モテ問題を扱っている(と私は思う)のだが、これがもっとも面白いと思った。(ネタばれあり) モテないアラサーおたく女の二人、金も名誉も得たおたく女二人が、最後に情熱を燃やしたのは、足が炎上する男を捜すことだった。 ツイッターなどで炎上する人は、傍からみると恥ずかしい。それを、あざ笑ってしまいがちな現代社会である。 燃え上がる情熱を熱く語る、それは、恥ずかしいことだ。恋はその最も顕著な例で、恥ずかしくもお洒落をする。だが、熱のない生活は 単なる作業の連続となってしまう。二人は、金も名誉も得たとしても、まったく楽しくなくなってしまう。しかし、足が炎上する男とであい、 最後には、自らが炎上することで彼女らは、救われたのではないだろうか。炎上する君は、素晴らしい。 | ||||
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すべてのメニューから店主のこだわりを感じられるような 気の行き渡った感じが心地よい短編集。 いつ訪れても その味に惚れ惚れすることのできる 厳選されたメニューの数々。 この方の書く一文に込められた想い 何度も熟考を重ねられている印象も受けるのに 読む時はまるで 一文字一文字がボウルのようにはずむ印象に 心が軽くリズムをとる。 骨太な印象も受けるのに 読み終わった後はなぜか優しい風が吹く。 これからもますます楽しみな作家 世界中から愛される西加奈子 | ||||
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スラスラ読めました。キャラクターに入り込めてたのしい本でした。 | ||||
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面白い。 面白いんだけれども、これらのお話にのめり込むといささか日常生活に支障をきたすかもしれない。と言えば言い過ぎか? ただ中毒性はあります。 あなたがこの本を読んで、なんだかわかんないけど、心に何かが残って、この作家さんを追いかけたいと思ったらビンゴ! 是非追いかけて下さい! | ||||
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本自体も、古本でしたが、綺麗でした 内容も、大変満足しています やはり、西加奈子さんの本だとおもいました 読み終わった後に、友人に勧めまた、友人も、良かったと言ってました | ||||
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梱包も商品もきれいでした。 機会がありましたらまたお願いします。 又吉さんのオススメということで購入しました。 とてもおもしろかったです。 文章のセンスや雰囲気に癒され、あっと言う間に読み終わりました。 西さんの本はまた買いたいと思います。 | ||||
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何かに深く囚われたり、他者との摩擦の中で、「自己」の存在感や手触りが希薄になってしまった人々を描いた短編集。 「何か」とは、容姿だったり、性別だったり、嫉妬だったり、劣等感だったり、生きるための信条だったり。 「足が炎上する男」とか「風船病」とか非現実な道具立てが色々出てきますが、基本構造としては 苦悩していた人がその人ごとの絶望から、初めの一歩を踏み出すという話が多いです。 「ある風船の落下」に対する解説でも触れられていますが、 『過酷な状況の中でも顔を上げて頑張っている人はもちろん素晴らしく、尊敬に値する。 ただ、人から見たら些細なことでも心揺れ、悩み、うずくまってしまう人もいる。 私達は誰かの過酷な苦しみと比較して、こんなことで苦しいと感じることは 悪であると思わなければならないのか?』 この作品は「その人なりの苦悩」を肯定したところから始まっています。 苦しみの深さや大きさを比較することは意味がなく、その人なりの悩みを生きること。 正直に言って、それまでの世界が一変し、踏み出すきっかけとして「恋愛」が都合よく使われている気がする話も ありましたが、それはそんな恋愛に縁がない自分のせいでしょう、きっと。 安直かもしれませんが、 「炎上する君」は初期の椎名林檎の音楽みたいに、 「ある風船の落下」はエヴァンゲリオンみたいだなと感じました。 | ||||
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短編集。どれも大層感心させられました。 特に表題作。 傑作ではないですか。男子たちから呪詛に近い罵詈雑言を浴びせられながらも女ふたりでたくましく生きてきた主人公たち。 このふたりで長編を書いて欲しい。 | ||||
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かなり病んだ人の頭の中を物語りにしたような話が沢山あります(笑) しかし私はこの本に載っている全8作の内 半分の4作品がかなり気に入りました♪ ・炎上する君 ・ある風船の落下 ・トロフィーワイフ ・舟の街 『炎上する君』はダントツに笑えます!!不条理漫画的な面白さ! 『ある風船の落下』はある意味切ないラブストーリー…星新一風ですが(^w^) 『トロフィーワイフ』は発音の小ネタが最高!わかるようで…本当は絶対わからない女ならではの話が江國っぽい 『舟の街』は西加奈子が関西人だとよくわかる笑いのセンス満載のテンポの良い 巧みにずらした会話が読み処♪ この4作の他にも引きこもり女の再生を綴ったピンクルポ風の『太陽の上』などなかなか引き込まれる話が揃ってます 最後に一言… この本を贈ってくれた恵美たん! ありがとね(^з^)-☆Chu!! | ||||
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