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通天閣
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通天閣の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全51件 21~40 2/3ページ
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はじめて西加奈子 さんの本をみました テンポ良くおもしろかったです | ||||
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初めから中盤までよんでいるとかなりつらい部分がありました。名前もよくわからない女性と男性の話が交互に展開してきます。 20代の女性が出てきて、彼氏が突如ニューヨークに行くといいだし、捨てられる。そこに工場で働く40代の男性が出てくる。その話が交互に展開するんですが、どちらも生きることに気力をなくしてなんとなく、生活している感じです。 おそらく、大阪の通天閣、新世界あたりを歩いたことがある人なら良くわかると思うんですが、こんな感じの人このあたりにけっこういるよな。と思うはずです。その象徴として通天閣があるんでしょうね。 しかし、この女性と男性はある出来事がきっかけで少し生活が変化してきます。 女性のほうは彼氏に捨てられた後から始めた、キャバクラ。男性は工場での新人が入ってきてからです。その辺から僕もこの小説を読む気力が出てきたような気がします。(笑) そして、最後に通天閣を舞台にクライマックスを迎えるんです。 この本には津村記久子の解説がついています。この津村の解説をよんで、この小説がやっとわかった気がしました。いい解説です。この解説を読んでからもう一度、読み返してみるとこの本の面白さがわかった感じがしました。 ネタバレを気にしない人には、解説を読んでから本編を読むといいと思います。 | ||||
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西加奈子さんはよくわからないな。 売れているのかもしれないけど、 良くわからない。 | ||||
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アメーバ見たい ふざけたパズルの 一片も、完成すれば、一枚の絵に納まるし。日常の、人の中から見つかる 滑稽。当人は、いたって普通 真面目。なのに こっちから見ると あ・り・え・ないッ!事あるよね。これは、ふざけた形のパズルの集まりかな。ザワザワと活気ある みなみの街で、拘りを持ち暮らすそれぞれの 老若男女。窓を開けると すぐの近くに 通天閣の見える 日当たりの悪いワンルームに暮らし 工場に勤め ライト兄弟の組み立て等に黙々と励む、俺 独身 44歳。 去った彼が忘れられず 夜のお店 サーディンにチーフとして勤める 私。二人の 主人公の周りで滑稽でまじめな?ひとたちがグルグル。 末章のあたり・・・雪、雪、で繋がらない二人 過去 繋がっていたのかな?と。 | ||||
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日常生活も、ドラマである。 それに、瞠目することも少なからずある、と言えよう。 取り立てて語るべきこともない日常を重ねているように思うのは、ほんとうに生きていないのかもしれない。 反復する行為や出来事を、どれも同じように感じ、それらに差異をみることもない。 そのため、時間が移りゆくように感じることはない。ここには、生きる実感がないであろう。 しかし、たとえば通天閣も変わらないようにみても、昨日と今日とでは異なる。 通天閣そのものも、また展望台からの光景も、天候によって見え方は異なる。 さらには、自己の感情によっても、あるいは息づかい一つによってさえ、見え方は異なるのである。 細部に目をこらせば、昨日と今日とでは、大きく異なるのである。 同時に、そこには自己の変化も知ることになる。 もちろん、日常を転倒するような、驚く出来事もあろう。 腹を抱えて笑ったり、悲しみにうちひしがれたりすることもある。 それらはそれらで、日常の差異を織りなす。 このようなことも含めて、日常生活を描く作品である。 日常生活が決して退屈ではない、と思える。 生きる実感をいくらかでも、得ることができる。 | ||||
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冴えない中年男と、恋人にフラれた若い女の物語が交互に展開されていく。 冴えない二人ゆえ、交互に暗い。長いこと暗い。 ちょこちょこ放りこまれるアホさは際立つ。これは、このギャップのせいだろうか。 物語の結びには、作者からの温かいメッセージを感じたが、私は丸め込まれない。コイツはアホだ。こういうアホな作品が好きだ。 終わり良ければ全て善しとしよー感アリアリであるから、そのつもりでお読みいただきたい。 物語の脇役たちに見覚えあるやつがちらほら。確証は得られ無いが、「お前、そのしゃべり方は『ご尊顔を踏んでくれはりますのん?』でお馴染み、円卓の変質者やろっ!」とか、「てか、肉子ちゃんよな?」などなど。他の作品とのリンクも楽しめる作家さんなのでしょうか。ではでは。 | ||||
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西加奈子はねっからの大阪人と思います。通天閣の下で暮らす底辺に生きる人の生活が、自分が生きてきた大阪都とかぶってむねにしみます。大阪で生きてきた人に読んで欲しいです。 | ||||
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この本の8割方はおっさんと彼氏とうまくいかない 女の子の話が交互にでてくるだけだ。 それでも残りの2割は、ある身投げ事件を機にして その2人の関係性がふっと浮かんでくる。 西加奈子さんが直木賞を受賞したということで 今回この本を読んでみたわけだが、 なんとなくではあるが西加奈子さんの作風というか 面白さを感じることがでいたような気がする。 | ||||
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久々におもろい小説をよんだ。西加奈子さん、こういうの、また書いて下さいな。楽しみにしてまっせ! | ||||
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よく女子の恋愛は上書き保存っていうけど、生き方自体がそうなんじゃん!読み終わったら、こちらまで元気になってたぁ。通天閣の膝元に住んでみたくなっちゃった。 | ||||
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西加奈子さんならではの世界と思いますが、これはまあまあといった感じの小説でした。 | ||||
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西加奈子さんの小説は大好きで、購入しました 話の内容は、そうですね いつも通りの大阪を舞台とした、話でした 私は、わりと好きですが、いつもみたいな、インパクトが、少しなくて、残念でしたが、 普通に読めました、好きな人には、お勧めですが、迷っている人は、おすすめ出来ませんでした 購入して、後悔はなかったので、星、3つにしました | ||||
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だらだらとした、どうしようもない感じ続く。 いい意味でのしょーもなさ。 でも、なぜか心に残る。感動とは違う何かが。 泣かせようとしないところもいい。 この街のどーしょうもなさもいい。 地元だからかよけいそう思うのか? 全ての存在価値って何だの話だと思う。 ライト兄弟にも止まった時計にも。 通天閣もしょうもないけど、登りたくなるなー。 | ||||
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あまりにも退屈でつまんなくて、これから面白くなるとは思えずじゃね、投げました。 ところがどうした拍子にか、もう一度続きから読み始めたというわけです。 最期まで読んでよかった。(笑) というか途中からぐっと面白くなってくるんじゃよね、ランダムに配置された脇役たちがどいつもこいつも動き出してじゃね、「生きていくことの面白さ」みたいなことを全員で紡ぎだしていく。 ちょっと感動してしまったよ。 作者はほんとうにセリフが達者で、しかも大阪ネイティブが自由自在ときてるので、会話文だけでも楽しめますね。きっとコトバに対する感性が研ぎ澄まされてるのじゃと思う。「漁港の肉子ちゃん」だとか「黄色いゾウ」だとかを読んでも同じように感じますもんね。 なげやりでうらぶれた中年男と、スナック勤めの魅力のない主人公たちのやさぐれた生き方に、ほんのひととき強烈な光が差して、なにもかも赦されるのじゃないか生きてさえいれば、みたいなカタルシスが得られます。 ほんとにいい作品でした。 | ||||
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Tokyo Towerという本が売れてTutenkaku Towerと続くのだろうか 折れ線矢印で天王寺駅の案内にはこう書いてある 構内を出るとそのてっぺんとHITACの文字が天王寺公園の木々の向うに見える 大阪には下町などない それぞれの土地が在るだけである キタにミナミ アイリン地区に鶴橋 そしてここは新世界 上沼恵美子や海原姉妹の漫才話芸を活字にするとこんなんになりましたという本です くすぐりが仰山入っております ウルッときたらあかんでえ笑かっしょんなあと思います | ||||
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最初、漫然と読んでいたので、男だと思っていた主人公が女だったのでびっくりした。何の事はない。章が変る度に一人称が「俺」と「私」になっていたのを知らなかったのだ。 若い男と女の物語(暫く読むと、男は中年だったが)で、各々章ごとに語られていたのだ。そうだとすれば、何処かの章で、この男女は出会うのだろうか。推理小説的な面白い書き方だなと思った。 二人は何れも、やり切れない日々を送っているのだが、エピソードそのものは生活臭と共に映像的な確かさがある。若い作家なのに、お主、書けるなと思った。共通点は、どちらも住んでいる処から「通天閣」が見えるという事だけだが、年齢の差が伏線になっている。 この「通天閣」だが、自分の思う「通天閣」をどう描くのか興味があった。「三丁目の夕日」の頃、父親に連れられ登った事があり、その後、10年程した高校生の頃、当時付き合っていた女性とも登った事があるが、それ以来登っていない。懐かしさだけではない物を持っている。 西加奈子は見事に「通天閣」を描いてみせた。そうか、本書で織田作之助賞を取っているのか。ぴったりだなと思った。 | ||||
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見栄と虚栄をかなぐり捨てて進む...裸の人間の悲しい挙動...笑いたくても心の底から笑えない...飾らない人生とは何だろう!?...今テレビもスマートフォンも実(まこと)に面白くない!!!皆さん!これから紙に印刷された文章を繰り返し読もう!!!...何か得られるものが、きっときっと有る筈です。...気楽にスローライフを楽しもう。 | ||||
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桐谷さんと火野さんで映画化してほしい。火野さんはもちろんタッチさん。娘に譲りました。親子で西さんに夢中です。哀しいけどおかしい。人間はしょうもないけどいいなあ。 | ||||
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一気読み(≧∇≦) 読後、爽やか。 爆笑と涙、感動☆ マジ笑った。も-西さん最高★ この本、大好き♪ おもしろいだけじゃない...心に残る言葉が、たくさん散りばめられています。高いところから夜景を見ているときに、 ああ、この光の下で、 みんな、 それぞれの 暮らし、それぞれのドラマを一生懸命、生きてるんだよなと 思って、じんとくるときの心持ちになる本です。何か文章力なくて、すみません! とにかく間違いなく良い 本です。 | ||||
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最初、つまらん・・・と思って読むの途中で辞めたくなりました。 (西加奈子の作品ではこういう現象がよく起こります) 工場で働く、独身の40歳代のオッサンと、 同棲してた恋人に捨てられて(置いてかれた?)、 スナックで働く20代後半の女の話。 どっちも人生にやる気ナシ。 中盤まで、つられて自分までやさぐれた気持ちになります。 ふたりの話が交互に来るので、 このふたりはなんかしらの繋がりがあるはずだ〜 いつ繋がるんだ〜 と思いながら読んでました。 途中から生きる意味を見出し・・・というよりは、 ふたりの視界が開けてきたあたりから面白くなる。 オッサンの働く工場の新入りが駆け出すシーンとか、 あたしまで血が騒ぎました。 でもその後とんでもないオチが(笑 女がスナックの人間の一言で泣くシーンでは、 女と一緒に泣きそうになり、 電車の中で涙をこらえました。 そして最後の最後で・・・ 大爆笑。(を、電車の中なので我慢した) まさかそうくるとはー。 いや、ないわー叫ばないわ、あんなことー。 脇キャラだと完全に思っていた人が、 意外といい味出してくる作品です。 誰一人、読み逃してほしくない。 まさかオマエがキーマンか!ってなるから。 読み始めは相当ツライものがありますが、 読み終わりはスッキリします。 え、それで終わりなの?と思うかもしれないけど、 そこで終わるのが西加奈子な気もする。 | ||||
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