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通天閣
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通天閣の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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大阪本を読み続けて本書に至った。冒頭から読んだことがあるような気がした。途中、やっぱり読んでいると気づいた。ええいままよで読み終えたが、最後の事件については全く覚えがない。結局何なのか分からない小説だった。 | ||||
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ファンですが、夢中で読むほどでもないかなぁ。。。普通な感じです。 | ||||
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初めから中盤までよんでいるとかなりつらい部分がありました。名前もよくわからない女性と男性の話が交互に展開してきます。 20代の女性が出てきて、彼氏が突如ニューヨークに行くといいだし、捨てられる。そこに工場で働く40代の男性が出てくる。その話が交互に展開するんですが、どちらも生きることに気力をなくしてなんとなく、生活している感じです。 おそらく、大阪の通天閣、新世界あたりを歩いたことがある人なら良くわかると思うんですが、こんな感じの人このあたりにけっこういるよな。と思うはずです。その象徴として通天閣があるんでしょうね。 しかし、この女性と男性はある出来事がきっかけで少し生活が変化してきます。 女性のほうは彼氏に捨てられた後から始めた、キャバクラ。男性は工場での新人が入ってきてからです。その辺から僕もこの小説を読む気力が出てきたような気がします。(笑) そして、最後に通天閣を舞台にクライマックスを迎えるんです。 この本には津村記久子の解説がついています。この津村の解説をよんで、この小説がやっとわかった気がしました。いい解説です。この解説を読んでからもう一度、読み返してみるとこの本の面白さがわかった感じがしました。 ネタバレを気にしない人には、解説を読んでから本編を読むといいと思います。 | ||||
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アメーバ見たい ふざけたパズルの 一片も、完成すれば、一枚の絵に納まるし。日常の、人の中から見つかる 滑稽。当人は、いたって普通 真面目。なのに こっちから見ると あ・り・え・ないッ!事あるよね。これは、ふざけた形のパズルの集まりかな。ザワザワと活気ある みなみの街で、拘りを持ち暮らすそれぞれの 老若男女。窓を開けると すぐの近くに 通天閣の見える 日当たりの悪いワンルームに暮らし 工場に勤め ライト兄弟の組み立て等に黙々と励む、俺 独身 44歳。 去った彼が忘れられず 夜のお店 サーディンにチーフとして勤める 私。二人の 主人公の周りで滑稽でまじめな?ひとたちがグルグル。 末章のあたり・・・雪、雪、で繋がらない二人 過去 繋がっていたのかな?と。 | ||||
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日常生活も、ドラマである。 それに、瞠目することも少なからずある、と言えよう。 取り立てて語るべきこともない日常を重ねているように思うのは、ほんとうに生きていないのかもしれない。 反復する行為や出来事を、どれも同じように感じ、それらに差異をみることもない。 そのため、時間が移りゆくように感じることはない。ここには、生きる実感がないであろう。 しかし、たとえば通天閣も変わらないようにみても、昨日と今日とでは異なる。 通天閣そのものも、また展望台からの光景も、天候によって見え方は異なる。 さらには、自己の感情によっても、あるいは息づかい一つによってさえ、見え方は異なるのである。 細部に目をこらせば、昨日と今日とでは、大きく異なるのである。 同時に、そこには自己の変化も知ることになる。 もちろん、日常を転倒するような、驚く出来事もあろう。 腹を抱えて笑ったり、悲しみにうちひしがれたりすることもある。 それらはそれらで、日常の差異を織りなす。 このようなことも含めて、日常生活を描く作品である。 日常生活が決して退屈ではない、と思える。 生きる実感をいくらかでも、得ることができる。 | ||||
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西加奈子さんの小説は大好きで、購入しました 話の内容は、そうですね いつも通りの大阪を舞台とした、話でした 私は、わりと好きですが、いつもみたいな、インパクトが、少しなくて、残念でしたが、 普通に読めました、好きな人には、お勧めですが、迷っている人は、おすすめ出来ませんでした 購入して、後悔はなかったので、星、3つにしました | ||||
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最初、つまらん・・・と思って読むの途中で辞めたくなりました。 (西加奈子の作品ではこういう現象がよく起こります) 工場で働く、独身の40歳代のオッサンと、 同棲してた恋人に捨てられて(置いてかれた?)、 スナックで働く20代後半の女の話。 どっちも人生にやる気ナシ。 中盤まで、つられて自分までやさぐれた気持ちになります。 ふたりの話が交互に来るので、 このふたりはなんかしらの繋がりがあるはずだ〜 いつ繋がるんだ〜 と思いながら読んでました。 途中から生きる意味を見出し・・・というよりは、 ふたりの視界が開けてきたあたりから面白くなる。 オッサンの働く工場の新入りが駆け出すシーンとか、 あたしまで血が騒ぎました。 でもその後とんでもないオチが(笑 女がスナックの人間の一言で泣くシーンでは、 女と一緒に泣きそうになり、 電車の中で涙をこらえました。 そして最後の最後で・・・ 大爆笑。(を、電車の中なので我慢した) まさかそうくるとはー。 いや、ないわー叫ばないわ、あんなことー。 脇キャラだと完全に思っていた人が、 意外といい味出してくる作品です。 誰一人、読み逃してほしくない。 まさかオマエがキーマンか!ってなるから。 読み始めは相当ツライものがありますが、 読み終わりはスッキリします。 え、それで終わりなの?と思うかもしれないけど、 そこで終わるのが西加奈子な気もする。 | ||||
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本の世界に入り込むまでにすご〜く時間がかかります。 序盤は本当に面白くない。 でも二人に欠けているものが見え始めると少しづつわかってくる。 関西独特のノリとテンポの良さで読ませます。 二人に欠けているもの・・・それは「愛情の記憶」。 愛すべきものを愛してあげることもできなかった後悔と、 愛してほしかった人に愛されなかった過去。 恋愛だけでなく、広い意味での愛。 それを沢山傾けられたり、あるいは抱いた経験は その人自身を作る大きな要素になるものなんですね。 東京の人にとっての「東京タワー」、 そして大阪の人にとっての「通天閣」って 何か大きな意味のあるものなのでしょうか。 人生に立ち止まってしまった時、 高い建物に登ってみるっていいかもしれない♪ 下界に見える町並みや人、車の小ささを見たら、 何かふっきれるものがあるかもしれません。 | ||||
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ベストセラーの「東京タワー」に比べると、やはり高さの分、差がついたということか。 読み始めは少したいくつな気がしたが、徐々に引き込まれていった感じがする。大阪人の僕などには確かに染み入るくだりがあるが、関東の人にはどうだろうか。 微妙にクロスすることになる、中年男と若い女性。「あぁ、そういうことだったのか。」と物語の途中でわかる謎かけめいたストーリー展開は、なかなかのもの。 うまくいかない人生を送っている人、一読です。 | ||||
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