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さくらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 41~60 3/4ページ
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特別よくもないが面白く読めた。ありがちな泣ける系とバカにされるがそれの何が悪い。しかも泣ける系の中では話作りがうまい部類だ。 下品でない人たちが眉をひそめそうな題材を取り扱ってたり異様に排泄物ネタが多いのは、抵抗もあったけど問題視することじゃない。 ただ、「日本人が書いたものとは思えない」と読んでる時に始終感じた。 キャラクターの動き方や発言が、日本人離れしているものを匂わせる。 そして文体は、日本語しかわからない日本人の日本語というより、外国語の文法や発想の影響を受けた日本語という感じがした。 なんでなんだ、と思ったら著者は帰国子女、しかもイラン・テヘランからですか。そういやシリン・ネザマフィさんもイラン・テヘランだな。シリンさんのは読んだことないけど、西加奈子さんの作品に似てるのかな? | ||||
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人間の可能性は,無限大だと感じました. 不幸な事故により,バラバラになった家族が,ある事をきっかけに,再び心を一つにし,とてもとても愛情溢れるミッションを完結させてくれる. とてつもなく不幸なことが起きても,この本を読むと,元気になって,前向きに生きられる気がします. 私的には,西加奈子さんの本の中でベスト3に入るくらい,好きです★ | ||||
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裏切られても、報われなくても、 なんで人は人を愛してしまうんだろう? もちろん、そんな問いへの答えは書いてありません。 ただ、ありったけの、息のつまるような愛がこの本には詰まっています。 ぎゅうぎゅうに。 凶暴に。 99%は普通の家族小説なのに、 どうしてこんなに切なく、美しいのか。 最終章、暴走トラックのような強引極まる展開に唖然としますが、 それも最高。 文句なしにおすすめします。 | ||||
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そう。 いつも神様は打てないボールは投げていない。 日常はいつもここにある。 何も変わらない日常が。 | ||||
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んー 途中までは良かったんですけれど ほのぼのしている感じや 登場人物の色づけや たわあいのない会話のゆるさ加減が。 ただし 読み終わったあとの収まりのつかない心もとない感じがありました。 なんだろう? 途中までワクワクして読めたのが 読み終わってがっかり という不思議な感想です。 それは何だったかはよくわかりませんが。 私にとってそういう本でした。 | ||||
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さくらという犬を中心としたある家族の物語。 この家族は全員が、本当に波瀾に満ちた人生を送っていると思う。だからこそ、一層感情移入できたと思う。日常の生活の中で、うれしいこと、悲しいこと、楽しいこと、悲しいことが次々と起こる。そのひとつひとつのシーンが記憶に残る。 | ||||
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西さんの作品は初めてでしたが、一気に読んでしまいました。 仲が良すぎるほどの家族はまさに理想的で、読んでいて幸せの溜息が出てしまいました。 お兄ちゃんと薫とミキの三人の兄弟の関わり方、それぞれの恋、そして失恋。 お父さんの存在と、いつも明るく賑やかなお母さん。 いつもみんなの真ん中にいる犬のさくら。 みんな少し風変わりながらも、順風満帆に毎日が過ぎていきますが、突然の不幸な出来事が家族を襲います。 そして本当のことを知った時、私はミキに失望させられました。 なんてむごいことを。ただただ残念です。 ミキは幼すぎたのでしょう。大人になって振り返った時に事の重大さに気付くのでしょうか? 結末としてはハッピーエンドですが、この先がつい気になって勝手に想像してしまいます。 それほど、色々考えさせられた作品でした。 | ||||
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幸せだったあの頃・・ 幸せは身近にあるということを教えてくれる 心温まる本です。 | ||||
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愛情あふれた母親、おとなしく子ども思いの父親、そして美男美女で人気者の兄と妹と主人公の薫の幼少期から今までを綴る。前半ではごくごく普通の幸せな家族をモチーフとし、何気ないささやかな幸せ、そしてごくありがちな些細なトラブルが見事なタッチで書かれています。 5人の家族の個性を際立たせ、そして飼い犬(さくら)が所々で家族に溶け込み登場してくる。味わい深く読みました。 後半は前半のありふれた生活が一変。兄の死、父の失踪と一転。しかしその中でこれまでに築いてきた絆で何とか乗り越えようとしていく姿が描かれる。 | ||||
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西加奈子初読です。 こんな家族があったらいいなぁ〜と思って読む前半。言葉の魔術師のごとく、驚きの連続の比喩表現。子供たちにセックスの説明をする母の言葉は、どれも新鮮で胸を打ちますし、レズやオカマちゃんのくだりもなぜかいやらしく感じないのは作者の言葉巧みな比喩によるものでしょう。 後半になると、あっという間に幸せががらがらと音を立てて崩れ落ちていき、父、母、ミキ、そして僕もばらばらになっていく。そこまででしたね。納得できたのは。 ラストはどうもしっくりこない。きらきらしていた比喩も最後になると「馬鹿みたいに○○…」という表現に終始し、作者もどうまとめたものかと、苦しんだのではないでしょうか? でも、兄の死の前後はそれまでの幸せから一転、家族の切ない気持ちや兄の苦しみに寄り添っている自分がいて、やはり泣きました。 今後が楽しみな作家さんであることは間違いないと思います。 | ||||
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前半、中盤、退屈になるくらい、ほのぼのした一家のささやかなしあわせな暮らしが書かれていて 当たり前だと思ってたしあわせが、いともあっさり壊れてしまう。 事故で、顔が変わってしまい、ひとから好奇の目にさらされる兄が 突然、神様はいるという。 どもりながら、 神様はいると思うねん。空とか、宇宙とかそんなんやなしに、ひとりひとりの心の中に。 それで心の中から、俺らに、毎日、こう、ピッチャーみたいにボールを投げてくる。 俺は今まで直球しか、投げられたことなかったんや。こう真ん中に、ばしーと来るやつ。 でも、最近、思うねん。神様ちょっと悪送球やって。打たれへんボールを投げてくる・・・ ・・・・打たれへんよ。 バスで読んでたんだけど、泣きそうになった。 こんな悲痛な叫びがあるか。 そして、この家族はめちゃくちゃになるのか・・・と思いきや 静かに、この家族らしく、健やかに立ち直っていきます。 話のところどころの、さくらのスパイスがたまりません。 「打たれへんよ」・・・で、居たたまれない気持ちでしーんとする家族なか さくらだけが、 「ボール!いいわね、あの軽やかな跳ね!!」と明るく尻尾を振ってる。 それにとても救われるのです。 | ||||
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最初は、ごく平凡な家族の物語なのかな?と思った。 ところがどうして、読み進むに従って、物語の質と密度が変化してくる。 それは例えば、ラヴェルのボレロの様に、囁く様に始まった曲が、連続的にクレッシェンドして、 最後は総動員のクライマックスに達する様に似ている。 この作品は、物語の展開が、後半に進む程、緊迫した内容になっている。 本文中の言葉を借りると、ストレートばかりだったボールが、段々と悪送球に変わってくる。 その内容は、人間の生または性の、根源的な部分に忠実だ。 人と人との係累の対象は、気持ち、あるいは、本能の趣くままに忠実であれば良いのだろうか? それらを見守るのは、犬のさくらだが、当初、生まれて間もないさくらが、結末部分では老犬になっている。 物語は、この様な長きに渡る時間的営みを、緻密に描く。 多くの問題提起がなされる。 しかも、ストレートな感性を伴って。 考えさせられる部分は多い。 物語は一人称で綴られるが、主人公は、家族全員だ。 さくらの眼には、この家族は、どんな風に映ったのだろうか? | ||||
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この本には 伏線がいっぱいある。探偵小説のようにあれって、、読みながら前にあったシーンが蘇る。確かに兄ちゃんが自殺せんでも良かった感もある。でも、キャッチボールの下りは絶品だった。日常の大切さをこんな風に表現できるなんて・・・奇跡的な確率で家族になった人への感謝と自分の家庭、自分で生命を生み出すことの尊さに鼻の奥がツーンとする心の奥に染み入る感動を覚えた。 | ||||
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読んだのはかなり前なのでだいぶうろ覚えだけど、とても良かったことだけははっきりと言える。 色んな愛が詰まってる。 とても泣いた。 ミキがいい味だしてる。かっこいい。普通とはちょっと違う不思議な雰囲気に、私も憧れた。 手紙のシーンでのミキはとっても痛々しくて、目をそらしたくなる。それでも、逃げない彼女はやっぱりかっこよかった。 この本を読んだあとは、なぜかほっとする。心があったかい。 母ちゃんがいて、父ちゃんがいて、兄ちゃんがいてミキがいてかおるがいてさくらがいる。 家族と、愛の話。 | ||||
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あたたかい この一言に尽きると思います。 私としては、お母さんがセックスについて娘に教えてあげる?話す?シーンがすごく優しくて、 しあわせで、愛にあふれているなぁー。と思いました。 全然いやらしいとか、重たいとか、でも軽すぎるとか、なくて。 あたたかいんです。 シンプルな表紙があらわしているような、シンプルな話。 でも、シンプルだからこそ、融通の利かない部分もあって。 とにかく、忘れられない作品です。 | ||||
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いろんな「愛」に触れることのできる作品です。家族の愛 兄弟の愛 恋人との愛 友達への愛 どの愛も真っ直ぐで心に響きます 心の琴線に触れる愛があります読んでください。 | ||||
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個人的に、この本にでてくる主人公の妹役、ミキがとっても気に入りました。すごく美人なのに男っぽい性格で誰もが憧れる存在です。 同性愛や兄を狂おしく愛してしまったなどなど、現実では重く考えられそうなことをとても温かく描かれています。涙なしでは読めない本だと思います。おすすめです! | ||||
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まず、直感的にかんじたのはああ、なんてこの本はあったかいのだろうってこと。読んでいると、日々仕事で病んでる、僕の心がやさしい気持ちになってゆく。何がこんなに温かいのかと、いうと、主人公、薫とそれをとりまく父、母、妹、愛犬のサクラ、そして今は亡き最愛の兄、一(はじめ)が薫をほんとに好いているのが伝わってくるからだ。ストーリーは一見単調なもののようだが、だからこそ、主人公たちのす伍す世界がまるでそこにあるかのように鮮明に感じることができる。それに主人公の視点で世界をみることができるから、素直に感情移入してしまう。僕はこんなにも人物の考えだとか、振る舞いも含め、リアルにあらわせる作家に出会ったことがない。ああ、疲れたと感じたときに読んでほしい一冊です。いっきによむのではなく、毎日少しずつ読み進め西加奈子の世界観をたっぷり味える作品です。 | ||||
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確かに多くの素材が詰め込まれすぎている感はあり、本当に作者が伝えたいことが伝わりにくいというか、見えにくい作品ではあると思います。 しかし、何も感じ取れないわけではなく、さまざまな苦悩を抱えた登場人物の言動には個々の意思があります。それらを読み取り自分で解釈していくことによって、人間性や人生というとても大きなテーマを考えさせる作品になっているのではないかと思います。じっくり読む人にむいている一冊ではないかと…。 主旨云々ではなく、登場人物はみな純粋でまっすぐに生きていると思うことに共感、さくらがおちゃめでかわいい点から☆四つで。。。 | ||||
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下手なエッセーよりもよっぽど、ここには真実がある気がした。メッセージ性の高い作品。共感を覚える場面は多い。 こういう家族も、あたしが知らないだけで、もしかしたらいるのかもしれない。いや、絶対いる。そう思うだけで、なんだかまぶしい。 本とはそういうものだろう。 まずは読んで、いっぱいいっぱい涙して。その先に確かに愛しさがある。悪評だったらあたしもできる。素直な心で読んでください。 | ||||
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