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失われた少女
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【この小説が収録されている参考書籍】
失われた少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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謎の美少女! 年の差! 過去の愛人! 間抜け刑事! 富豪! 怪力殺人鬼! 結局ハッピーエンド(?)なので安心して読めるが、一番可愛そうなのは主人公の元妻だろう。 | ||||
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伊波伸二は小説家であるが数年前の出来事で田舎の小屋暮らしをしていた。 そんな生活の中である少女が迷い込んでくる、しかも記憶喪失であるという。 豪雪激しい土地にて大男が次々と殺戮を繰り返す事件が発生し、伊波の元愛人の律子、現夫の刑事である小池が巻き込まれていく。 ミステリー要素らしいのがあまり見られず、また小池律子伊波の三角関係もそこまで深いやりとりがないのも残念。 | ||||
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赤川氏のホラー風味のサスペンス小説。通常のユーモア・ミステリの中にも、人間心理のダークな面を忍ばせる赤川氏の持ち味が出た作品。 主人公は妻殺しの嫌疑を掛けられた過去のせいで、雪の山荘に隠遁した作家の伊波。そして、伊波の家に転がり込んで来た記憶を失った謎の少女。伊波の元愛人で現在は警視庁の警部小池の妻の律子。この愛人関係が殺人の容疑になった。事件の発端は、伊波の山荘の近くの別荘で死体も無いのに血痕が滴ると言う怪奇現象。その別荘の元の持ち主、柴田夫妻の娘は五年前に別荘から失踪し、そのショックで夫はノイローゼになり、監禁された自宅の二階から転落死する。一方、柴田夫人は一癖ありそう。そして、探偵役は"雪国のコロンボ"を思わせる村上警部。村上と小池は知己の間柄で共に事件に当たる。 これらの登場人物や事象が、山荘風の喫茶店の描写から始まり、無理なく説明される展開は流石に巧い。会話のテンポの良さも手伝って、読む者を自然と物語に引き込む。謎の少女の存在がなければ軽快なサスペンス小説と言って良い。だが、ここまで読むと、どう見ても謎の少女は柴田夫妻の娘の霊で、犯人は柴田夫人としか考えられない。バリバリのダーク・ホラーである。律子が伊波を訪れるが、それを見計らったように、謎の大男が連続殺人を犯し始める。大男はこの物語の中で一体どんな役割を果たすのか ? 大男の出現を知って柴田夫人も現場に駆けつける...。 最後の畳み込みに迫力があり、事件も合理的に解決されるのだが、大男の役割がご都合主義過ぎて物足りない。最後までホラーで押し通すべきだったのではないか。一応、楽しめる出来なのだが、大男や謎の少女を前面に出した方が更に良くなったと思う。 | ||||
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