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いつもの寄り道



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いつもの寄り道の評価: 3.43/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

ベタなドラマを書かせたら天才的

この作品が発表された1987年という時代を見事に活写している。悪い奴、良い奴、実は悪者だが序盤は良い奴、などなど人物の書き分けがベタの領域では完璧である。

昭和な価値観が散見されて「うわ」と思うところは多々あるが、それは当時としては仕方がない。キャンセルするほどの表現は出てこない。例えば、感じの良い・腰の低いイケオジとして描かれている人物なのに、喫茶店でウェイターの女性に、
「おい」
と呼び止めて、話しかける。腰の低い人でも、そういう言葉づかいをしていたのだ。ちなみに地の文では「ウェイトレス」と表現されている。まあそういうのは仕方がない。

そしてやってくるベタすぎるラスト。赤川文学ここにあり、という痛快さが得られる。
いつもの寄り道 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:いつもの寄り道 (新潮文庫)より
4101327173
No.1:
(3pt)

まるで2時間もののサスペンスドラマ

夫が女性とともに焼死。殺人事件も起こる。だが、作者の描き方のせいか事態の
深刻さがそれほど伝わってこない。加奈子の様子にも切迫感や緊迫感が感じられ
ない。サラサラと表面だけをなでるように、物語が進んでいく。何も考えずに本を
読みたい時にはこういう作品もいいと思うが、じっくりと内容を味わって読みたい
時には全然物足りない。単なる娯楽作品で、軽いノリの2時間もののサスペンス
ドラマを見ているような感覚だった。それなりには楽しめたが。
いつもの寄り道 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:いつもの寄り道 (新潮文庫)より
4101327173

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