六月の桜 伊集院大介のレクイエム

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六月の桜 伊集院大介のレクイエムの評価:

3.13/5点 レビュー 15件。 D ランク

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平均点3.13pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全45件 41〜45 3/3ページ
No.5
(4pt)

「孤独な魂」

本作「六月の桜」は、伊集院大介が登場するのは後半部分であり、「孤独な魂」の悲劇を描いた作品というイメージが強力でミステリー性はほんの香りだけという感じです。

主人公は、母子家庭の小学6年生で、家庭を顧みない母親の替わりに弟を面倒を見、家庭の雑事をこなしています。彼女は、学校では「いじめ」に会い、孤独な生活を過ごしています。
そんな彼女が、桜の花に引き寄せられて出会うのが、旧家の家族のいない77歳の老人です。この二つの「孤独な魂」が出会い、「禁断の恋」(本の帯にはそう謳ってあります)に陥り、悲劇の結末に転げ落ちて行くのですが、物語としては、余りに切な過ぎます。確かに、この物語の進行では、こうなるしかないのでしょうが・・・。
「いじめ」の一つの性格をしっかり捉えていて、それに老人の孤独からくる狂気を絡ませ、栗本作品らしい作品になっています。
六月の桜 伊集院大介のレクイエム (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 六月の桜 伊集院大介のレクイエム (講談社文庫)より
4062763753
No.4
(4pt)

「孤独な魂」

本作「六月の桜」は、伊集院大介が登場するのは後半部分であり、「孤独な魂」の悲劇を描いた作品というイメージが強力でミステリー性はほんの香りだけという感じです。

主人公は、母子家庭の小学6年生で、家庭を顧みない母親の替わりに弟を面倒を見、家庭の雑事をこなしています。彼女は、学校では「いじめ」に会い、孤独な生活を過ごしています。
そんな彼女が、桜の花に引き寄せられて出会うのが、旧家の家族のいない77歳の老人です。この二つの「孤独な魂」が出会い、「禁断の恋」(本の帯にはそう謳ってあります)に陥り、悲劇の結末に転げ落ちて行くのですが、物語としては、余りに切な過ぎます。確かに、この物語の進行では、こうなるしかないのでしょうが・・・。
「いじめ」の一つの性格をしっかり捉えていて、それに老人の孤独からくる狂気を絡ませ、栗本作品らしい作品になっています。
六月の桜 伊集院大介のレクイエム (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 六月の桜 伊集院大介のレクイエム (講談社文庫)より
B00H1RHB1Q
No.3
(5pt)

「伊集院大介の敗北」ですな。

命にまつわる生死については確固たる信念を持ち努力を惜しまない伊集院大介が、
心の生き死にに関しては無能極まりないことが暴露されてしまいます。
作者の栗本氏は今回のテーマに「自分の命」と「自分の尊厳」が葛藤したとき、命よりも尊厳を選択する主人公を描きました。
そして伊集院大介には、事件の真相を見抜く才能はあっても、将来の可能性を説得する才能は無かった、というより、
「優しい密室」や「タナトス・ゲーム」の頃よりも、時代がさらに絶望に侵されていることを目の当たりにしてしまったわけです。
島田荘司氏の御手洗潔は「ぼくは世の中全てを救うことは出来ない」と学術世界に行ってしまいましたが、伊集院大介は今後どう行動するのでしょうか。
また栗本薫氏は昨今伊集院大介シリーズに、一方的で圧倒的な関係が事件の種子となる設定を入れており、謎解きの要素や伊集院大介のキャラクターを好む読者からは不評を買っています。この先どうするのでしょうか。
六月の桜 伊集院大介のレクイエム Amazon書評・レビュー: 六月の桜 伊集院大介のレクイエムより
4062141175
No.2
(5pt)

「伊集院大介の敗北」ですな。

命にまつわる生死については確固たる信念を持ち努力を惜しまない伊集院大介が、
心の生き死にに関しては無能極まりないことが暴露されてしまいます。
作者の栗本氏は今回のテーマに「自分の命」と「自分の尊厳」が葛藤したとき、命よりも尊厳を選択する主人公を描きました。
そして伊集院大介には、事件の真相を見抜く才能はあっても、将来の可能性を説得する才能は無かった、というより、
「優しい密室」や「タナトス・ゲーム」の頃よりも、時代がさらに絶望に侵されていることを目の当たりにしてしまったわけです。
島田荘司氏の御手洗潔は「ぼくは世の中全てを救うことは出来ない」と学術世界に行ってしまいましたが、伊集院大介は今後どう行動するのでしょうか。
また栗本薫氏は昨今伊集院大介シリーズに、一方的で圧倒的な関係が事件の種子となる設定を入れており、謎解きの要素や伊集院大介のキャラクターを好む読者からは不評を買っています。この先どうするのでしょうか。
六月の桜 伊集院大介のレクイエム (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 六月の桜 伊集院大介のレクイエム (講談社文庫)より
4062763753
No.1
(5pt)

「伊集院大介の敗北」ですな。

命にまつわる生死については確固たる信念を持ち努力を惜しまない伊集院大介が、
心の生き死にに関しては無能極まりないことが暴露されてしまいます。
作者の栗本氏は今回のテーマに「自分の命」と「自分の尊厳」が葛藤したとき、命よりも尊厳を選択する主人公を描きました。
そして伊集院大介には、事件の真相を見抜く才能はあっても、将来の可能性を説得する才能は無かった、というより、
「優しい密室」や「タナトス・ゲーム」の頃よりも、時代がさらに絶望に侵されていることを目の当たりにしてしまったわけです。
島田荘司氏の御手洗潔は「ぼくは世の中全てを救うことは出来ない」と学術世界に行ってしまいましたが、伊集院大介は今後どう行動するのでしょうか。
また栗本薫氏は昨今伊集院大介シリーズに、一方的で圧倒的な関係が事件の種子となる設定を入れており、謎解きの要素や伊集院大介のキャラクターを好む読者からは不評を買っています。この先どうするのでしょうか。
六月の桜 伊集院大介のレクイエム (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 六月の桜 伊集院大介のレクイエム (講談社文庫)より
B00H1RHB1Q