六月の桜 伊集院大介のレクイエム

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六月の桜 伊集院大介のレクイエムの評価:

3.13/5点 レビュー 15件。 D ランク

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平均点3.13pt

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全21件 21〜21 2/2ページ
No.1
(5pt)

「伊集院大介の敗北」ですな。

命にまつわる生死については確固たる信念を持ち努力を惜しまない伊集院大介が、
心の生き死にに関しては無能極まりないことが暴露されてしまいます。
作者の栗本氏は今回のテーマに「自分の命」と「自分の尊厳」が葛藤したとき、命よりも尊厳を選択する主人公を描きました。
そして伊集院大介には、事件の真相を見抜く才能はあっても、将来の可能性を説得する才能は無かった、というより、
「優しい密室」や「タナトス・ゲーム」の頃よりも、時代がさらに絶望に侵されていることを目の当たりにしてしまったわけです。
島田荘司氏の御手洗潔は「ぼくは世の中全てを救うことは出来ない」と学術世界に行ってしまいましたが、伊集院大介は今後どう行動するのでしょうか。
また栗本薫氏は昨今伊集院大介シリーズに、一方的で圧倒的な関係が事件の種子となる設定を入れており、謎解きの要素や伊集院大介のキャラクターを好む読者からは不評を買っています。この先どうするのでしょうか。
六月の桜 伊集院大介のレクイエム (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 六月の桜 伊集院大介のレクイエム (講談社文庫)より
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