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逃げ出した死体 伊集院大介と少年探偵
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逃げ出した死体 伊集院大介と少年探偵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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往年の栗本薫を読み続けてきたファンとしては、寂しさを禁じえません。ミステリーのキレが薄く、14才の少年の「ああでもないこうでもないという」モノローグが延々と続きます。最後にちょっとだけ出てくる伊集院大介の謎解きも・・・寂しいですね。前作もそうでしたが筆力の衰えを感じます。2009年7月、合掌。 | ||||
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探偵を夢見る14歳の少年、元気が自宅のドアを開けると、死体が転がっていた。だが、公衆電話で通報した警察が来たときには、死体は消えていた。両親が離婚しているため、元気は母と二人暮らしだが、その母も、勤め先から戻らず... 当たり前だと思っていた日常が崩れ、「子供」ではなく、一人の人間として、自分と周囲の状況を見極めていく元気。あの死体は誰?殺したのは母さん?僕はどうすれば...偶然差し伸べられた伊集院大介の助手アトムからの手を頼らず、自分で考えて行動する元気君には、おおぉーと思います。ただ、そういう話を書きたくて書いたんだろうなぁ、という感じがするのがちょっと。子を持つ母である作者が昨今の「子供に手を上げる親」や、昔の子どもは、もっとずっと早いうちから働きに出て、もっと責任を持ち、考えてこうどうしていたのだから、今の子供もできるはず、という想いをぶつけたくて作った話なんじゃないかと。伊集院さんは最後にちょろっと出てきて、謎解きするだけだし。最後の元気くんと家族とに関する部分も、「こういうの」が書きたかったのかなぁ、と思えて。私的には、もっと娯楽的なものの方がよいなぁ。 | ||||
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