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逃げ出した死体 伊集院大介と少年探偵



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逃げ出した死体 伊集院大介と少年探偵の評価: 3.33/5点 レビュー 6件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(4pt)

少年と少年の心を持った青年と少年の心を持った大人と

晩年の伊集院シリーズは、読後感の悪いものが多いですけど、この作品は良し。
主人公 アトム君 伊集院大介、この3人は栗本さんの理想の少年たちなのですね。
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No.5:
(5pt)

三重構造とは別に、事件は展開する。

伊集院大介の助手の通称アトムくんこと、滝田稔が前半に現れる。
主人公は伊集院大介を尊敬する14歳の少年。

どの3人も、栗本薫のあこがれ、または栗本薫そのものだろうと思われる。内省的で、自分が考えることを記録できる人。

三重構造とは別に、事件は展開する。
最期は幸せ終わり。
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No.4:
(3pt)

一連のスピンオフ風作品の中ではこれかな

数年ぶりに伊集院シリーズまとめ読みしました。

主人公と、それをとりまくストーリーを主軸に
脈絡もなく大介が絡んでくる一種のスピンオフ風な作品。

別に大介が絡まなくてもいいような、みもふたもない
ひねりもない事件だが、主人公の心の移ろいや、
目線で語られているから、彼にとっての「大事件」って
いう事で解釈しています。

ただ、いまいちこの主人公自体に感情移入できない
のがなぁ…。

もう少しアトム君が活躍するプロットだったら
楽しめたのかもしれませんが。

ラストの暖かい雰囲気が伊集院シリーズらしくて
ファンとしては多少溜飲が下がります。
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No.3:
(2pt)

少年のモノローグ

往年の栗本薫を読み続けてきたファンとしては、寂しさを禁じえません。ミステリーのキレが薄く、14才の少年の「ああでもないこうでもないという」モノローグが延々と続きます。最後にちょっとだけ出てくる伊集院大介の謎解きも・・・寂しいですね。前作もそうでしたが筆力の衰えを感じます。2009年7月、合掌。
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No.2:
(2pt)

書きたくて書いた?

探偵を夢見る14歳の少年、元気が自宅のドアを開けると、死体が転がっていた。だが、公衆電話で通報した警察が来たときには、死体は消えていた。両親が離婚しているため、元気は母と二人暮らしだが、その母も、勤め先から戻らず...

当たり前だと思っていた日常が崩れ、「子供」ではなく、一人の人間として、自分と周囲の状況を見極めていく元気。あの死体は誰?殺したのは母さん?僕はどうすれば...偶然差し伸べられた伊集院大介の助手アトムからの手を頼らず、自分で考えて行動する元気君には、おおぉーと思います。ただ、そういう話を書きたくて書いたんだろうなぁ、という感じがするのがちょっと。子を持つ母である作者が昨今の「子供に手を上げる親」や、昔の子どもは、もっとずっと早いうちから働きに出て、もっと責任を持ち、考えてこうどうしていたのだから、今の子供もできるはず、という想いをぶつけたくて作った話なんじゃないかと。伊集院さんは最後にちょろっと出てきて、謎解きするだけだし。最後の元気くんと家族とに関する部分も、「こういうの」が書きたかったのかなぁ、と思えて。私的には、もっと娯楽的なものの方がよいなぁ。
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No.1:
(4pt)

少年探偵大活躍

副題のように、元気と言う14歳の少年が活躍します。この少年は、伊集院大介の大ファンということで、この本もほとんど彼が一生懸命事件を推理しながら行動すると言う話になっています。従って、伊集院大介は、最後に出てきて纏めるだけと言うような存在になっています。

話の内容は、帰宅して見ると死体が転がっており、あわてて警察を呼びに行くが、死体がなくなっていたという話です。行方不明の母親、家に火をつけようとしている男女、殺されかけながら逃げ惑う主人公と、大都会のはずれで起こった奇妙な事件を少年がどこまで解き明かすかです。

ただ、その中で主人公の少年が、次第に大人への一歩を踏み出し、逞しくなってゆきます。この少年の可愛い動きが、読んでいて心を温めてくれる作品です。
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