■スポンサードリンク
義眼殺人事件
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
義眼殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
若い頃読んだ時は傑作と思ったが再読してみるとそうでもなかった。軽快な会話を中心にテンポよく進んでいくが内容が安っぽくやや不自然で興味が持続できなかった。登場人物もゲームの駒のようで生きた人間が感じられない。主役のメイスンにしても深みがなく感情移入できなかった。中盤の活劇も結果として大した成果もなく物語としての必然性が感じられない。 終盤の裁判場面から緊迫感が出て来るが事件の周辺の証言が多く冗長である。最後は一気に真相へと向かうが急すぎてやや興ざめであった。メイスンは「演繹的推理」と自慢しているがこじつけの感が強い。犯人の問題の行動は犯人の条件を強く限定するため犯人にとって危険であり現実性がない。むしろ逆方向の推理も十分可能と思われる。また、動機の説明がほとんどなく犯人の心理面でも納得がいかなかった。 後半からメイスンが仕掛ける大がかりなトリックはユニークではあるがこれも不自然であり読者受けを狙っただけといった強引さがあり興ざめであった。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!