寝ぼけた妻
- 弁護士ペリー・メイスンシリーズ (82)
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ペリー メイスン第27話。メイスン事務所は第4章から、メイスンは第5章から登場。ジャクスンが久しぶりの活躍、徹底的前例主義者で、妻は5歳年上の後家。メイスンとデラは霧の立ちこめるなか豪華ヨットで一泊。頑固な警官役はドーセット巡査部長、パラフィンテストや指紋採取を拒否。13日の金曜日に打ちのめされるメイスン、トラッグに「あばよ! シャーロック」とからかわれ、裏目ばかりが続き疲れたメイスンは夕暮れのなかデラの膝枕で眠ります。圧倒的に不利な法廷ではバーガーとやりあい、同時に民事訴訟の口供調書作成で相手方弁護士と対決。解決は鮮やかですが、ちょっと誤魔化され感あり。銃は0.38口径 コルト警察用拳銃 シリアル14581が登場、Colt Police Positiveのことだと思いますがシリアルで検索すると1907年製(38S&W弾)か1909年製(38スペシャル弾)ですね。(同じシリアルの38口径コルト複動式拳銃が「埋められた時計」に出てきます…) | ||||
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ガードナーの伝記作家を主人公にしたミステリー『E・S・ガードナーへの手紙』を読もうとしたが、何となくおもしろくないので、途中で止めてしまった。かわりに”本家本元”を読みたくなった次第である。 そこで読んだ本書は、ペリー・メイスン・シリーズの1945年の第27作。ある小島の売買をめぐって係争中の関係者たちが、話し合いのためヨットに集う。最初の話し合いは物別れに終わり、一同はひとまず床に就く。だがその夜、殺人と思われる状況で、人が船外に落ちる事件が発生。果たして、寝ぼけた妻は夫を殺したのか? 妻に不利な証拠があまりにもそろいすぎている事に、メイスンはかえって不審を抱くのだが…。 久々に読むと、改めてそのテンポの良さに驚かされる。発端となる小島の売買をめぐる係争は、かなりこみ入っているのに、比較的すんなりと頭に入って来るのは、ガードナーの筆ならではだろう。 物語の方も適度にひねりが効いていて、なかなかおもしろかった。メイスン物の傑作とは言えないだろうが、充分楽しめる佳作だと思う。本当に何もしていないのに、誰がどう見ても有罪としか思えないピンチに追い込まれた場合は、絶対にメイスンを雇いたいと改めて思う。 | ||||
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