スクールボーイ閣下

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評判

スクールボーイ閣下の評価:

4.59/5点 レビュー 32件。 D ランク

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平均点4.59pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全45件 41〜45 3/3ページ
No.5
(5pt)

偏愛する小説

経営していた会社が倒産の危機に瀕したとき、持ち歩いて読み続けたのがこの本だった。
読んでも、ちっとも明るい気持ちにはなれない。何か新しいアイデアが生まれてくるわけでもない。もちろんハッピー・エンドなわけがない。そんなお話のどこに魅かれたのか。
それは「時間と共に何かが内部で熟成することへの信頼」である。主人公のジョージ・スマイリーは、本作では確か60代のはずである。自動車を運転するのでさえ、億劫になる年齢である。彼の行動、彼が底力を振り絞って繰り出す手立てには、通過してきた時間と経験がそのままに反映されている。言葉をかえるならば、衝動ともっとも遠いところで成り立つ人間の行動を、これほどリアルに描いた言語表現は、そうめったにあるものではない。この本を読んでいたとき、評者は人生で一番「キレてはならない」時期にあたっていた。無意識のうちに、「絶対にキレることのない、それでいて血の通った人物像」を、ロール・モデルとして求めていたのだろう。そういうお話を読みたい人々は、そう多くはないけれども、なくなることはないだろう。
スクールボーイ閣下 (1979年) (Hayakawa novels) Amazon書評・レビュー: スクールボーイ閣下 (1979年) (Hayakawa novels)より
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No.4
(4pt)

苦い結末そして第3部へ

私はジョン・ル・カレを「寒い国から帰ってきたスパイ」が日本に紹介されたころから読んでいます.苦い結末というのは,彼の十八番ですね.
この「スクールボーイ閣下」でも,いくつかのエピソードが次第に紡ぎあわされて,なんともやるせないエンディングに向かいます.
そうして,宿敵カーラとの対決となる最終解決は3部作の最後「スマイリーの仲間たち」へ.
3部作の真ん中というのは,展開が難しいせいかあまり面白いのがないというのが,私の偏見でしたが,この「スクールボーイ閣下」に限っては,それは当てはまりません.
なお,3部作とはいうものの,各編ともほぼ独立して楽しめるような構成になっています.
スクールボーイ閣下〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: スクールボーイ閣下〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404321
No.3
(4pt)

これは名作ですね

おなじみジョージ・スマイリーの宿敵カーラとの対決3部作.その真ん中にあたる巻です.第1部「ティンカー,テイラー,ソルジャー,スパイ」や第3部「スマイリーと仲間たち」よりもボリュームがあり,2分冊の文庫本になっています.私はこの3部作の中では,これが一番好きです.イタリア・トスカーナの村にひっそりと身を潜めるスパイ,ジェラルド・ウェスタビーのもとへロンドンから電報が届く.イギリス情報部からの「お召し」である.こうして小学生(スクールボーイ)というあだ名のスパイが,香港から東南アジアを舞台とした陰謀に挑んでいく...舞台や人物像の書き込み方が尋常ではない凝りようです.渋すぎると思う人もいるかもしれませんが.いかにもイギリス流の正統的なエスピオナー!ジ(スパイ)小説.派手なアクションはないが,おすすめ.
スクールボーイ閣下〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: スクールボーイ閣下〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404321
No.2
(4pt)

苦い結末そして第3部へ

私はジョン・ル・カレを「寒い国から帰ってきたスパイ」が日本に紹介されたころから読んでいます.苦い結末というのは,彼の十八番ですね.この「スクールボーイ閣下」でも,いくつかのエピソードが次第に紡ぎあわされて,なんともやるせないエンディングに向かいます.そうして,宿敵カーラとの対決となる最終解決は3部作の最後「スマイリーの仲間たち」へ.3部作の真ん中というのは,展開が難しいせいかあまり面白いのがないというのが,私の偏見でしたが,この「スクールボーイ閣下」に限っては,それは当てはまりません.なお,3部作とはいうものの,各編ともほぼ独立して楽しめるような構成になっています.
スクールボーイ閣下〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: スクールボーイ閣下〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404313
No.1
(4pt)

これは名作ですね

おなじみジョージ・スマイリーの宿敵カーラとの対決3部作.その真ん中にあたる巻です.第1部「ティンカー,テイラー,ソルジャー,スパイ」や第3部「スマイリーと仲間たち」よりもボリュームがあり,2分冊の文庫本になっています.私はこの3部作の中では,これが一番好きです.イタリア・トスカーナの村にひっそりと身を潜めるスパイ,ジェラルド・ウェスタビーのもとへロンドンから電報が届く.イギリス情報部からの「お召し」である.こうして小学生(スクールボーイ)というあだ名のスパイが,香港から東南アジアを舞台とした陰謀に挑んでいく...舞台や人物像の書き込み方が尋常ではない凝りようです.渋すぎると思う人もいるかもしれませんが.いかにもイギリス流の正統的なエスピオナー!ジ(スパイ)小説.派手なアクションはないが,おすすめ.
スクールボーイ閣下〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: スクールボーイ閣下〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404313