■スポンサードリンク


ソニア・ウェイワードの帰還



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ソニア・ウェイワードの帰還 (論創海外ミステリ)

ソニア・ウェイワードの帰還の評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

ソニアについて予想外な質問を受けるのは、それが初めてだった

作者のマイケル・イネスは、オックスフォード出身のシェークスピアを専門とする学者という側面をもつ。数多くのミステリーを書いているが、日本では江戸川乱歩に見出されて以来、邦訳はデビュー作の『学長の死』、『ハムレット復讐せよ』『海から来た男』の3作のみという状態が長く続きました。高踏的で難しい作家と思われていたからです。

イネスのミステリーでは探偵役であるスコットランド・ヤードの警部アプルビイが登場するシリーズが親しまれていますが、本書にはアプルビイは出てきません。もとは"The New Sonia Wayward" との題名で、「新しいソニア」というのがプロットの核心にふれたシャレなのです。ソニア・ウェイワードは人気作家でしたが、夫のペティケート大佐とのヨット航海中に急死しました。困ったのはその生計を妻の収入に頼っていたペティケート大佐で、彼は妻の死を隠すことにしますが、小さなごまかしを重ねるたびに別な難問があらわれて、ペティケート大佐は窮地に陥るのです。ところがそこに「新しいソニア・ウェイワード」が…。

イギリスの作家H・R・F・キーティングが、『アプリビイズ・エンド』とともにミステリ名作100選のうちに数えてはいましたが、ようやっと翻訳で読めるようになって感慨ふかいものがあります。
ソニア・ウェイワードの帰還 (論創海外ミステリ)Amazon書評・レビュー:ソニア・ウェイワードの帰還 (論創海外ミステリ)より
4846016048

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!