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ぼくが死んだ日



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【この小説が収録されている参考書籍】
ぼくが死んだ日 (創元推理文庫)

ぼくが死んだ日の評価: 4.38/5点 レビュー 8件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(5pt)

最高に面白い

個人的に大傑作。
まるで舞台を観ているような構成になっているのも素晴らしい。いや寧ろ舞台で観たい。
ぼくが死んだ日 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ぼくが死んだ日 (創元推理文庫)より
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No.7:
(4pt)

軽く読める読み物。疲れません。

特に「面白かった!」という斬新さは感じられませんでしたが、読みやすいです。
初級者向けの作品集といったかんじ。

『エドガー』だけは、不気味なゴシックホラーな雰囲気があって楽しめました。

怖い本を読みたい方やこちらの本を面白かった方には、ちょっと違うかもしれないけど、
『南から来た男 ホラー短編集2 (岩波少年文庫)』
をおすすめします。
読みやすく、ウィットにとんだ文体でグイグイ引き込まれます。
ぼくが死んだ日 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ぼくが死んだ日 (創元推理文庫)より
4488515037
No.6:
(4pt)

大好きな一冊

まず表紙絵に魅かれて図書館で借り、その後英語版と共に購入しました。一人ずつの語りが読みやすく、感情移入もしやすい。大好きな一冊となりました。
が、他の方も書いてるように、「猿の手」そのまんまの話は少しがっかり、単純に恋物語を乗っけただけで、オマージュならもっとひねったどんでん返しが欲しかった~。
聞き手のマイクはこの体験で、これからの人生をもっと大事に積み重ねていくのではないでしょうか。
ジーナとエドガーの物語は、特にぐっと心がつかまれました。
ぼくが死んだ日 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ぼくが死んだ日 (創元推理文庫)より
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No.5:
(5pt)

ノスタルジック・ジュブナイル・ゴーストストーリー

夜中車を飛ばしてた少年マイク。
偶然道で拾ったメアリアンに導かれ彼が辿り着いたのは、十代の子供ばかりが眠る忘れ去られた墓地。
マイクはそこで幽霊となった子供たちが語る死に際に耳を傾ける事に……

ジュブナイルなテイストのゴーストストーリー。文章は読みやすく茶目っけがきいている。
一遍ごとに語り手が交代する連作短編集で、語り手の生前の境遇は勿論のこと時代背景や舞台設定なども各自異なっており、人喰いモンスターが巻き起こす騒動に兄妹が巻き込まれるB級パニックものから精神疾患の少年のグロテスクな妄想を扱ったサイコホラー、確執を抱く正反対の双子の姉妹が不思議な鏡に翻弄されるゴシックホラーまで、多彩な趣向で楽しませてくれる。
幽霊や悪魔など超自然的なモノから人の心の闇を扱った話までよりどりみどり。「猿の手」や「黄色い壁紙」など、古典をオマージュした話をさりげなくもぐりこませる演出も憎い。

既に死んだ子供たちが忘れられた墓地で話す物語というシチュエーションは、好きな人にはぐっとくるのでは?
子供たちが死んだ年代は100年程遡る昔から2012年の現代まで多岐に渡り、彼らの語り口からその時代ごとの価値観が透けるのも興味深い。
ド直球のホラーではなく、子供たちのユーモラスな語り口やコミカルな日常のエピソードにくすっとしたあと背筋がぞくっとするような感じ。
昔NHKで放送していた「グースハンプス」を思い出した。

ほぼ傍観者に徹するマイクの存在に疑問を呈す向きもあるが、そも彼という一夜限りの「聞き手」が存在しなければ「語り手」も存在しえないので、物語を成立させる重大な要素だと思った。
生きた聞き手を得て初めて物語は完結し、過去にスポットライトがあたるのだ。
ぼくが死んだ日 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ぼくが死んだ日 (創元推理文庫)より
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No.4:
(5pt)

読物としては充実しています

読物としては充実しています。

聞き手と語り手とが決められていますが、その境界は大したものではありません。

怪奇小説でしょうか。でも、それには徹底していません。

すなわち、作者による「遊び」が随所に認められます。

肩のチカラを抜いて読みましょう。

佳作。
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4488515037
No.3:
(4pt)

ジーナ

ねたばれ

やっぱりホラー小説って好きだなぁ。昔読んでいたあのジュブナイルホラーの雰囲気、ノスタルジーの漂う半分だけ現実の世界に浸れます。
マイクってなんだったんだろう・・それに毎年ああいう状態にある人を連れてくるのかなぁ、とか疑問は残るけど、そこも解釈で・・ってところなんでしょうか。
どれも短いけど、何より子供たちのキャラが光ってます。なにか来るぞ・・・って雰囲気や少年期特有のノリにも吹き出しちゃいます。
誰一人として似通う子がいないのはびっくり!全然いい子ちゃんじゃないんですよね(笑)
アントニーがどうなったのか、現代の子の墓地もあるのはなぜなのか・・いろいろ考えるのも楽しいです。

この季節に出してくれたことに感謝(^ ^)
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No.2:
(5pt)

私はジーナとデイヴィッドの話が好きかな

シカゴを舞台に、19世紀後半~21世紀の少年少女の霊たちが、自分の奇妙な死の物語を語っていく連作短編集。
 その様々な死には、人間や事故が原因のものもあれば、魔術やSF風のものが絡むスーパーナチュラルなものも。
 また、ジェイコブズやポーへのオマージュがあるとあとがきに書かれているが、特に前者はわかりやすかった(笑)。
 他にも「黄色い壁紙」や「青髯」を想起させるものもあるし、怪奇幻想ジャンルに詳しい人なら、もっといろいろ思い当たるのかもしれない。
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No.1:
(3pt)

主人公の存在意義は?

悲劇的な死を遂げた子どもたちの話を、主人公が聞くんだけれど、本当に聞くだけで、後日談を探るわけでもなければ、語られた話を深く考えるというわけでもなく、ただ家に帰るだけ。
その分読者が、想像力を働かせたり、同情したり義憤に駆られたりする余地があるのかもしれませんが、やっぱりどうしても、一言言いたい。
「おまえ何しに出てきたんだマイク!?」

「猿の手」の話は元ネタをほぼ踏襲していたので、若干違うという程度ではなくて、もう少しストーリーにひねりが欲しかった・・。
ぼくが死んだ日 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ぼくが死んだ日 (創元推理文庫)より
4488515037

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