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スマホを落としただけなのに
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スマホを落としただけなのにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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表題通り、ヒロインの恋人が「スマホを落とした」事をキッカケに、ヒロインがSNSの罠に嵌って行く姿を多視点で描いたサスペンス小説。一応、ミステリ的仕掛けもあるのだが、こちらは平凡なものである上に、カット・バックで描かれる警察の捜査が粗雑過ぎて余り頂けない。 しかし、リーダビリティは抜群で、ヒロインを取り巻く登場人物間の人間模様の描写も巧み。やや類型的とは言え、「他人(virtual&real)を信用する」、事の意義・意味も問い掛けている様で守備範囲が広い。また、SNSに係わるセキュリティを良く勉強しており、SNS利用者に対する一種のセキュリティ警鐘小説となっている点も評価出来る。 警察の捜査部分以外の全体構成は良く練れているので、この部分を強化すると共に、ミステリ的仕掛けによる驚愕度をアップすれば、更に優れたサスペンス小説になっていたと思うし、また、それだけの力量がある作家だと思う。将来が楽しみな作家が出て来たと思った。 | ||||
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犯人は分かり易かったですがストーリーは面白かったですし、読みやすい文章でした。 ただ、登場人物(特に警察官)の魅力があまりなかったのと、会話の言葉遣いがとても気になりました。 イマドキなのはいいとは思いますが、あまりにも度が過ぎると反感を感じてしまいます。 | ||||
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古本屋で見かけ、解説がこの本をべた褒めしていたので購入しました。(以下、一部ネタバレあります。ご注意ください) 読んでいて、スリリングでなかなか面白い内容でした。私はフェイスブックは使っていませんが、普段何気なくネットで使っているSNSが悪用されることの危険というものを改めて考えさせられました。ミステリーとして楽しむだけではなく、情報社会に潜む危険を啓発する書物としても優れていると思います。犯人の視点から始まるため、一見すると倒叙ミステリのように思われますが、序盤から終盤にかけて犯人の名が明らかにされず、最後で名前(これも偽名らしいですが)が明かされるため、本格ミステリ(フーダニット)ともいえるかもしれません。解説で五十嵐貴久氏が仰っている通り、読み方によって様々なジャンルとして見れる本だと思います。 一つ、読んでいて不可解に思った点がありました。それは、犯人が麻美のフェイスブックを乗っ取るまでの過程です。途中で犯人が麻美のフェイスブックのパスワードを盗むためにフィッシングメールを送るのですが、そのとき彼女が素早くパスワードを変更して失敗に終わります。その後、突然麻美のフェイスブックが乗っ取られ、地の文で『フィッシングメールでフェイスブックを乗っ取った』と書かれていただけで詳しい説明がなかったため、「え!? あのとき失敗してパスワード盗めなかったんじゃなかったの?」と困惑しました(もしかしたら私の見落としかもしれませんが、後で読み返しても乗っ取るまでの細かい描写はありませんでした)。 それから、これは好みの問題ですがヒロインの麻美が好きになれませんでした。というのも、恋人がほかの女性の肩に腕を回したことにキレるくせに、自分は他の男とキスをして罪悪感もないような自己中な女です。後半、犯人がヒロインを「売女」と罵る場面がありますが、正直犯人に共感してしまいました。個人的には『ヒロインが惨殺されてからの犯人逮捕』という結末でも良かったように思います。 文章が読みやすくミステリーとしても秀逸なので星5にしたいところですが、ヒロインが虫唾の走るほど嫌いなタイプなので、星3にします。 | ||||
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読み進めやすい文章で、最後までスラスラ読めました。現代っぽい犯罪に接することができたことは満足です。 星3なのは主人公がイマイチ。彼氏を見下している割に同レベルで言い合いになったり、Facebookで繋がっている知り合いに簡単に頼ったりと、ここまでであれば無垢な女性という感じでキャラが掴みやすいのですが、武井との絡みで意地の悪いブラックな部分が出てきて、その性格のギャップが過去の事件に起因してるかと思えばそうでもない。 男の方は生い立ちと現在の性格の因果関係がきちんと語られていて納得できただけに残念に思いました。 | ||||
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映画もTVも小説も出だしで面白くないと感じると次の展開まで中々進まずに途中で見るのが嫌になってしまう質なので、この手のストーリーは序盤で見るとか、買うとかを決める傾向が自分にはあるが、出だしはスマホを落としたのを拾われて〜という現代の日常に何気無くある1つの風景から始まるのが、その後に主人公の稲葉麻美の生活を大きく揺さぶる事になるのは目に見えていたし、恐らくSNSなんかの乗っ取りとか個人情報のセキュリティに絡んで話が進むだろうと想像はしていたが、ある意味、予想どおりの展開でいながら、その斜め上を行く感じもあり、江戸川乱歩や横溝正史の作品で散々出てくる猟奇殺人じみた部分は犯人である“男”による殺人の被害者の遺体や棄てられ方から感じるだけであって、実際には猟奇殺人そのものよりも“男”の狂気の方が目立つ感じがした。 しかし、物語を読み進めていく中で割と早い段階で犯人はわかった感じもあったし、見付かった1つの遺体の身元の判明からは急に物語展開が早くなった感じもあり、それまで丁寧に積み上げてきた“男”のサイコパス的な要素が後半ではかなり雑になってしまうあたりが残念。 また、“男”は当初は主人公の裸体の写真を見て性的な興奮を覚えた上でストーカー化していくように見えていたが、後半で主人公を拉致して拘束までしているのにちょいフェチぐらいの描写で性に対して淡白過ぎて拍子抜けした感じもある。 が、何よりも主人公とその恋人の富田の心の距離がラストシーン間際のクライマックスでそれまでを無視したかのように急接近するあたり、更には読んでいない方、これから読みたい方の為にココでは言えないが、『えっ!この後に及んで?』って言ってしまうような主人公の重大な秘密…ラストシーン辺りになって、まるで2時間のサスペンスドラマを見せられているようなベタ過ぎる展開。 後半の部分をもうちょっと綺麗にまとめてくれると物凄い作品になるんじゃないかな? ラストシーンだけが減点対象です。 | ||||
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なかなか面白かったですが、犯人はわかりやすい気がしましたね。 | ||||
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期待しすぎただけでこんなこと(☆三つ)になってしまったんだと思う。 フラっと開いて読んでたら人に薦めたくなってると思う。 面白いよ! | ||||
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学歴は良いのに、とある理由から派遣社員として働いている女主人公。そのくせ、男に対する注文が多くてイライラします。身の程知らず。複数の男が出るのは物語上で仕方のないところもあるのだけど、もうちょっと性格の良い女性として書けば良かったのに。あと、疑問のあるセリフで「?」を使わないことが多く、読んでるこちらが「???」となります。終盤なんか、目の前で怪我した人に向かって「大丈夫!」。本来なら「大丈夫!?」となるべきところなのに、ここまで徹底して「?」を使わないのは疑問だし、読みづらいです。 | ||||
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楽しく読んだが、拉致されてからラストまでが余りに平易。そこまでが割と濃厚だったから多少の拍子抜け感。 「なんとなく付き合ってる」感じの麻美と富田が、特に麻美が、絶体絶命状態になってから急に「熱愛」な心象を出し始めたのが不自然に思えた。 犯人の口車に乗せられて、自分の彼女がどう見ても「嫌がってる動画」をクリックしてしまうのも如何かと。 そこは「お前から教えらるんじゃなくて、後で本人の口からちゃんと話して貰う」的姿勢が欲しかったかな 今回の「このミス」の縁見屋、がん消、本書で比較すれば、本書が一番エンタメとして将来期待?な感じがする が、「解説」の「以前、以降になる」には幾ら何でも言い過ぎだ、と思った | ||||
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SNSを通じて個人情報を得ていくストーカー的な手法や、他者のパスワードを読み取る理論等に関してはリアル且つ、怖さと面白さがあったものの、 後書きで『歴史的な程に驚愕の真相』みたいな煽り文句があったから期待していたら、犯人や事件そのものに関する真相ではなく、拍子抜けのどうでもいい部類の真相でした。 犯人に関する驚きが中盤以降はないのと、ヒロインの恋人がうかつ過ぎる点があり、 期待しすぎてガッカリした作品でした。 | ||||
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詳細なのはネット犯罪に関する部分だけで、それと比べると人物の描写、場所の描写などが ほとんどない。 ワイドショーが騒ぐほどの事件が起きたのに、警察側はほとんど二人だけ。 バランスが悪いように感じました。 ネットの怖さはよく伝わったし、これでもかというような暴力描写がなかったのは個人的に良かったです。 作者さんがネットに詳しい方なのならば、一見冷たいようなそのネットの世界を使って 気持ちが暖かくなるような、力が湧くような物語を読みたいと思いました。 | ||||
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