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D坂の美少年
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D坂の美少年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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私、瞳島眉美はこの度、指輪学園の次期生徒会長に立候補することになりました! 自他ともに認めるクズであるこの私に、清き一票を! 「…………………………………………」 どうしてこうなった! なんか、球磨川禊の再来のような、詐欺師以上に物騒な輩が登場。現実主義と平等主義の塊である無個性による個性の駆逐? 数巻に渡って対決しそうな流れだけど、終わりは美しく閉じられるのか、それとも…? そして、過去の全てのシリーズで描かれているテーマ「成長」と「変化」がついに今巻で登場。 人は常に変わる。いつまでも今のままではいることはできない。だからこそ、過去を美しい思い出として振り返るために、今を美しく生きる。後悔しないように。 | ||||
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シリーズの六作目は,生徒会長選挙という,学園ものならではのイベントを中心に据え, そこにひき逃げ事件を絡めた流れとなり,その謎解きが尻すぼみだったのは否めませんが, 荒唐無稽や強引な展開は抑えめで,ますます調子(?)に乗る主人公も楽しませてくれます. また,で意味深に匂わされた人物の登場は,場面自体はわずかとなっていますが, 自分たちと同じ夢を見ていたはずが,それらを過去とし,今と未来だけを見ている姿に, どこか『』でも感じた,過ぎていく時間と大人になることへの寂しさを漂わせます. そして,ラストでは主人公もそれを意識,訪れるであろうその時を意識はしながらも, いつか『美しい思い出』として語れるよう,未来のために今をという思いが印象的です. 何よりの見せ場は仲間による応援演説で,彼女は彼らが,彼らは彼女が支え,補う. 一時は『呪いの言葉』で弱気になった美少年たちが,彼女に気付かされた大事なこと, 彼女の全てを応援したいという,彼らの,チームの熱のこもった言葉がただただ素敵で, それを受け,自他ともに認めるクズな彼女の,星屑を目指す誓いが何とも新鮮に映ります. その一方,シリーズ開始時に騒がしかった謎の組織は,何度か名前が出てくるだけで, まるで覚え書きのような扱いが続く状態は,いい加減にどうにかしてほしいところです. | ||||
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