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バラ色の未来
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バラ色の未来の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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エビデンスや法律がないと裁けない中,小説のもつ強みを活かしているように感じました。 取材を徹底して行なったのだろうと推察しました。 著者は政治色や社会性の高いテーマについて裏面を追求していると感じていました。 発表時の総理と米国大統領,横浜市長,官房長官との関係を思い出し勝手に色々想像できました。 | ||||
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日本のIR誘致とりわけカジノ。 青森県の片田舎の町長がIR誘致に私財を投げうってまで誘致合戦を繰り広げたが最初は総理の地元山口県にとられてしまった。 しかし銀座に続いて3番目の誘致に総理と念書をかわすが、青森県に決定されなかったため地元投資者からのバッシングを受け東京で浮浪者となり熱中症で死亡。 この事実を調べる東西新聞社がIRの抱える問題点を調べ始める。 やがて総理のスキャンダルまで発展していく。 最後総理が追い詰められ辞任すかどうかで終わった点はちょっと残念。 一般文学通算2580作品目の感想。2021/10/11 17:30 | ||||
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なし | ||||
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なかなかタイムリーな話題で一気に読みました。 実際にこのような誘致に関する流れが起きるとは思いませんが、IRに付随する「カジノ」のもたらす影響は想像以上に大きいのかも知れないと考えさせられました。 | ||||
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最近に国会議員が、IRを巡って収賄で逮捕された。 金額は、あまりにも小さく、なんとも微笑ましいなぁと思っていた。 中国人相手で、そのショボさは、日本の貧困を示している。 中国と日本の富裕層の富の格差が明らかになってきている。 小説になると、やはり賄賂の金額のスケールは大きくなる。 IR(カジノつき総合リゾート)の誘致を 青森県円山町のスズキイチロー町長が、熱心に、推進する。 IR誘致で、地方再生になるって、幻想で、誰がバラ色の夢になるわけでない。 結局 スズキ元町長は、ホームレスになって死体で発見される。 カジノつき総合リゾートが、起こす問題は、ギャンブル依存症だけでなく その利権を巡っての、利益を貪る奴がいるのは明確で、 それを政治家が さらに貪っていく。貪りの構造である。 ここでは、山口県の出身の首相がIRを推進し、首相の嫁がギャンブル依存症になる。 東西新聞の結城洋子がチームを作り、スズキ町長の死から、 ギャンブル依存症夫妻の子供を巻き込んだ無理心中事件など 丹念に、調査して、新聞に アップしようとすると 山口県出身の首相は、憲法改正をぶち上げる。 新聞は、その記事が トップを飾ることに。 始末が悪いのは、新聞社のトップは、 首相のお友達で握りつぶそうとする。 この小説は、日本を支配する悪たちの悪巧みを暴き、 新聞記者は、「権力の監視」をすることが使命だという。 事実を隠蔽する仕組みや文書の改ざんなど平気で行い マスコミや新聞社のトップをてなづけてしまう時代への警鐘である。 ギャンブル依存症の怖さが、もう少しリアルになるといいのだが。 真山仁らしい 本で、タイムリーな作品だった。 日本の未来は、薄汚れた色に彩られている。 | ||||
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青森を北海道に読み替えてみると当てはまる人物がいそうに思える。 | ||||
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何事にも表には裏があるようにそのリアルな裏の部分が丁寧に描かれている。今後の日本において斯様なことが起こりかねない近未来への警告でもあるかのようで一気に読破しました。 | ||||
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日本にIRを導入する際の新聞記者を中心とした調査報道をめぐる物語です。登場人物が多く、2日に分けて読むと混乱するでしょう。 そこに登場する首相は名前は違うのですが、現在の長期政権の首相の顔と姿が浮かんできます。スキャンダルを起こした首相夫人もしかりです。是非、任期内に読むべきでしょう。 個人的に得心したのはP.479の本書のタイトルに意味を述べる部分でした。それをバラ色と考えるのか否かで登場人物の立ち位置を分けることができます。人間の欲についても考えさせられました。 | ||||
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カジノ誘致を巡ってひきおこされる綱引きが醜い。誰のための政策か。利権に蔓延る権力をかさにきた政治家、儲けることしか頭にない業者、カジノ依存症に陥る一般人、政治家の贈収賄などなかなか踏み込めない分野に良く踏み込んだと思う。新聞社が総理大臣の悪行を記事にできたか、総理は辞任したか気になるところであるが、現在の政権にもソンタクが働き学校建設、新学部の新設案件などの暗部の真相にはなかなか踏み込めないのは残念だ。この小説のようにマスコミの奮闘を期待するとともに関係者の正義感が無くなっていないことも期待したい。 | ||||
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権力者の蛮行は終わりの始まり。 皮肉にも、森友学園から加計学園問題につながるスキャンダルをもみ消せない総理が、 とつぜん「憲法改正を声高に宣言」しスキャンダルのニュースバリューを消そうとする動きが 実際におきたのは笑った。 IR(カジノ・総合リゾート)がテーマなのだが、登場人物が安部総理夫妻を想像させる。 アッキーならカジノ依存症になるかも ... 笑 大手新聞の存在価値は「権力の監視。」と著者は書くが、現実におきてるのは、 文科省の前事務次官の告発つぶしに「読売新聞」が個人の性癖をどうどう1面にあげる始末。 小説よりリアルのほうがおもしろい。 | ||||
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売国よりは、まだ面白みがあった、しかしハゲタカのような、引き込まれさは、ないですね 最近の真山は、ちと面白みにかけるな | ||||
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特定のテーマを絶対悪と捉えて、多面的な視点によるアプローチを欠いている。また、現実の特定の人物を想起させながら、現実ではありえないチープな事象を絡める描写には、今までの作品に比べて著者個人の思想信条の代弁を主目的にしているように思えてならない。 | ||||
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ぐいぐい読ませるテクニックに感服。2日で読んでしまった。でも秀逸な物語構造があるわけでもなく、心にグサッと残るものがあるわけでもなかった。その意味で気軽に読めるし、暇つぶしにはもってこいの作品であろう。読んでいたとき自分は暇では無かったので、話に引き込まれてつい時間を費やしてしまったのには大きな後悔が残るのだけど。 なお、カジノ問題はやはりノンフィクションの方がハラハラドキドキで楽しいと感じた。鳥畑 与一著「カジノ幻想」 (ベスト新書)などはエクセレントだと思う。 | ||||
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冒頭からグイグイ引き込まれ、数日間で集中して読んでしまいました。スピード感があって面白かった!!! タイトルも秀逸。 真山氏の政治小説は、まずテーマ選択にセンスの良さが光っている! 他の日本の社会派作家たちは、真山氏のようにエンタメ作品を通して社会貢献していない。情けない現状だ。 小説の舞台も海外と日本国内の数ヶ所あり、登場人物も多く、読者を全く飽きさせない展開。 連載を多く抱える超売れっ子だからこそ、たまに辛辣な意見もあるのでしょうが、やっぱり今一番引っ張りだこの作家なのだ、という存在感を示している作品でしょう。 お見事です!!! 迷っている方は、是非購入をオススメします。 | ||||
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IRという旬のトピックを扱ったのはいいが、どうも、緻密さ・正確性・網羅性に欠ける。 新聞記者と代理店の両サイドから描くなら、いつものように上下巻でしっかり描き切って欲しかった。 それ故星一つ減。 内容的には前述したように所々物足りない、知識不足が露呈している気がする。 いつもの圧倒的な情報量で読者をアップアップさせる真山節がうまく出ていない。 金融以外は苦手なのか? ギャンブル依存症についてもっと掘り下げるべきで、Pをちょこっと出しただけでは そもそも新聞記者が何に熱くなったのかが、ぼやけてしまっていると思う。 また、G依存症はPだけでなく競馬・競輪等も同様であり、 宝くじやLOTOも競馬・競輪が狭く深くに対し広く浅くかの違いだけで 依存するのには変わりがない。 何故Pだけ取り上げるのか? ま、それが新聞社の実態だからと言われれば頷くしかないだろう。 政治資金や登記についても勉強不足。 ただ新聞社のゴミっぷりはそれなりに描いているかなと思う。 「正義感」を振りかざしながら、記事を出したら後はどうなろうと知らない。 自分達の上司が工作しても、くやしいと思うだけでそのことは絶対記事にしない。 でも他人がそれをやると鬼の首を取ったかのように追及する。 自分にマイナスの影響が出ない時は周りに何の得が無くても、プラスになると盲信して正義感を振りかざし、 自分にマイナスの影響が出る時は仕方ないとして記事にしない、 そんな新聞社のクソっぷりはそこそこ描いていると思う。 今回は残念な内容であったが、今後も書き続けて欲しいため、ちょっと大目に星をつけておきます。 | ||||
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IRを題材にしたサスペンス。タイムリーでもあることから購入したのですが、期待はずれでした。 とにかくリアリズムが致命的に欠けてます。 IRをもっと深堀りしないと。全く勉強不足。シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズあたりはIRを知るには必見なのですが、取材に行ってないのではと思います。そうでないと銀座IRなんて荒唐無稽な発想は出てきません。また、著者の政治ついての知識が浅薄だから、その結果ストーリーに深さや重さが全くないのです。 例えば新聞社の社会部系の幹部が総理に単独インタビューする場面がありますが、そんなことあり得ませんから。閉鎖的な官邸記者クラブの存在を著者は知らないのでしょうか? 松田という一人の政治家しか描かず、他の政治家が全く出てきません。だから、魑魅魍魎が蠢く政界の面白さがストーリーに絡まないのです。絶えず足を引っ張ろうとするライバル達がいれば、IRを総理の地元に誘致するなんて本作の設定はあり得ないし、ましてやその開発を総理の岳父の会社がやるなんてもっとあり得ない。稚拙過ぎる設定です。一国の総理がそんなに脇の甘いわけがない。 もう少しリアルに組み立てないと…。 三流Vシネマの脚本レベル。 | ||||
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果たして、カネは人を幸せにするのか? と、帯にありますが、そんな内容ではなかった。 氏の作品にしては、カジノや誘致に関しては 掘り下げ不足。 ギャンブル依存性についても何も響かない。 ハゲタカのアルコール依存性の方がよほど描かれている。 登場人物も皆、魅力に欠けるし、誰が主人公なのかすらわからない。 ハゲタカやコラプティオのようなリアリズムや魅力的な登場人物達をまた描いてほしい。 ただ、読ませる技術。ストーリーテラーとしては流石。 なので星2つ ハーディはいつ発売されるのかな? | ||||
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政治家の利権に伴うあれこれ、の部分は充分に楽しんだ。 ギャンブル依存の悲劇の部分はあんまり。ふと、総理夫人のギャンブル依存は「卑しくあさましい」感じなのに、同じ病で「子供巻き込んで心中」に行きつくと、なぜ「悲劇」に昇華されるんだろう?両方依存が原因なら「借金膨らませに膨らませる」のも「悲劇」で同情しなきゃおかしいし、「卑しくあさましい」なら子供巻き込んで心中するのも「卑しく疎ましい」事件としなきゃいけないんじゃないかなあ。みたいな思索にしばし耽った。 読後の一番の気になり所は、「口止め料貰っておいて口閉じなかった権藤は「口止め料」返したの?」だった。 何気に「スジと仁義が通ってる」のはチャンが一番かな。 楽しく読みました | ||||
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相変わらずの、読みやすい社会派エンタメ小説です。 でも回収しない伏線が気になるんです、この人の小説は... 次回以降回収される場合もありますが、回収されない場合もあり、 さらに読んでいるこちらが既にその事忘れていたり.... 大きな伏線はいいとして、小さな伏線は基本的には1冊で全て回収して頂きたい... | ||||
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先日、日本の国会でいつの間にか可決された俗称カジノ法案、新聞でも大きく報道されていた。本書はそんな動きに合わせるがごとく、或いは先取りするがごとく、日本のカジノ産業導入を題材としたサスペンス小説である。テーマが時機を得たものであり、内容的にもこんなことが実際に起こるのではないか、いや既に一部が起こりつつあるのではないかと思わせるようなリアリティがあり、本の帯に記載の「社会派ミステリーの傑作」という表現に恥じない作品である。文章も簡潔明瞭であり、話の展開もスピーディで全く飽きさせない。冒頭の約6ページに渡る緊迫感溢れる出だしはとても素晴らしく、その後の展開を大いに期待させるものであった。登場する新聞記者全員がちょっと格好良すぎることと首相のキャラが軽すぎるのが難点と言えるが、好みの問題かもしれない。久方振りにちっとも飽きずにアッという間に読み終えてしまった。 | ||||
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