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よるのばけもの
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よるのばけものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全102件 21~40 2/6ページ
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『君の膵臓をたべたい』を出版後大分経ってから手に取って以来、住野よるさんの著書は発刊順に読んでいます。 第一作、第二作と比べると主人公たちの置かれた状況が悪く一見希望的でないように見えますが、 『君膵』等の流れで買ったとしても決して期待ハズレでない作品かと思います。 住野さんの作品は主人公がさまざまに思索し苦悩するところがミソで文量も割かれている気がしますが、本作でも七転八倒します(一般的な正義からすれば意気地なしと感じる方もいそうですが、思い悩むタイプでなければ物語が成立しないはずです)。 そんな中で『君膵』では主人公以外による長い語りがあったりして、それが最後のひと押しになったりしますが、 本作でそれをやる意義は薄そうです。真相が読者にわかりすぎるほどわかりやすくなる代わりに、主人公の苦悶と疑念から生まれる雰囲気がなくなって空気が抜けたような話になるでしょう。手がかりは徐々に出ています。 同様の物語を期待するわけではありませんが、第4作以降も読みたいと思います。良かったです。 | ||||
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Although I like the works from 住野sensei, this book is quite underwhelming | ||||
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正直、自分にとっては面白くないと思いました。ですが、他の人のレビューを見るととても良かったと言う人もいます。これだけ極端に意見が割れる作品は少ないと思うので、そういう作品に触れてみたい方にはお勧めかもしれません。 | ||||
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小6と中2の娘が読みました。小6の娘は感動したと言っています。中2の娘は、哲学的過ぎて、よく分からないところがあったと言っています。登場人物のしゃべり方が独特で、少し読みづらいところもあったそうです。 | ||||
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最初は意味不明な事をする矢野に対して、私は上から目線に理解できないと感じていたが、最後にさしかかるにつれ度肝を少し抜かれる感覚があった。 「いぐっ、ちゃん無視され、なくなったでしょ」 言いたくないことを無理やり言わされたというような雰囲気たっぷりに矢野さんはもう一度、携帯ゲームを始めた。 このセリフが印象に残った。気に食わないからやったんだよと意味不明な事をいってくれたらどんなに楽だっただろう。なのに矢野は誰よりも思慮深くクラスメイトのの事を考えていた。どっちが正しいか白黒つけれない。そんな曖昧さが凄く好きでした。 | ||||
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もうさ、「君の膵臓をたべたい」の著者で売ろうとすんの辞めない? 普通に面白いんだから。 共感や感情移入もかなり出来る本だったと思います。 | ||||
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昼の世界はクラスのいじめという現実の世界、夜の世界は恐怖心から現実のいじめに消極的ながらも加担している僕の罪悪感という化け物との葛藤の悪夢の世界。 昼の世界はクラスでいじめられている矢野さんの実際の行動の世界。夜の世界は僕の願望を矢野さんに投影した僕の推測した矢野さんの気持ちの世界。 最後は矢野さんのおはように初めて返事を返すことによって前向きな一歩を踏み出し、悪夢からやっと解放されたところで終わる。 この作品では夢が大切な大きな仕掛けになっている。また同じ夢を見ていた でも主人公の夢のなかで見ている話となっていたが、夜のばけもの でも主人公の悪夢のなかでの話になっている。もしかすると、キミスイ でもまさかとは思うが、サクラの夢のなかの話だったのだろうか? 夢の中の話の三部作だったりとか…。 | ||||
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小説を久しぶりにまともに読みました。 なんか面白そうなタイトルだったので 試しに。 そのおかげで小説にハマってしまいました。 新たな世界が広がりました。 | ||||
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住野よる先生の作品で2番目に読みました。1番目はキミスイ。ほかの作品はまだ読んでいません。キミスイと比べると物語の解釈を読者に委ねる白とも黒ともハッキリしない描き方をしていますが、私は感動しました。感動となんというか胸のモヤモヤがスッキリした感じと言いましょうか。 キミスイは志賀くんのヒロイン送った「君の膵臓をたべたい」というメールをちゃんとヒロインが読んでいて良かったぁという気持ちになりましたが、この作品も最後、主人公が本当の気持ちを矢野さんに伝えられてスッキリした気持ちと感動が湧きました。 最後の描写についてハッピーエンドではないという意見もありますが主人公本人がこれで良かったと思わせる最後の文章があるので、色々これからが大変だとか様々な意見もあるのですが、主人公にとってはハッピーエンドなのだと思う。 主人公にとってだけでなく歳を取り大事にされなくていい人間なんでいないということに気がついてる中年にはたとえこの先、主人公に困難があるとしてもその行動は応援したくなるもので、気持ちの良いものであった。 | ||||
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クラスが一致団結すればする程見ているとハラハラしてしまう そのぶん矢野さんに対して徐々に愛着が湧いて来る この結末はハッピーエンドなのかバッドエンドなのか 読んでいる者に委ねており、感じ方は様々なのだろう 個人的には面白かったが、主人公視点の描写解説が多かったので星4つで! | ||||
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工藤は女子やっかんかい( ̄□ ̄;)!!です 読んでて泣きそうになりました、最後は泣きました。涙もろいのかもしれないですが お昼は休めないからと怖くて笑ってしまうことを打ち明けたり、先生のプレゼントを踏んでしまうとこで泣いちゃいました。泣きましたけどすっきりした終わりかたてはないですね。緑川さんと葛西のことをもっと知りたかったかな | ||||
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文庫本が出るのを楽しみに待っていた作品です。 不思議な雰囲気の少女に翻弄される化け物になれる少年。その話の中に盛り込まれている「いじめ」。読み終わった後、考えさせられ、他の人に話して討論したいなという気持ちに掻き立てられました。なぜ彼が化け物になれるようになったのか。それは読んだ人が考えるべきなのでしょうね。 ぜひ、小学生などお子さんにも読んでほしいなと思います。 | ||||
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この小説は、主人公であるあっちーが、自分の居場所を守るために、誰かを犠牲にすることに対して葛藤する。ということに終始してるかと思います。 「いじめ」が題材なので、陰鬱だし、正直胸糞悪い展開が続きます。 ただ…。 いじめたことも、いじめられたことも…経験してる人にはわかるんじゃないかなと思います。 または間接的にいじめていた消極的な人も…。 いじめられてる人を助けようとした瞬間から、彼らは牙を剥きますから、あっちーがずっと悩んでしまう気持ちが、わたしには痛いほどわかりました。 夜の化け物である僕と、昼の人間である俺は、はたしてどちらが化け物なのか…。 最後の終わり方はとても考えさせられると思います。が、私はあの終わり方で良かったです。 いじめは、きっと無くならないですし、自分が当事者になったとき、後悔しない選択をしてほしいです。少しでも痛みを考えられる人になってほしいな、と思います。 | ||||
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本屋にたくさん積み上げられていて、以前住野よるさんの小説を読んだことがあったため、手に取った作品。読みはじめは夜になると化け物になるという設定が中二臭いと思い拍子抜けしてしまいました。ですが読み進めていくと周りに合わせていじめっ子側に立ってしまう昼の自分と矢野さんを守ろうとする夜の自分との対比が物語のメッセージ性を高めていると感じました。読み終わりは確かにスッキリしないかもしれませんが考えさせられる作品です。この本の対象はいじめられっ子でもいじめっ子でもなく、周りに合わせた行動をとってしまう、恐らく集団で最も多いタイプの人だと感じました。そういう方々にぜひオススメしたい作品です。 | ||||
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ここに書かれていることは、どの学校でも実際に起こり得ることであり、「自分が教室内にいたとしたら・・・」と当事者になった感覚で安達の思考や行動の仕方を追っていくという流れで読みました。読後は、心に重くてズシリと来るものがありました。単純に立ち回り方が上手で、要領も良く、ただ質は悪い(心奥ではモラルを軽視している)ような人間に最後まで天誅が下ることがないというリアルさを消していない点は、本作の良いところではないかと思います。もし安易に教室外の一般良識に従って、悪者達がまとめて一斉に成敗されるという、ありきたりなハッピーエンドで完結していたとしたら、読者が自分のこととして真剣に考える機会を奪ってしまっていたのではないかともいます。本作の最後は、決して気持ちの良いものではないかと思いますが、「この本は自分の手元に置いて良かった」とは思える作品です。 | ||||
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いじめの題材、流行り? 何? 賞を狙ってんの? 自伝? 教育本? 説教本? 正義感? 自己満足? 本当に多いいじめの本。 体感した人はよりみじめになるし、 周りにいた人は後味悪いし、 参加した人は目を背けたくなるし、 率先していじめた人はそもそも読まない。 読者が、本当に読みたいものは、 果たしてそこなのか?と思う。 いじめの話聞いて誰が得するの? 感情移入して、心が痛くなって、罪悪感残して酷い。 せめて終わり方がよければいいけど、全然ダメだった。 読み続けた気持ちの解決には到底至らない。 終いまで書ききれないなら、最初っから手を出さなきゃいい、 そのぐらいにテーマは重い。 私は、非現実で、現実を味わうエンターテイメントを求めています。 なのに、傷口をえぐるような生々しいエピソード盛り込んで それを解決せずに終わるなんて読み損です。 物語、生々しい切り口ならなおのこと トゥルーエンドみたいな書き方やめて欲しい。 消化不良で現実が疲れる。 本の中のことを1つ言います。 私は多分、矢野さんに近い。 だから言います、 「お願、い書かないで、こ、ういうこと。」 矢野さんが読んで 「これな、らみんなに読ま、れてもだいじょ、うぶ」 って納得できる終わり方、書いてあげて。 | ||||
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職場の同僚が面白くないと言っていたので興味本意で読んでみた。1日ほどで読破。物語の中で「大人になれば…」という話があったけれど、大人も同じく二面性を持っていると日々認識している身として悲しい気持ちになった。この本を読んで「自分と違う」を認めるというのは人生の中で人と生きていく中での一番のテーマであり課題であると感じた。自分の「下手さ」に気づけるかもしれない。 | ||||
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著作3作目だが4番目に読んだ。 ①語り手がずっと安達なので,ひたすら安達がうじうじしてる描写を読んでいるだけに終始。せめて矢野,もっと言うなら緑川の視点も入れてほしかった。 ②矢野と緑川にもオチが欲しかった。ここにオチがないと,読後に光明が射してこない。 ③キャラ設定が弱い。「笠川って誰だっけ?」「工藤って女子だったの?」 ④何かある感を漂わせた保健室の先生にもオチがない。幕間ででも,昼の学校で笑ってる矢野が見たかった。 「膵臓」と「同じ夢」にもイジメ描写はあったが,救いとなるような人物が主人公のそばにいた。この作品にはそれがない。あったとしても作中では描かれていない。地雷を踏んで地雷原を歩いていく気になった主人公は称賛に値するが,物語の最後には,ほんの少しだけでもしあわせが欲しかった。 | ||||
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イジメ内容が酷く胸が痛いし気分の悪い小説でした。半分まで読み終えてもうこれ以上読むことはできなかった。 世の中の大半が優しさよりも同調をとるような主人公側なんだと思うとやるせなさで一杯になりますね。 | ||||
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読後感はただ、怖いって事しかありませんでした。 テーマがいじめで話も重い。呼吸が出来なくなる様な重さを感じました。考えさせられる。 夜にだけ化け物になってしまう「僕」といじめられている矢野さんの交流がメインなのですが、昼と夜の落差が本当に凄い。 頭のいい子も頷くしか出来ない子も昼と夜ではどっちも違って、そこもまた怖さを感じる。 それでも、矢野さんには光が差したのではないかと思うとあながち有耶無耶には思えないかな。彼女の「やっと会えたね」がざわざわと胸に来ます。 | ||||
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