終りし道の標べに

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終りし道の標べにの評価:

3.89/5点 レビュー 9件。 C ランク

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平均点3.89pt

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全27件 21〜27 2/2ページ
No.7
(5pt)

哲学的小説

この作品には「実存」が秘められている。
始めは「T……」の、他人にとっては何ともないであろう、しかし何があるか分からない「秘密」を巡る、推理小説のような展開をしていく。
そして、読み進めるにつれて、明らかになる「秘密」の各所に散りばめられた、雪のような思弁、思索を見出すことだろう。
それが「終りし道の標べに」だ。
それらは《斯く在らねばならぬ》という「存在」、「物」、「存在象徴」といった形而上学的問題から「愛」、「友情」、「安らぎ」、「憎しみ」など人間の根源的な感情等々、多彩な領域を有する重厚なサスペンスのように、事を織り交ぜながら書かれていく。
ここには、確かに「一つの世界」が開かれている。安部の言葉のように「非小説」的な「一つの世界」が広がっている。
また、埴谷がこの作品に何かしらの予感を感じたのだとしたら、それは、彼の言うところでの「自同律の不快」がその文章、その行間から醸し出され、感じられる点があるからであろう。
それにしても私は、一体、何を書いているのだろう。
この「小説」に「解説」めいたことなど必要ないのに…。
何が私をして、このようなレビューを書かさせているのか…。
精神分裂病者のようだ。
ああ、名も分からぬ声たちよ…。
最後に、読者として言えることは、この「一つの世界」をそれと共に生きた、存在感覚を感じたということだけだ。
安部の出発が始まった幻の処女作長編…。
安部ファンならば必読の書と言えるだろう。
終りし道の標べに (新潮文庫 あ 4-11) Amazon書評・レビュー: 終りし道の標べに (新潮文庫 あ 4-11)より
4101121117
No.6
(3pt)

冬樹社版「終りし道の標に」

昭和23年に刊行された真善美社版「終りし道の標に」を昭和44年に全面改稿したもので、真善美社版よりも、ずっと分かりやすく、意図も明確に示されたものです。真の処女作である真善美社版の解説書として、また、一般・初心者むけの「終りし道の標に」として、こちらのほうが、なじみやすいと思います。安部の作品を一貫する「アイデンティティの問題」の原点を分かりやすく知る事のできる一冊です。
終りし道の標べに (1965年) Amazon書評・レビュー: 終りし道の標べに (1965年)より
B000JAC71G
No.5
(4pt)

安部公房の処女長編作

昭和23年に真善美社から発行された安部公房の事実上の処女作を、新漢字・新かな遣いに直したものです(原典は旧漢字・旧かな遣い)。原典は国会図書館でも閲覧は可能なものの、複写不可となっています。また、古本市場でも、非常に高価なうえに、状態の良いものを入手するのは難しく、しかも、旧漢字・旧かな遣いで、素人には解読不可能です。

難解な作品ですが、長い間、まぼろしだった作品で、安部の出発点がここにあります。安部ファンを自負する方は、是非一読してほしい作品です。
終りし道の標べに (1965年) Amazon書評・レビュー: 終りし道の標べに (1965年)より
B000JAC71G
No.4
(3pt)

冬樹社版「終りし道の標に」

昭和23年に刊行された真善美社版「終りし道の標に」を昭和44年に全面改稿したもので、真善美社版よりも、ずっと分かりやすく、意図も明確に示されたものです。真の処女作である真善美社版の解説書として、また、一般・初心者むけの「終りし道の標に」として、こちらのほうが、なじみやすいと思います。安部の作品を一貫する「アイデンティティの問題」の原点を分かりやすく知る事のできる一冊です。
終りし道の標べに (講談社文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 終りし道の標べに (講談社文芸文庫)より
4061963058
No.3
(4pt)

安部公房の処女長編作

昭和23年に真善美社から発行された安部公房の事実上の処女作を、新漢字・新かな遣いに直したものです(原典は旧漢字・旧かな遣い)。原典は国会図書館でも閲覧は可能なものの、複写不可となっています。また、古本市場でも、非常に高価なうえに、状態の良いものを入手するのは難しく、しかも、旧漢字・旧かな遣いで、素人には解読不可能です。

難解な作品ですが、長い間、まぼろしだった作品で、安部の出発点がここにあります。安部ファンを自負する方は、是非一読してほしい作品です。
終りし道の標べに (講談社文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 終りし道の標べに (講談社文芸文庫)より
4061963058
No.2
(3pt)

冬樹社版「終りし道の標に」

昭和23年に刊行された真善美社版「終りし道の標に」を昭和44年に全面改稿したもので、真善美社版よりも、ずっと分かりやすく、意図も明確に示されたものです。真の処女作である真善美社版の解説書として、また、一般・初心者むけの「終りし道の標に」として、こちらのほうが、なじみやすいと思います。安部の作品を一貫する「アイデンティティの問題」の原点を分かりやすく知る事のできる一冊です。
終りし道の標べに (新潮文庫 あ 4-11) Amazon書評・レビュー: 終りし道の標べに (新潮文庫 あ 4-11)より
4101121117
No.1
(4pt)

安部公房の処女長編作

昭和23年に真善美社から発行された安部公房の事実上の処女作を、新漢字・新かな遣いに直したものです(原典は旧漢字・旧かな遣い)。原典は国会図書館でも閲覧は可能なものの、複写不可となっています。また、古本市場でも、非常に高価なうえに、状態の良いものを入手するのは難しく、しかも、旧漢字・旧かな遣いで、素人には解読不可能です。

難解な作品ですが、長い間、まぼろしだった作品で、安部の出発点がここにあります。安部ファンを自負する方は、是非一読してほしい作品です。
終りし道の標べに (新潮文庫 あ 4-11) Amazon書評・レビュー: 終りし道の標べに (新潮文庫 あ 4-11)より
4101121117