コンビニ人間
評判
コンビニ人間の評価:
3.99/5点 レビュー 1,008件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全749件 241〜260 13/38ページ
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本作の主人公ほど極端なタイプではないですが、死んだ鳥のお墓のために花を殺しているという表現は本当そう、世の中こんなんばっかり。世間って本当、意味不明!と強く共感しました。さすがにスコップで殴って静かにさせるとか、赤ちゃんをケーキナイフで…とかはこの私でも引きましたが…。
太宰治を読んで、これは自分のことが書いてある!と感じる人には、既視感を感じられる作品なのではないでしょうか。太宰?暗くてよくわかんない、って人は本書も多くのレビューにあるように、「気持ち悪い」としか感じられないのではないでしょうか。定型発達と非定型発達の人間の間には大きな溝があるということを、本作品は改めて認識させてくれました。お互いに相手の言動が不可解で平行線なのです。
しかしながら、非定型発達はマイノリティなので、発達定型側に合わせるよりないのです。本作の主人公のように。私も後天的な「学習」をして、「普通の人」のふりをしています。
例えば、私自身のアスペっぽいエピソードとしては、世間のおばさま方やおばあさま方の若い頃の写真を見せられた時に、以前は「おきれいですね」とかそういうことが一切言えませんでした。だって、若い頃の写真見ても、別にきれいじゃないから。しかしながら、今は「学習」したので、どんなのを見せられても即座に「きれいですね~」「かわいい!」と言うことができます。他人の赤ちゃんに対しても同様です。別にかわいくもない赤ちゃん写真を見せられて、「カワイイ~!」と言えるようになりました。
こんな私に共感できるタイプの人は、本作品にも共感できるはずです。そういった共感と世間への違和感をもらたしてくれた本作に高評価をしたいです。しかしながら、星ひとつ減らしているのは、他のレビューにもあったのですが、表現力や言葉の使い方、こういった部分において文学性及び芸術性を感じられなかったためです。この点は、本著者に限らず、現代作家共通の課題だと思います。本作が芥川賞ねぇ…という意見に非常に同意します。直木賞ならまだしも。