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禅銃



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【この小説が収録されている参考書籍】
禅銃(ゼンガン) (ハヤカワ文庫SF ヘ 3-1) (ハヤカワ文庫 SF (579))

禅銃の評価: 3.60/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

機能しない「伏線」

書庫整理のため再読.
 改めて読み返しても,やはりイマイチ.
 同著者の短編集のほうは大好きだったのだが…



 全体としては「一ひねりしたスペースオペラ」
 ただ,一番の問題点は,伏線らしきものが伏線として全く機能していないところ.
 最後の最後まで本編部分と,禅銃記述部分が殆ど関わりないまま並行進行して書かれており,その謎が少しずつ解けていくのではなく,最後の最後に主人公でもない人物の長台詞によって開陳.
 読者としては「なんだそりゃ?」感でいっぱいになる.



 一方,奇想はいつものベイリーらしさが良く出ている.

 「人」税は非常に面白いアイディアと思われる(p.19-20)

 後退理論も疑似科学としては良くできている.

・百年に及ぶロボット・スト

・終盤のクーデター(p.217-218)は,『動物農場』へのオマージュか?

 しかしオチに当たるべき部分の,上述のような失策が,全てを台無しに.



 というか,そもそも,これは「禅」である必然性が全くないよね?
【関心率1.488%:全ページ中,手元に残したいページが当方にとってどれだけあるかの割合.当方にとっての必要性基準】
禅銃(ゼンガン) (ハヤカワ文庫SF ヘ 3-1) (ハヤカワ文庫 SF (579))Amazon書評・レビュー:禅銃(ゼンガン) (ハヤカワ文庫SF ヘ 3-1) (ハヤカワ文庫 SF (579))より
4150105790
No.1:
(1pt)

過大評価されている一冊だと思う

この作品は過大評価されている。
鬼才の独創的なSFアイデア、あるいはSF的考察を期待しているのなら残念だが、今回はたいしたことがない。なんだ、その程度である。確実なB級作品である。B級っぽさを楽しむことはできても、SFのめまいを感じることは困難であろう。
禅銃(ゼンガン) (ハヤカワ文庫SF ヘ 3-1) (ハヤカワ文庫 SF (579))Amazon書評・レビュー:禅銃(ゼンガン) (ハヤカワ文庫SF ヘ 3-1) (ハヤカワ文庫 SF (579))より
4150105790

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