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キミとは致命的なズレがある
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キミとは致命的なズレがあるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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今の時代に向いてる内容じゃないな… というかこういったラノベで売れてるのを見た事が無い。 好きな人には刺さると思うんだが… | ||||
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よもやこのライトノベルが、今現在公開中の2作同時公開アニメ映画のネタ元になろうとは、誰しもが思いもしまい。 このライトノベルは、書き出しのエピローグにすべてがある。書き出しのエピローグ部分を後から読み返すと、女言葉で書かれていることに気がつく。主人公の視点ではないし、男の言葉口調ではない。 ライトノベルのくせに、上手い演出をしている。 これの何が僕愛/君愛に繋がってるいるのか、ということに関してだが、それは必ずしもアインズヴァッハの門に限ったことではない。むしろ、アインズヴァッハの門というのは、ただそこに存在するとされるだけの概念に過ぎない。 主人公が真実へとたどり着く過程において、存在しなかったハズのモノが存在していた事実にまず主人公が打ちのめされ、そして存在していたハズの事実が実は存在していなかった事実を知り主人公が驚愕する。この相反する存在と非存在の概念によって、主人公はようやく、それが何者であるのかを知る。―読者もしかり。読者は、突然馬脚を現したソイツが、いったいどのページから出てきたのか、と夢中で過去のページを読み漁るだろう。しかし、それまでのページにヤツは存在していない。そこに確かにいたにも関わらず。ふと思い直してエピローグを読み返したとき、そこに違和感を感じるだろう。何の変哲もないはずの、物語の導入部分に。 これはまったくもって、私としてはオーウェルの1984年に次ぐ戦慄さを秘めているライトノベルであった。確かに、影響を受ける、のもわかってしまう。それが2作同時に放映してしまうようなアニメ映画の火付け役になってるわけだから。 まぁ、どんでん返しを期待しているようなたぐいのつまらん人には、このすばらしさはわからんだろうね。 | ||||
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もう一度読み返すことがあるか、と問われると微妙な感じです。個人的には面白い(笑いに限らず)と言うよりは、ある特定分野の用語が多用されている知的好奇心を惹き付けるものという認識の方が強く、そういうものを渇望しない限りは読み返すことが無いかと思います。 物語としては終わり方に関して不完全燃焼的なものを感じるのと、サブキャラクターの1人の振る舞いが中途半端に感じられ作者が何をさせたかったのか疑問に思えました。 | ||||
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※ネタバレ無し 著者の次作、"俺が生きる意味"からこちらに辿り着きました。 内容としては、暗いサスペンス物で、叙述ミステリを含んでいます。視点が"信用できない語り部"に置かれた、高い技術力を感じる作品でした。 最後まで読まないと腑に落ちないと言う点において、この小説を見つけ出した編集者のファインプレーが光る作品です。 また、現実の心理学(集合的無意識)に絡めて空想の心理学(アインズヴァッハの門)を織り交ぜているため、妙に現実感があり生々しさを感じさせます。 星-2について 惜しむらくは、登場人物の会話内容が現実に則しているように感じられない部分が多い点です。 キャラの会話がお芝居のように感じられ、会話分の語尾のくせが強い(感嘆符や促音の多用)ため、冷める読者もいるかもしれません。 このくせは次作でも同様なので、著者が意識して多用しているのでしょうが、会話の臨場感よりも"そう言わせている"わざとらしさが目立ってしまっています。著者の技術力が悪い方向に働いている部分だと感じられました。 評価点である空想の心理学においては見識の深さとともに、くどさ(意図しない知識のひけらかし)も感じられるため、読者を選ぶ作品でもあります。 また、地の文でも表現の粗が目立ちますが、この点は処女作と知っているかで評価が分かれるでしょう。 作品そのものにはシリーズ化できるポテンシャルがあったと思いますが、売れ行きが伸びなかったのか、作者がキャラをリアルに感じられなかったのか、単巻完結です。 "たられば"になってしまいますが、編集と協議して、より洗練された作品に仕上げていれば神作になっていた魅力があります。 ライトノベルというよりは文芸寄りな作風であり、見るものを選ぶ一方、努力と才能を感じる力強い作品でした。 | ||||
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文章力、構成力、 一気読みさせてくれました。 時間がないし飽きっぽいので、なかなか一気読みできる本がないのですが、 これは面白かったです。 深みがないと言う方もいましたが、私には、 深みよりも必要なものが揃っていました。 ただ、刺激が強いかもしれません。 | ||||
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今さらに次ぐ今更ですが、10連休で読む本がなくなって 収納ケースの奥に眠っていた8年前の古き友を引っ張り出し、 読み始めました。 この時代の作品らしく無理やりキャラの口調に特徴をつけてラノベっぽくしている感がありますが、 文章力やプロット構成など一般文芸のスタイルに近く、伏線もうまく回収して非常にまとまりがある終わり方を していると思います。個人的にかなり質の高いサイコサスペンスという印象で、結構楽しめました。 ただキャラクター重視のライトノベルとしては、キャラ描写が若干弱く、ラノベとしてどうなの? と思わなくもないです。 | ||||
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今更の投稿ですが、面白かったです。 最初のうちはサイコ(オカルト)ミステリーかな、と思いながら読んでいましたが 後半、主人公の過去が明らかになるにつれてだんだんと「ズレ」がはっきりしていく過程がよかったです。 最後のどんでん返しまで楽しめました。 | ||||
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ミステリというより猟奇サスペンスな感じの作品でした。 場面にっては結構グロイシーンもあるので、苦手な人はご注意を。 叙述に仕掛けが施されていますが、ヒントも結構だしてくれるので 前の章と行きつ戻りつ読みすすめました。 一切の躊躇なく人を殺せる犯人は、致命的にズレていて好きです。 そんなキチガイの心を覗いてみたかったのですが、そこまでは 語られていないのが残念でした。 こんなのもアリかなって思える作品ですね。 | ||||
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本作は第5回小説大賞優秀賞を受賞した、著者のデビュー作である。ジャンルとしてはサイコサスペンスというのが適切だろうか。 舞台はある進学校。タイトルにある"ズレ"とは一体何なのか。真相はあるテーマにカモフラージュされながら、さり気なく伏線が張られてゆく。そして、後半に進むにしたがってそれらはゆっくりと歯車があってゆく。 やや回りくどい言い回しと登場人物が口調によってキャラ付けされているのが最初は若干とっつきづらいが、後半はそれも気にならないくらいの引き込まれる筆力がある。よく作りこまれていて楽しく読めた一作だった。 一つ言うならば、どうして各登場人物がそのような行動を取っていたか、という心情のより詳しい描写があればもっといい作品になったのではないかと思う。 今までライトノベルというジャンルをほとんど読んだことがなく、二冊目に本作を選んだが、普段ミステリやサスペンスを読む人であれば比較的楽しく読める作品であると思う。 読後感は、「葉桜の季節に君を想うということ」「イニシエーション・ラブ」にやや近い。二作ほどの作り込み、インパクトはないが、叙述トリックの好きな人にはおすすめしたい。 | ||||
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最近のラノベはタイトルが妙に長かったりしてあまり読んでいなかったけど、 表紙の絵とタイトルになんだか引き寄せられて購入。 最初はあまり驚きもしない普通の流れ(若干長い)だが、 あることをきっかけに物語は急加速して一気に引き寄せられて読みふけってしまった。 主人公の過去や登場人物の思惑、関係いろいろなことが一つのことに向かって集められていく 感覚は読んでいてバラバラになっていたパズルが自動的に繋ぎあわされいくようで、 読んでいて飽きない。 しかし一部妙にグロテスクなシーンもあり全体として爽快感というものはあまり感じられない。 序盤登場人物の多くにはあまり好感が持てなかったが、それもストーリーが進むにつれて 良くも悪くも魅力的に思えてしまった。 また最終的な種明かしに近い文章も納得できるように構成されていてよかった。 | ||||
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萌えやバトル物が多いラノベでは珍しく、一般小説にありそうなサスペンス物です。主人公が喪失した幼少の記憶と、それに関わる過去や現在の出来事が描かれています。主人公が不可解な出来事に見舞われ、それにより自身が殺人鬼なのではないかという疑心暗鬼にとらわれながらも、徐々に過去の記憶を取り戻していきます。そして、最終的に自身の過去に纏わる凄惨な事件の真相が明らかになります。また、同時に主人公が過去の事件で負った心の傷の回復も描かれています。 作中では、犯罪心理学に関する事柄や犯罪に関する登場人物の意見も描かれており、なかなか興味深かったです。 個人的に申し分ない出来だと思うので、星5にします。 | ||||
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やや登場人物の心情より、ストーリーの流れが優先的になっていて、 残念な部分は多少ありますが。 少し小学校の頃を思い出して、読んでいる途中で二日酔いのように 頭に血が上りガンガンしてきました。 | ||||
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ネタバレなし。 著者の作品初購入。 そのタイトルとインパクトのある表紙が趣向に合ったのが手に入れた起因です。 久しぶりの当たりラノベでした。 主人公の記憶に関するミステリーのお陰で、切り上げ時を失う程夢中になって読書出来た。 ミステリーを盛り上げるミスリードもしっかり張られており、一つのスパイスとして機能している。 キャラクターは媒体がラノベということもあってか、デフォルメされ記号的だが割と薄味な為ラノベ入門用としてもお勧めできる。 イラストも上手い。 ラノベは『会話文多用で文章力が低い』という定説があるけども、本書は叫び声で一ページ丸々使用したり、文字サイズを大きくしたりすることはない。ある一定水準以上の文章力を保ちつつ、読み易い文章を書いている。この点は非常に好感が持てた。 本書は高い完成度を誇っていました。流石、賞を受賞しただけはあります。本書を読破して『ライトノベル大賞』というコンクールが虚名でないことが感受出来た。 本書で著者のファンに成ったのだが、別巻は上梓されていないようで残念。 著者よ名は体を表してくれ。 | ||||
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表紙が可愛いので購入しました。絵師さん、いい仕事してます。 内容ですが、とくにラブコメとかではありません。どちらかと言うと「ひぐらしのなく頃に」に近い気がします。(内容は全然違います ちょっと冷っとする感じですね。読み進むうちに謎が解けていき、あーなるほどねと思う内容です。 アトガキで作者の名前の由来?みたいなことが書かれていて作者にちょっと共感を覚えました。 総評して☆5です 一回手にとってほしい作品です | ||||
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イラストの晩杯あきらさんが好きだったので買ったのですが、思っていたより面白かったです。 ☆5つでもよかったのですが、最後があまり気持ち的にスッキリしなかったので4つにさせてもらいました。 | ||||
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がっかりです。正直時間とお金の無駄でした。 まず文章が読んでいてかなり不快になります。すごく読みにくい。 ストーリーも結末だけ考えて他はがんばってつじつまを合わせましたって感じで腹が立ちます。 特に一番最後の部分。 その肝心のストーリーの真相も、だれもが一度は妄想して、ないな、と結論を出すようなレベルのもので納得がいかないです。 露骨にミスリード狙ってきたりしていやらしいです。 作者のどや顔が浮かんでくるようなラノベでした。編集部はなにやっとんじゃい まあときどきおもしろい表現があったりするしイラストはいいんで、表紙にピンときた人は買ってもいいんじゃないでしょうか。 | ||||
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評判がよかったので購入してみたが、期待はずれな部分もあった。全体として粗が多く雑然とした印象。 以下に評価の観点と評価理由を示してみる。 ■まず作風。本作はミステリではなくサスペンスだ。謎とされていた多くの要素は、作者独自の精神分析学的 理論によって説明されるため、物理的なトリックや純粋な謎解きを期待すると痛い目に合う。そしてその説明も、 「そうなのか」とうなずくしかない、やや現実味や説得力に欠けるものであったように思う。 ミステリっぽくミスリードを狙っているような節もあるのだが、少しあからさまで看破しやすい(その弊害か、 回収されていない伏線もある。あのカレッジノートとか)。 「ミステリを書きたかったがサイコサスペンスに逃げたのでは」、というのが個人的な印象。 ■次に登場人物。最後まで読んでも真犯人の行動原理がわからなかった。いちおう最後には犯罪心理学の用語に 託して説明されているものの、衒学的に濁しているような気が。なぜ真犯人は主人公と接触し続けてきたのか、 ○○をなぜ最後になって殺そうとしたのかなど、もう少し説明してくれてもよかったのでは。 また、登場させるだけさせておいて、物語を盛り上げるためのコマとしてしか使役されなかったキャラクターも 目についた(雨笠や犬飼先生など)。この手の作品がシナリオありきになってしまうのは詮無いとしても、本筋に からめずに捨て置くのではなく、彼らを掘り下げて十分に機能させるだけの努力がほしかった。 □よかった点。純粋に物語として続きが気になる構成だった。サスペンスシーンの演出もこなれていて、読み手を 引き込むような凄みと勢いがあった。これまでつらつらと難点を挙げてきたが、それは作品全体の均整とか緻密さ にかかわる問題であって、「おもしろかったか否か」と聞かれれば、「おもしろかった」というのが正直なところ。 □最後にその他。文章自体はソツがなく読みやすい。時おりドキッとするような上手い表現もある。ほどよい間隔で 盛り込まれたギャグもセンスがあって、この作者の日常物を読んでみたい気がした。 ――以上。読み終えた勢いで書いてみた。これからの成長に期待をこめ、あえて厳しめの三点。好みが分かれる作品 だとは思うが、手にとって読んでみて、一回でも引き込まれれば最後まで読みきってしまってかまわないと思う。 | ||||
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面白いです、そしてそれ以上に上手いなーという感想 著者はこれがデビュー作のようですが文章表現も巧く丁寧で、構成その他非常に練りこまれている印象 ラノベというよりは、どちらかといえば一般小説に近い性格のものです 記憶や認識、価値観といった『ズレ』を物語の根底に横たわるテーマとして 楽しげな日常が徐々に沈んでゆくような序盤、中盤の上手い具合に誘導されてゆく仕掛け そこから読者を裏切る終盤の展開と、サスペンスに必要な要素がきっちりと一冊に盛り込まれている どこかおかしいのに、静かで自然な描写がされている序盤〜中盤にかけてが特によかったかな 終盤は急な展開なだけに、(『ズレ』と言われたらそれまでとはいえ)少し引っかかったり説得力が弱い部分もあったので。 エピローグで物語の真相が端的に説明されているのも良いですね、答え合わせのようで キャラ萌えものじゃないけど、ひなたちゃん可愛いっすなあ | ||||
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