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(短編集)
私は存在が空気
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私は存在が空気の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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「少年ジャンパー」、「私は存在が空気」、「スモールライト・アドベンチャー」「ファイアスターター湯川さん」「サイキック人生」が短編小説、「恋する交差点」が超短編。 どれも普段は秘めている超能力を已むに已まれず用いて他人を助けた結果、ちょっといい感じになるお話です。 酷い奴が出てこないのは「少年ジャンパー」くらいで、あとは主人公の周りに悪漢が現れます。ほんのり甘く切ない結末が多いですが、「サイキック人生」の未来はどうなんだろう。一番甘いのは「ファイアスターター湯川さん」でしょうか。 絵にかいたようなハーピーエンドではなく、主人公がちょっぴりだけれども着実な前進を果たしたエンディングの「少年ジャンパー」が印象に残ります。ネットが騒いだ『星野、目をつぶって。』のエンディングを思い出しました。地道でしみじみ、確実な一歩こそが尊い。 | ||||
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スモールライトアドベンチャーで断念したので、全体の半分だけ読んでの感想。 乙一先生(中田先生)の青春モノ、若い頃はあんなに夢中になれたのに、アラサーになった今はイマイチはいりこめなくなってしまった。 自分ももう青年とは言えない年代になったってことなんだろうな。 悲しいけど、黒い方の乙一先生はまだまだ面白く読めているので、今後はそっちを楽しみたいと思う。 | ||||
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面白いです。クラスにいるマイノリティが感情移入できるストーリーが印象的でとても共感してしまった。感情表現が淡白な文章でありながら十分に描かれていて読みやすい。 | ||||
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さすがだと思いました。買って、は損はないはずです。 | ||||
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超能力のある人たちが主人公の恋物語。 短編集ですが、最初の話は面白かったものの、あとは超能力のある人が好きな人を助けるというワンパターンが続き、少し異色作が出てきたなと思ったら、その能力を使って、暴力団に関わっていたという重すぎるパターン。 途中で読むのをやめました。 ただ、好みの問題があると思うので星2つで。 | ||||
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乙一先生の小説は大好きだ。 しかし、正直、この作品に関しては、読み終わった後に内容を覚えていなかった。記憶力が悪いのではなく、内容が薄いと感じる。しかし、こういうライトな中でもライトな作品があってもいい。私は好きな方ではないが、好きな人は好きかもしれない。 個人的には前作の「百瀬こっちを向いて」がオススメ。 | ||||
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著者が乙一さんの別ペンネームということは知らずに読みました。(乙一さんの小説は以前数冊読んだ気がします) 超能力者を主人公またはヒロインにした短編集ですが、作中でたいてい言及されているように、能力が映画「Jumper」そのままだったり、ドラえもんの道具そのままだったりと、既知の能力ばかり。二次創作的であまり魅力を感じませんでした。 特に、ある短編では犯人探しがあるのですが、(ネタバレを避けるために控えめな書き方をしますが)結末も「え?それだけ??」というがっかりな内容で唖然としました。推理小説ではなく青春小説ということで手を抜いているのでしょうか。 個人的にけっこう良いと思ったのは最後の「サイキック人生」のみです。クラスの中で「天然」と呼ばれ、バラエティ番組そのままに道化の役割を演じさせられるという描写が気に入りました。 著者の文体ですが、ところどころ難しい漢字が出てくるのに、「かんがえる」「ひつようだ」など小学生でも書けそうな漢字がひらがなというのが読みづらいです。語り手の人物の年齢や教育レベルを反映してそうなっているとかならわかるのですが、関係ないです。 また、一人称がどの時点で語っているのかもいまいち納得いかない部分があります(たぶんすべてが終わったあとなのでしょうが)。「後に〜となるのだが」みたいにいちいち半端に予告されるのも鼻につきます。 現在形と過去形をほぼ交互に入れる文体(「僕は〜した。彼女は〜する。僕は〜だった。彼女は〜だ。」となる)も、単調さを避けるためでしょうが、機械的すぎて幼稚に思えます。 「ファイアスターター湯川さん」という長めの長編では、「彼女はちらりと足下に視線をむけた。彼女が何をしたのかは、すこし後になって判明する。彼女は飴をなめながらあるいていたらしく、口の中から、ころころと音がした。」(p.191)という部分があり、彼女が足下を見たのが伏線となっているのかと思ってそのまま気になりながら読んでいたのですが、結局最後まで何も説明されませんでした。たぶん少し後の何かと関係があったのでしょうが、普通に読んでいて全然わかりませんでした(気にしながら読んでいたのに)。 同様に、作者の説明不足で意味を誤読してしまい「何かおかしいぞ?」と思って1〜2ページ戻って解釈しなおしたりしなければいけなかったり、2人の人物がしゃべっていて話者が逆だと思ってしまい、戻って読みなおしたりなどが多かったです。この辺、一回で読んでわかるように書いて欲しいですね。(私は月に数冊は小説を読みますが、他の著者ではそのようなことはまずありません) 著者や編集者はもっとちゃんと読んでリライトしてほしいと感じました。 (小説を読んでこのような気になったのは珍しいので、珍しくレビューを書かせていただきました) | ||||
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相変わらず主人公とヒロイン、もしくはヒーローの距離感にガラス一枚置かれているような距離を感じられて好ましいです。 六篇すべてが超能力者ものです。 個人的に「少年ジャンパー」、「ファイアスターター湯川さん」が気に入っています。 | ||||
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全部の話が漫画化、アニメ化、ドラマ化、映画化できそう。 メディアワークス文庫から出ている、ラノベと一般文芸の中間的な作品のよう。 文庫描き下ろしくらいがちょうどいいかも。 このかた特有の、思わぬところで漢字を開く書き方には、 いまいち慣れることができず、あいかわらず読みにくい。 (はしる、おもう、かんがえる、ひつよう、などの言葉、全部ひらがなで書かれています) 山本周五郎賞ノミネートですが、この軽さだとさすがに受賞は無理かな。 でも、軽いながらも、とてもライトで後味のいい話ばかりなので、 中高生なんかにはオススメ。 | ||||
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表題作を含む6編からなる短編集です。どれも「恋愛小説」の部類。 だけど主人公たちはみな不思議な能力を持った人たちなので、一風変わった恋愛小説になっています。 中田永一名義で発表されたものだけど、乙一名義でもよかったんじゃないかなというテイストです。 どのお話も雰囲気は明るい。ほのぼの感やユーモア感があり、初期の乙一作品にあったような「切なさ」で胸が苦しくなるような要素はない。 そこが個人的に恋愛小説としては物足りなかったかな。 突出して、「特にこれが好き」と思う作品もなし。好きな作家なだけに、期待はずれと言ってしまえばそうかもしれませんね。 | ||||
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凄く、期待したんですけど… 単行本で買って、期待通りにいかない。賭けに負けた様な気分。 決して、詰まらなくはないです。 | ||||
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面白すぎていっき読み。 ここ数年の乙一はどれもイマイチだったが今回は素晴らしいでき。 初期作品を思い起こさせる内容で非常に大満足。 乙一作品は本になっていないものも含めてほぼ全て読んでいるが、 「少年ジャンパー」の冒頭からいってもう乙一すぎて笑ってしまうくらい。 ただ帯にもある「超能力者×恋物語」と「表題作を含む、“すこし不思議"なラブストーリー6編を収録」って文章は違うでしょ。 ”超能力”も”恋物語”も、該当しない話があるし。 表紙はまあまあ。いにおはスカトロシーンのある漫画なども描いているしそっちのイメージがあって、 恋物語としても、むしろ印象は悪いくらいなのだが。 少年ジャンパー 乙一がしつこいくらいに乱造しているダメオと高嶺の花のお話。ダメオの成長ストーリーとして面白い。この能力は凄くほしい。 私は存在が空気 乙一がしつこいくらい乱造しているダメ女のストーリー。成長はテーマにないが、意外性がある展開。ラストのどんでん返しも面白い。これは超能力なのか? 恋する交差点 これだけはやまなし、おちなしでどうでもいい話だった。超能力…? スモールライト・アドベンチャー 前記の該当しない話がこれ。「ドラえもん」をオマージュしたSF。主人公はどうやって電話をかけたのか?そこが謎。 ファイアスターター湯川さん 電子書籍版はまるでラノベのような絵だが、ヒロインは殺し屋だし、内容は青春と見せかけてヤクザの抗争など毒々しい。これも黒乙一っぽいお話。お互いを意識すらしてなさそうだし、恋愛要素もほぼなし。 サイキック人生 最後はサイキックから泣ける心霊っぽく持っていった。乙一らしい二転三転するミステリとしても面白い。藤川は本物のイケメンだった。主人公は、心霊の彼には告白したのかな? 全体的に、やはり「昔の乙一」という印象。 欲を言えば、「昔の乙一」のように本人も拘る後書がほしかった。 乙一名義の本でも書いてないが、どうしたのだろうか? 設定や粗筋もワンパターンなのだが、こういうのって案外あまり書ける人がいない(類似する作家を2~3しか知らない)。 同じくオンリーワンの才能を持つあだち充が乙一を絶賛していた理由がよくわかる。自分のものを完全に持ってる。 まあ私は「くちびる」は好きではないが。 | ||||
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中田永一氏の作品は初めて読みましたが、 これは、まぎれもなく〇一 夏と花火と私の死体以来の愛読者で、 このところ新刊が少ないと残念に思っていたら、 こういうことでしたか。 (ウィキペディアにも出ているのにうかつでした。) どこに着地するのか全くわからない、 現実から独特に遊離した六編の物語 堪能しました。 | ||||
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全300pで定価1,600の単行本です。 そのうち半分をしめる二作、 ファイアスターター湯川さん(90p)は100円でKindle配信。 サイキック人生(65p)はウェブで無料配信しています。 残りは小品が四つ。 少年ジャンパー(60p) 私は存在が空気(50p) 恋する交差点(6p) スモールライトアドベンチャー(20p) 著者一定のクオリティを満たした工業製品的な読み味。 お金に余裕のない方は文庫版を待つという選択もありかと思います。 | ||||
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