恐怖小説 キリカ
評判
恐怖小説 キリカの評価:
3.71/5点 レビュー 52件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21〜27 2/2ページ
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恐怖小説 キリカの評価:
3.71/5点 レビュー 52件。 C ランク
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この小説は全部で三部構成となっております。この小説自体が3つの中編小説を組み合わせたようなスタイルになっているということです。第一章が「不幸は出発の前に」というタイトルで書かれています。作者は香川隼樹、ペンネームは澤村伊智です。これは日本ホラー小説を取った経緯であったり、出版社とのやり取りなど様々な内輪の話で構成されています。そして第二章。 これがこの作者である香川隼樹の妻、霧香の書いた小説「長い長い妻の告白」というものであります 。そしてこの告白はメールで書かれたものであり、宛先は香川の友人である梶山啓太です。
この第二章でこの 小説の基本的なネタバレが全てなされます。しかし今時の読者でなくても最初の章を読んだ時にすでに多くの読者はこの仕掛けに続いていると思います。この私もすぐにこの仕掛けはわかりました。そして第三章が「友人に関する覚え書き」。この第二章のメールの宛先である梶山啓太による小説という形態をとって書かれています。この第三章で全ての謎が解き明かされ物語全体の意味というものが、明らかにされるわけですが先ほども書きましたように、第一章の時点で仕掛けは分かってしまう、つまりこの小説をミステリーとしてはあまりレベルの高いものではありません。
そして最初に言いましたようにホラーとしても、さほど怖くありません。従ってあまりレベルの高い小説ではないと思います。あまり悪く書くと、作者に殺される可能性があるのでこれ以上は書けませんが、とても面白く読んだけどそんなに怖くなかったというのが正直な感想であります。面白く読ませるという技術はとても持っている作者だと思いますので、これからもどんどん作品を書き続けると思います。ただ「黒い家」のような痛みであったり、えも言えぬ恐怖は全く感じられませんでした。先ほども言いましたように、この小説は何かのパロディあるいは笑える小説、そういう感じがしてたまりません。