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社長室の冬



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【この小説が収録されている参考書籍】
社長室の冬
社長室の冬 (集英社文庫)

社長室の冬の評価: 3.88/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(5pt)

新聞、企業、個人…

楽しみましたし、考えさせられました。

新聞を事例とした日本企業の苦悩。
世界の中で生き延びて成長出来るのか?
その価値と可能性は?

企業の中で個人の役割や生きがいは?
人と人との関係は?

社長や幹部の態度が軽いと思いました。
しかし、そこも含めて人の心と行動をリアルに描いていたのかもしれません。

考えさせられました。
社長室の冬 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:社長室の冬 (集英社文庫)より
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No.5:
(4pt)

新聞記者の本質とは何だろう

企業合併を申し込んだメディア企業がそれに失敗し、自ら企業変革を余儀なくされたとき、働く者は何を考えるのだろうか。転職をするにしても決断と勇気が必要だ。将来の予想がつけられない世の中をどう泳いでいけばいいのだろうか。
社長室の冬 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:社長室の冬 (集英社文庫)より
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No.4:
(4pt)

ミステリというよりは「企業小説」

「警察回りの夏」、「蛮政の秋」につづく「メディア3部作」の完結編、ということで期待して読みました。
前2巻と異なり、事件らしい事件は起こらず、ミステリというよりは「企業小説」。そう思って読めばなかなか面白かったです。ただ、3巻通じての主人公・南康佑さんが記者から社長秘書みたいな立場に異動してしまっているので、新聞社モノらしさはあまり感じられなかった。
あと、シリーズ最初からの悪役があっさり退場しちゃうし、ラストが尻切れトンボな印象なのは、当初4部作の予定で、「春」で完結するはずだったのを、無理やり「冬」で終わらせてしまったのではないかなあ?(妄想)
社長室の冬 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:社長室の冬 (集英社文庫)より
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No.3:
(5pt)

登場人物の設定が秀逸

”記者のプライド”を持ちつつ、いまは違うポジションに居る主要な登場人物の設定が秀逸だ。どっぷり記者では考えられない、一歩ひいた視点での考察が面白い。

筆者が紙の新聞を愛していることが伝わってくる。だからといってネットメディアへ批判的ではなく、可能性に期待もしているようだ。しかしそれは欧米的な考え方で成り立つネットメディアではなく、日本ならではのガラパゴス的なメディア環境の中で、それにあった方策への期待のようだ。

紙の新聞はいわばデパート。高品質な品揃えで顧客を満足させていた。玉石混交のネットでは、新聞社もショッピングセンターのいちテナントとしてどう立ち回るかを考える必要があるのではないだろうか。

メディア論を語った本ではなく、あくまでも小説。冒頭から一気に物語に引き込まれた。非常に面白い小説だった。
社長室の冬 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:社長室の冬 (集英社文庫)より
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No.2:
(5pt)

ネットと紙文化のせめぎ合い

期待せずに読んだらとても面白かった。
新聞社の身売り問題。社長の急死。
ありえそうな話で最後まで一気に読めた。
実際新聞まで電子になったら今あるyahooニュースと変わらなくなってしまうのかなと危機感を覚える。
社長室の冬 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:社長室の冬 (集英社文庫)より
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No.1:
(4pt)

「スキャンダルは全部、雑誌に取られてしまう」新聞の未来とは…。

部数減、広告収入減、ダブルパンチで「日本新報」は存続の危機に陥っている。
ひそかに身売り話が進行中、突然、社長が急死した!
交渉の行方は、どうなるのか !?
社長室の南は、記者から異動して、まだ2か月。
わけが分からぬまま、買収問題にからむ社の勢力争いに巻き込まれてゆく。

ネットに押され、新聞のメディアとしての重要性が希薄になって、電子化
への移行は既定路線かもしれない。
しかし、ネットではいくらでも修正が利く。
過去の記事も削除されたりする一方で、紙媒体は決して消えない。
訂正も削除もできない。
本書に登場する青井や新里に言わせていることこそ、作者が信じていること
なのだろう。
わたしも、賛成だ。
社長室の冬 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:社長室の冬 (集英社文庫)より
4087440559

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