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アンマーとぼくら
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アンマーとぼくらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 21~36 2/2ページ
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表紙にあるような「エメラルドグリーンとコバルトブルーの海」。「リーフに寄せる白い竜のような波」に守られた沖縄~これらは本書で繰り返し使われる言葉だ。そして御獄(うたき)が各所にあり、神が身近で交流できる島、沖縄。そんな地であればこそ起きる不可思議な3日間の体験が描かれる。 笑顔ですべてを抱擁し受け止めてくれる優しく美しい沖縄の母アンマーと、子どものような愛すべき父とともに過ごした沖縄での家族生活を回顧。愛憎半ばする密接な関係を見直し、修復する30代と思しき主人公男性。その子ども心に共感する部分は多々あり、沖縄の風景描写も優れ、一気に終盤まで読める本だった。読んで損はないと思う。 ただ、ラスト15ページの展開はどうかなと、思ってしまったのは確かだ。ここまでの物語の統一した世界観が少しゆらいでしまう気がして、正直、この辺でやんわり物語を終えた方が良かったのではと思ってしまった。最後の2ページについては、著者自ら「おまけ」と言っているが、恐らく著者は読者にしっかり説明しつくすタイプの作家なのだろう。 しかしながら、この本で、「ギンナム」や「センダングサ」という沖縄の花を知り、ネットで画像確認するのは楽しかった。観光地に急坂が多く、道路渋滞が多いということも知った。他の書物では得難い知識が得られる書でもある。 沖縄ならではのファンタジー・温かなおとぎ話として読んで損はなく、また読みやすい書だと考える。 | ||||
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沖縄の離島にはよく行くけれど本島の有名所は全く行ったことがなくて。 これを読んだら行きたくなるし 見方変わるし なによりとても暖かいお話です | ||||
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かりゆし58が好きでホームページから見つけました。僕はこの父親が愛しくて仕方ないくらい好きになりました。亡くなるのも確かに自業自得です、でもこんなに二人のアンマーに愛された人っているのかな?主人公とアンマーは振り回されまくりだけど父親との想い出が宝石のように思えてきます、本で泣くことはあまりありませんが後半はつい泣いてしまいました。振り回されるのもあた愛しい。僕ならこのお父さん大好きになります。最高の三日間でした。でも過去と現代の境目がわかりづらかったです。 | ||||
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困ったやつなのに憎めない父と、大らかな母、そして小生意気な息子。愛ある家族の物語で、不思議か起きてもおかしくないような沖縄という地で起こる奇跡の物語。最初から予想がつく話なので、泣くまでではなかったものの、素直にグッときて、ほんわか幸せな気持ちになった。母と旅行したくなってきたなぁ。 | ||||
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まさかの最後にびっくりした。リョウの余命が短いから、最後におかあさんに会いたくて沖縄に帰った3日間の事を病院のベットで回想しているものと勝手に思っていたのに・・・・・ | ||||
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妻が有川さんの熱狂的ファンで、 半ば強制されて本書を読んだ。 戸梶圭太や飴村行を愛する私の感想は、 甘い甘すぎる 温い温すぎる である。 ☆2つ、良くて☆3つだが、万が一に備えて、 5つ☆とする。 素直な善人にお勧め | ||||
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北海道で生まれ育ったリョウは小学4年生の時にお母さんを亡くした。お父さんは傍にいるのが辛くてあまり病院にお見舞いに行かず、仕事を口実にカメラマンとして撮影旅行に出かけたままだった。お母さんが亡くなってしばらくするとお父さんは家を売り沖縄に移住。そして再婚。リョウは新しいお義母さんをなかなか「おかあさん」と呼べなくて、お父さんを許せなくて、お母さんが可愛そうで…。いろんな思いを胸に沖縄の小学校に通い始めた。風景ばかりでなく北海道とずいぶん習慣の違う沖縄で失敗をしながらおおらかな金ちゃんとお友達になった・・・。ふっと名前を呼ばれて目を開けると空港のロビー。えっ!僕はどうしてここに?おかあさんは笑いながら「おかあさんのお休みに付き合って3日間沖縄観光をする約束よ」と。32歳の僕とおかあさんの3日間。お父さんとの思い出を辿りながらの沖縄観光に何故か子供の頃の僕やお父さんが出てくる。おかしい僕はもう永くは無いのか❓と訝りながら初めて「おかあさん」と呼んだ日・お父さんの亡くなった日等の追体験をしていくうちにお父さんの哀しさがわかってくる。そして3日が過ぎて気が付くと、おかあさんの葬儀。わずかの間に僕はおかあさんとそれまで過ごせなかった時間を慈しむように過ごしていた。不思議な3日間だった。 | ||||
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久々の有川作品 いやー、久々なんだけど毎回だわ。 泣くわ。 泣けるわじゃなくて、泣くわ。 エッセイは読んでないのでほんとに久々です。 主人公の家族への想いがすごい作品です。 生きていくっていうのはこういうことなんだなぁと感じてしまうそんな作品。 最後のいわいるオチの部分は…人を選びそうだなぁ…という感想 というか、そもそも読者として、沖縄ってこうだよね!とか、この描写にリアリティが!って思う人は投げちゃうかも。 僕は好きなんだけど、こういう本でそういう部分に目がいくと嫌っちゃう人もそこそこ出てきそうです。 キャラ読み?出来ると気にならないと思うし、感情移入しちゃうとそこでもう一回泣く。もちろん他でも泣く。 でもなんて言うか、優しい涙、かな? 辛い悲しい涙じゃない。 潜水艦の艦長がゴニョゴニョなったときとか、パイロットがゴニョゴニョなったときとか、王子さまがゴニョゴニョなったときとはまた違う涙です。いきなりわかんないよね。ゴメンナサイ。反省しません。有川作品読んで。そしたら分かる。 つまり?この作品は、「とっても複雑でとっても子供的な家族愛に包まれた優しい優しいお話」なのです。 作者が最高傑作だという作品をチープにまとめるなと言われるかもしれないけれど、それでいいと思っています。 最後にちょっと 先ずはWikipediaから引用したものを… 「沖縄(おきなわ)」という地名の由来は、「沖あいの漁場」を意味する「おき(沖)な(魚)は(場)」を由来とする説(伊波普猷)と、「沖にある場所」「遠い場所」を意味する「おき(沖・遠い)なは(場所)」を由来とする説(東恩納寛惇)とがあるが、いずれも定説には至っていない。 今回、アンマーということで沖縄なんですが、沖縄が沖縄と呼ばれる由来について、特別に作中で言及や触れられたりしたものではないんだけど、あぁだから沖縄なのかなー。そうだったら素敵だなー。とか勝手に感じた部分があるのです。 ここで引用したものとは全く違う解釈だけれども、もし著者もそう思って感じて書いたのであれば嬉しいなぁと思う次第であります。 もしこれを読んでそこで同じ事を感じた人がいたのなら、嬉しいなぁ。 | ||||
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物語が編まれるまでの経緯が気になって、手にとってみた。 評判通り、綺麗な表紙なのもいい。 表紙の意味がわかるのは、読んでからのことだけど。 タイトルの意味がわかるのも、読んでからのことだけど。 主人公のリョウが、沖縄に到着したところから始まる奇跡の3日間。 沖縄でガイドをしてきた継母の3日間の休暇につきあう旅だ。 王道の観光名所を回りながら、過去と現在が交錯する。 過去は変えられない。本当ならば。 これを主人公のための、3日間と受け取る人もいるだろう。 過去の記憶の書き換えはできる。感じ方を変えることもできる。 主人公が自分の子ども時代の記憶を救済するための過程と読むことはできる。 でも、これは、晴子さんの魂が慰撫されるたのめの3日間だったと思いたい。 | ||||
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沖縄の風景が浮かぶ描写、とても良かったです。ゆったり読めるような、個人的に素晴らしいと感じた作品です。 | ||||
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途中からばななさんと同じトーンを感じました。(好きです) 現実は、人生長くてドロドロがほとんど。 強引なギュッと詰めた人生、ちょっと羨ましくもあり、、、 優しい思いが根にある作品。読んでほっとします。 | ||||
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少しだけ読もうか・・いや、止まらなかった。 ノンストップで最後まで引き込まれました。 感動しました。 | ||||
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初めて読んだ。家族の絆の話。血が繋がっているだけが家族ではない。人を思いやる気持ちが連鎖していく、楽しくて悲しい小説であった。 著者の他の本に比べて、デザインが大人しく、大人向けかと思ったら当たりでした。 | ||||
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専門のジャンル以外で、ハードカバーの小説を買うのは久しぶり(初めて?)なのですが、なかなか良かったです。 まるで本当に沖縄を旅しているような温度が感じられました。家族愛がテーマの物語ですが、個人的には、ラストより、中盤の見せ場で涙ぐんでしまいました。 買ってよかったです。 | ||||
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ひたすら泣けます。家で読むことをおすすめします。 泣きたいときに読む本、という感じでしょうか。泣きたくて映画を見るというように。 ご両親が健在な方には満足できる内容かと思います。 一人称の物語で感情主体な為、読むうちに身近にあった死をどうしても思い出します。それと無意識に比べてしまうのか、物足りなさを感じました。 | ||||
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主人公が久々の帰省で沖縄のガイドである2人目の母親と3日間旅をする、という粗筋なので「県庁おもてなし課」のような沖縄ガイドブック的なところもあり、飽きなかった。 雰囲気は、おもひでぽろぽろや、キャラメルボックスの舞台を思い出す感じです。 旅の中で主人公が過去と今を行き来し、内省を重ねるのが切なくて、 ぐっときました。 男の子のお母さんもキュンとくるのでは。 | ||||
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