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アンマーとぼくら
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アンマーとぼくらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 1~20 1/4ページ
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物語風のガイドブックといった感じで、ストーリーに沿った体験をしたいと思わせる内容でした。 沖縄の空と海の青さが印象的です。 | ||||
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時間軸がぐるぐるする展開が少しとっつき難いかな? ただ、涙腺はかなり崩壊しました。 沖縄へ行ったことがない私は、機会があればガイドさんを頼んで行ってみたいと思いました。 | ||||
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沖縄に行きたくなる、母の愛は強いと感じさせる作品。 有川浩さんのファンなので購入しましたが、正直他の作品の方が個人的には好きです。 図書館感想、ラブコメ、クジラの彼など時間を忘れてページをめくる手が止まらなくなるような作品があります。 | ||||
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読み始めて間もなく、心が押しつぶされそうになった。 主人公の少年、りょうちゃん(竜馬)になったような気持ち。小学生で、大好きな母親に死なれた。それなのに父は・・・・。 新しい母親との関係。小学生の僕&32歳の僕。 なんども、涙がでてくる。りょうちゃんになった私、もっと親孝行できたはずだったのに、後悔しきり。最後に、目が覚めて現在に戻る。 私も、父母に死なれた。父親が死んだ後に、はじめて父親が子供好きだったと聞かされた。生前は全く気が付かなかった。母についても、自分のことは二の次で、幸せな人生だったんだろうか? 後悔しきりだ。 まだ、りょうちゃんは、お義母さんと一緒に旅行してるだけ、私よりは親孝行だと思う。 いままで何百冊と、本を読んできたが、10指に入る本です。 | ||||
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読みやすい。 御嶽のスピリチュアルな描写は良かった。 この作品にトリックが必要だった印象は受けない。 | ||||
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有川浩作品が好きで新刊が出れば必ず読んでいます。この本も、綿密な取材に基づく記述が多く、沖縄が好きな人や訪れてみたいと思っている人には、いいかもしれません。ネタばれしない程度に書くと、『アンマー(沖縄の言葉でお母さん)』と主人公の『ぼく』が亡き『お父さん』との思い出の地を訪れる…わけですが、観光案内説明文みたいな感じで、有川浩お得意の登場人物のセリフ回しの面白さが殆ど無いのが残念。人間愛や家族愛の観点から比べると『明日の子どもたち』の方がはるかに心打たれます。自衛隊三部作ファンの方には物足りないかな…。個人的に、北海道大好き人間のため本書がピンとこなかったということもあるかもしれません。悪しからず。 | ||||
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文庫本だと思っていましたが、違いました。 でも値段、古本としてはかなり良く物でした | ||||
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目次の章題には「一日目」「二日目」「三日目」というまるで愛想のない言葉が並んでいるだけで、その日にちが一体何を指すのか分からない。実際に読んでみたとしても、それが判明するのはほぼ結末付近であるのだが、それだけに意味が明らかになったときの衝撃は大きい。物語は32歳の「ぼく」と、北海道から沖縄に引っ越してきた小学生の「ぼく」が交互に描かれてゆく形式で、回想と「現在」が往復する手法である(「現在」を括弧付きにしたのには理由があるが言えない)。舞台は基本的に沖縄であり、そして沖縄各地の観光地であるのだが、その選択がいかにも「隠れ家」的で、これを持って沖縄観光をしたならばちょっとした「裏観光」になるのではないかと思えるような内容の、優しい鎮魂の物語。 | ||||
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三二歳の僕が東京から沖縄の「おかあさん」に会いに来た三日間。 晴子さんは僕(リョウ)が小学校五年生のときに「父」と再婚し、「おかあさん」になった。 札幌で生まれ育った僕の「母」は小学校四年生の時、癌で亡くなった。 自然風景を撮るカメラマンの「父」は、撮影旅行に出ていて「母」の死に立ち会えなかった。 母子家庭で虐待されて育ったらしい「父」は、親戚づきあいが下手で母の一族からは受けが悪い。 けど、女性からは純真で魅力ある人間に見えたのだろうか。 札幌の小学校の教師をしていた「母」と仕事で出会い、結婚し、札幌で家を持った。 「母」の死から一年も経たないある日、父は僕を沖縄へ連れてきて、「おかあさん」になる晴子さんを紹介する。 あっという間に思い出の残る札幌の家を売り払い、僕は突然沖縄に移り住むことになる。 しかしその「父」も今はいない。 僕が十四歳の時、嵐の日に海壁がそびえる果報バンタで写真を撮ろうとして溺れ死んだ。 ストーリーは夫である「父」を亡くし、一人沖縄に住む「おかあさん」を三二歳の僕が訪ねてくる三日間が描かれる体裁を取るが、実際に描かれるのは十歳から一四歳までの僕と「おかあさん」である晴子さん、そして生きていた頃の「父」。 語り部は、「その頃の僕」なのだが、「今の僕」と記憶、ことばが錯綜するシーンがある。 沖縄の美しい風景が次々と紹介されてゆく。 琉球王国の聖地だった斎場御獄。 波が宙に舞う、圧倒的な水量を見せる残波岬。 そんな風景と交錯するように「純真だけど不器用で少し身勝手な父」が、十歳代の僕に「死んだ母」を忘れさせようとする身勝手さ……これに我慢できなくなった三十二歳の僕が、時空を超えてクレームを入れるシーンが割って入るのだ。 上手に作り込んであると思う人が多いのだろうけど、僕はダメだった。 描かれる「父」に対して、男として、父親として許せる範囲を大きく逸脱している。 世の中の多くの「父」はそう思うのではないか。 自分(四次元の王者)自身、息子にはあるときは軽く見られ、ある時は避けられ……それでも子ども第一に考え、十五年の単身赴任を選んだ。 多くの父親が描く父親像というのはこれに近いものだと信じる。 その意味で本書の「父」は開いた口が塞がらない人間だ。 さらに自分(四次元の王者)の経験を語ると、銀行や住専で不良債権関係の、いわゆる取立業務を十年ばかりやってきたなか、本書の「父」以上に絶望的な環境の人たちは何人も見た。 でも多くの彼らは歯を食いしばって子どものために生きていた。 中には自殺した人もいて、本書の「父」に比べるともはや神だった。 作品の「父」のキャラ、作り込みが極めてプアだと思う。 自分勝手に、たった一人の息子の気持ち、死んだ「母」の親族の気持ちを考えず、自分の想いだけで妻の死から一年も経たない時に、新しい「おかあさん」と結婚しようとする。 息子が生まれ育った札幌を、強引に引き払わせ、対極の南の果て、沖縄へ連れてゆく設定は、それなりに読む人の心情を計算した構成なのだろうが、自分(四次元の王者)は「父」の過激なキャラがすべてをぶち壊していると思う。 さらに言えば、自分(四次元の王者)は函館と札幌で合計六年過ごしたのだが、北海道の人が本書を読み、良いイメージは持ちにくいと思う。 そもそも日本の観光地の人気では、北海道と沖縄はトップ争いをしている地域。 沖縄を描いた分量の十分の一でも、北海道の僕あるいは「母」の想いに残る情景を、沖縄に匹敵する表現で挿入してくれていれば……。 「ジンギスカンキャラメルの北海道」だけというのは、あんまりではないだろうか。 そして沖縄。 沖縄創世の神話記にまで触れるなら、今生きている人たちの記憶のなかでは最も悲惨だった、あの戦争時の記憶なり残滓なりに触れても良かったのではないだろうか。 そういう部分が「おかあさん」になった晴子さんの哀しい過去を強調し、救いを求めた父と結びつく不条理を和らげる効果も持たせてくれるのでは……などと勝手に考えた。 最後に著者が女性で、高知県出身ということに気づいた。 でも最後に主人公の名前「坂本龍馬」を、最後の切り札みたいにポンと出すというのは、全体のストーリーにどれだけの意味を与えるだろう? 自分(四次元の王者)の読解力とか感性がずれているのかもしれなし、良いイメージを持たれた方には申し訳ないけど、ちょっとこれは。 | ||||
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僕とぼくが会話するところが幼い頃の自分と現在の自分が悩み、葛藤するところを第三者視点でもわかりやすく表現できている。この本には泣かされました。名作です。 | ||||
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構成が面白くないというのは横に置いても、著者の勉強不足を強く感じた一冊だった。夫を献身的に支える妻の構図は時代錯誤であり、現代で結婚や子育てを経験していたら書けない美談。それに沖縄の人は「〜わよ」なんて言わないので始めから読むのに苦戦。話し言葉はきちんとチェックしてもらったほうが良い。タイトルのアンマーとぼくが脇役でしかないのも違和感。 「モラハラ男が働き者で強く優しい沖縄女性に愛され幸せな人生でした」と要約するしかなく、何が伝えたいのか結局わからなかった。沖縄の観光名所案内? | ||||
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泣ける | ||||
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表紙とあらすじを見て「大好きな沖縄の話だ!」と衝動買いしたものの、 読んでみると作中の父親の良さが分からず、嫌悪感しかありませんでした。 私も子持ちの女性ですが、同じ母親という立場でも共感はできなかったです。 終盤のおまけも不要かな…。多くを説明せず、読み手の想像に委ねて欲しかった。 あと、これは現地に行った訳ではなく沖縄の参考文献を見て書いたのでしょうか? 観光情報が満載の割に、沖縄にいるような空気感が伝わってこないなぁと思っていたら 最後に大量の沖縄ガイドブックや資料が参考文献として記載されていたので。 じっくり現地を取材して書いたものだと勝手に思い込んでいたこちらが悪いのですが…。 表紙と帯のデザインは沖縄らしくて素敵だっただけに、がっかりしました。 | ||||
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面白かったです。 | ||||
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私自身が大好きな沖縄が舞台の小説のようだし、カバーの写真にひかれたこともあり購入した。有川ひろさんの作品は今回初めて読んだ。全体としてはまあ、読み切ることはできたが・・・正直、この物語に出てくるお父さんのキャラクターが生理的に受け付けなかった。よくこんな腹立たしいキャラクターを作れたなと思ってしまった。以下、一部ネタバレあり。 最初の妻ががんで末期を迎えたとき、その事実を受け入れられないのか、付き添うこともせず、看取りもしなかった。自分のわがままな行動を少し義母から苦言を呈されただけで拗ねて食事をとらない、というクズっぷり。最初は、あとで感動させるような何か深い理由があるのだろう、と思って期待して読み進んでいったが、ただ単に子供っぽい性格だから耐えられなかっただけらしい。最愛の母を亡くすことになる息子よりも自分優先で息子のケアも全くせず、かえって息子に気を遣わせている。妻の死後すぐに新しい女の人に入れ込んで再婚するが、それを受け入れられない息子に対してキレるところは最低だ。自分が新しく好きになった女の人に良く見られたい、という気持ちを息子の感情より優先する。新しい妻が作った料理に息子が満足しないと「そんなちっちゃい男に育てたつもりはない」みたいなことを言う。先妻が病気の時に自分が見せた行動は限りなくちっちゃい男だったのに、何を言っているんだこいつは。飛行機や電車でも必ず窓側に座るというのも読んでいてをイラつかされた。普通の親は子供が少しでも喜ぶように窓側にして、子供の喜ぶ姿を見ると無上に幸せを感じるものだ。とにかくこの見た目も美男子ではないらしく、人間性にいいところを全く感じさせない「お父さん」が、二人もの「美人で性格もよい女性」にとことん惚れこまれる、という設定は無理がすぎるのではないか、と思った。もし素晴らしい女性であれば、子供に対する態度を見ただけで嫌になるのではないだろうか、とつっこみたくなる。作者は男性なのか、女性なのか、名前からはどちらもとれるな、と思ったが、考えて女性だろうと結論した。ネットで調べたらやはりそうだった。私は男性なのだが、男性はこの「お父さん」のように無責任、わがままな人間は軽蔑するだろうから、このような人を「もてもての幸せな男」としては描かないだろうと思った。亡くなり方もはっきり言って、クズというかバカとしか思えない。例えば山岳写真家が準備と計画をした上で、美しい景色を写すために厳しい山に挑む、といった崇高さは全くない。 主人公である息子の方は読者の思うことを反映するような、まともな考えを持った人間と思って読んだが、最後の方で同級生の女子に取った行動はまともではない。父親を亡くした後、声をかけてきた同級生に対して、普通の少年があのような感情を持つとは思えない。自分の親の死をからかわれたというのなら話は分かるが、友人は中学生なりのお悔やみを述べただけた。それは心に響く、響かないは別として、他人に八つ当たりして突っかかるほどのことはないだろう。主人公は急にひねくれた文学少年にでもなったのだろうか。 とにかく登場人物の感情の動きにあまり共感できないのが残念な小説だ。しかし、沖縄の名所の光景を思い浮かべながら、最後まで読めた、ということは作者の方が作った設定、描き出す情景そのものには魅力があった、ということなのだろう。「お父さん」がもう少し魅力ある人物だったら少しは感動したのかもしれない。、比較的高評価が多い理由は、お父さんの軽薄性を度外視した読み方をした結果ということなのだろうか。 | ||||
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有川ひろさんの描写は、とても読みやすいので、よく読んでいます。タイトル通り沖縄が舞台です。絶妙な描写で沖縄を旅した気分になります。 主人公を通して、家族について考えるきっかけにもなるかな…。 | ||||
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読みやすくて、一気に読み終えました。父親に否定的な意見も多いかもしれませんが、もしかしたら男性はこの点なかなか理解し難いかもしれません。 母性がある女性はきっと共感する作品かなと。 沖縄の観光スポットもわかって良かった。 | ||||
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レビューを見ると、評価が割れている。 その理由も分かる気がするけど、ぼくはこの本が好きだ。 3度、涙がこぼれた。 脇役の金ちゃんや学校の先生も光ってた。 美味しそうな料理やお店、観光ポイントなども紹介されていて、 沖縄のガイドブックのようでもある。 なるほど、それが作者の狙いかも。 アンマーの仕事はガイドだったし、 時空を超えて三日間の切ない夢を主人公に見させたのかな。 ニライカナイとしての人生を愛するようにと。 惑星ソラリスは、人の潜在意識を具現化する力を持っていたが、 沖縄という島には人の心の琴線をかき鳴らし、家族の絆を強める力があるのかもしれない。。 足あとへ、花が咲くように生きたいと思った。 | ||||
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展開が読めてしまったのと、父親があまりにも子供過ぎて読んでて何度もやめようかと思いました。最後の方で出てくる、本来なら「名誉挽回」エピソードもその程度?としか思えなくて・・・2人の母親がこの父親に惹かれたのも共依存にしか見えない・・・ 沖縄の観光地の描写も多過ぎて、だんだん食傷気味になりました。 ただ、金ちゃんという素敵な友達や先生とのやり取りは良かったです。 | ||||
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子どもを守るべき大人が子どもの気持ちを大事にできていないじゃないか。そう感じる場面には心が痛みました。でも、理屈ではどうにもならないこともあって、それを支えてくれる人がひとりでも周りにいたら、前に進んでいける。できるだけ後悔しないように生きたいと思いながら、そんなにうまくはいかない。完璧ではないけれど、なんとか、なんとか、みんなが気持ちを繋いで生きていく。 大なり小なり、みんなが経験している気持ちがたくさん溢れているように思い、わたしはとても感動しました。読んでよかったです。 | ||||
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