ジェリーフィッシュは凍らない

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評判

ジェリーフィッシュは凍らないの評価:

3.49/5点 レビュー 93件。 A ランク

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平均点3.49pt

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全21件 21〜21 2/2ページ
No.1
(3pt)

トリックの大枠は想像がつきます

鮎川賞にふさわしい本格ミステリという評価が与えられて然るべき作品でしょう。雪山に墜落した飛行船という閉鎖された空間で、6人の登場人物が全員「他殺体」で発見されるという謎は、謳い文句のとおり「そして誰もいなくなった」ばりで、魅力的です。ただ、細部は別としてもトリックの大枠は想像がつきます。長年本格ミステリに親しんできた鮎川賞の読者ならば、かなりの人がそうなのではないでしょうか。それを良い意味で裏切るあっと驚くような仕掛けがあるのではないかと期待して読みましたが、そこまで新人に望むのは酷ということかもしれません。
なお、捜査を担当する女性警部と男性部下の掛け合いは、当レビュー子にはやや鬱陶しく感じられました。ここは好みが分かれるところでしょう。
また、動機、背景、文章表現などにも不満が残ります。これは当方が年齢とともに本格ミステリにどっぷり浸れなくなってきているせいだと思います。十代、二十代の頃はクイーン、カーに心酔していましたが、次第に、止むに止まれぬ動機、人と人との関係の難しさ、組織の中で生きることからくるやり切れなさといった要素が上手く織り込まれたミステリを面白いと思うようになりました。
この作品の出来が悪いのではなく、要は当レビュー子が本格ミステリの良い読み手ではなくなったということでしょう。
ジェリーフィッシュは凍らない Amazon書評・レビュー: ジェリーフィッシュは凍らないより
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