■スポンサードリンク
作家で十年いきのびる方法
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
作家で十年いきのびる方法の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初は文章の書き方などを期待していたのですが、読み進んでいくうちに職業作家として最も大切なことはなにか、と言うことを教えていただいた気がします。 作者はこの本を書くまで、40冊以上の本を書いてきたとのことです。 途中までは兼業(比較的自由のきく保険の代理店勤務)そして専業へ 一部、フィクションが含まれていると言うことなのでどこまでがほんとうの話かわかりませんが、兼業だったと言うところまでは本当なのかなとおもいます。 作家デビューしたとき懇意の専務に「おまえの強み(武器)はなんだ?」と聞かれて「ありません」と答えたら「もう、本を出すという目的は達成したのだからプロはあきらめろ」といわれたとのこと。ここはプロ野球など興行に共通するところなのでしょうが、それだけで飯が食えるのは一握りの厳しい世界です。 10年続けてこられた作者だからこのような本が出せたのだとおもいますが、ようは「商業ベースでもうけが出る本を続けて書いていけること。続けられること」が業界で生きていく最低条件だと思う必要があるなと感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
鯨氏のデビューしてから10年までの創作の過程をエッセイではなく小説にした作品。 まあ、内容はエッセイだが、鯨氏はエッセイは書かないという主義なので小説になっている。 適当に書き散らしている印象の多作の作品の質に大変ばらつきのある氏だが、意外というかまあ当然ながらこの10年は創作上の苦難や工夫の過程の10年だったというのが分かる内容だ。 読みやすい作品を心がけているという氏の文中の言葉通り本書も読みやすくあっという間に読める。 本書を鯨氏の作品を全く読んだことのない人が読んでどういう感想になるのかさっぱり分からないが、氏の著作を多く読んでいる者としては創作裏話的な興味もあり、面白く読めた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
毎年400人の新人作家がデビューし、同じ数の作家が押し出されて、消えていく。 デビューして10年後も残っている作家など、ごくわずか。 はたして、主人公の作家は10年後も生き残れるか、というお話。 まず、文章がとても読みやすい。 これについては、作中で、工夫している点を述べています。 ひとつは、句読点の打ちかた。 ひとつは、漢字の開きかた。 このあたり、小説の書きかた、というより、原稿の書きかた、として、アマチュアにも参考になるんじゃないでしょうか。 次に、作家として生き残るために、さまざまにあがき、工夫している姿に、共感を覚えます。 この、工夫していることがらが(上記の文章の点も含めて)一種の小説講座になっています。 ただ、7、8年目あたりになってくると、はたして10年生き残れるのか、という危機感が薄れてきて、少し退屈してきます。 それでも、小説家志望の人にとっては、一読して損のない本かと思います。 小説家志望でない人にとっては……うーん、どうでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表紙に惹かれて手に取りました。 実体験を元に作家デビューをしてからの10年間について書かれてるのですが、それがとても面白かった。 読んでいてワクワクしたり、著者の気持ちに共感してしょぼくれたり・・・前向きになったり。 著者の本を読んだのはこれが初めてですが、作中に出版された本のタイトルが書かれており、読んでみようと思いました。 好きなことであっても10年その道のプロとして続けていくのは大変なことです。 著者の力だけでなく、ご家族や編集の方々のお陰なんでしょうね。 面白そうな作家さんを発見してこの夏の読書がますます楽しみになりました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!