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七四(ナナヨン)



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【この小説が収録されている参考書籍】
七四(ナナヨン)
七四 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

七四(ナナヨン)の評価: 3.67/5点 レビュー 12件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(1pt)

設定にオリジナリティを欠いている上に、読者の期待をことごとく裏切る愚作

題名の「七四」とは自衛隊の戦車の型式。この「七四」の中で自衛隊員の死体が発見される所から物語が始まる。この事件の捜査を行なうのは甲斐という女性警務官(自衛隊員の監察官)と元自衛隊員で現在はソフトウェア会社の社長の坂本。「七四」の3つのハッチが内側からロックされた状態で、もし殺人が起こったならば、まさしく「鉄壁の密室」殺人である。本作を手に採った方は、当然、「How Done It?」の王道を期待する所であろう。ところが、この後、驚くべき展開が待っているのである。

冒頭近くで、この3つのハッチが"外側"から内向けに自動ロック出来る事を平然と綴っているのである。唖然とした。しかも、阪神・淡路大震災の際、小学生だった甲斐は、その時自衛隊員だった坂本に救出され(勿論、甲斐の記憶は曖昧である)、坂本の事を「白馬の王子様」として憧憬し、そのために自衛隊を志願したという設定。有川浩氏「図書館戦争」とソックリである。これまた唖然とした。最初、甲斐が女性である必要性が分からなかったが、作者はミステリでもなく、自衛隊を舞台としたハードボイルドでもなく、お涙頂戴の甘いラブ・ストーリーを書きたかった訳だ。「鉄壁の密室」と思っていたら、「密室」でも何でもない。更に、警務官が私情で機密情報を民間人へと渡すという、戦車事件以上のトンデモナイ事件(スキャンダル)をこれまた平然と綴るのである。これ程支離滅裂な小説を読んだ記憶はない。

更に、真相追及の過程で別の民間人の手も借りるとあっては、もう言うべき言葉もない。読むだけ時間の無駄となる愚作である。
七四(ナナヨン)Amazon書評・レビュー:七四(ナナヨン)より
4800261392
No.1:
(2pt)

細かなツッコミどころ満載

筆者が元自で、それを売りにしたい?のか、妙に細かい自衛隊内の描写があるのですが、そこが微妙に間違ってたり事実誤認があったりで、読んでいて突っ込むのに忙しくて肝心のストーリーが頭に入ってきません…市ヶ谷駐屯地の課業開始ラッパの時間とか、ストーリーに関係ないんだから間違うぐらいならそんな細かいこと書かなければいいのに。自衛隊内の描写については、有川浩さんのほうがずっとリアリティ感じられました。
七四(ナナヨン)Amazon書評・レビュー:七四(ナナヨン)より
4800261392

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