霧の中の虎
評判
霧の中の虎の評価:
3.67/5点 レビュー 3件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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霧の中の虎の評価:
3.67/5点 レビュー 3件。 D ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
雑誌HMMの1983年の4月号から6月号にかけて3回分載されたものを読んだときはまだ若く、とらえどころのない物語と一蹴して忘れ去っていました。しかし今回再読に挑戦してみると、まったく印象が異なり、驚いています。やはり識者たちが持ち上げるだけあって、強烈な光彩を放つ傑作です。
17章に描かれた凶悪な犯罪者ハボックと、ハボックが幼い頃を教区の牧師として知るアブリル牧師(キャンピオンの伯父でもある)との、暗闇の聖具堂の中での緊張に満ちた問答がこの作品の最高潮。この問答に初めて動揺したハボックが牧師を仕留めそこない、牧師から手がかりを得たルーク警部ら警察とハボック一味との”お宝”到達競争に展開していきます。最終章はハボックと鉢合わせしたメグ、最大の危機!
研ぎ澄まされた言葉で相手の心の内奥まで貫くアブリル牧師と、太陽のように善性で周囲を照らすメグにより、新たな犠牲は出ずに済みます。キリスト教精神をテーマにした、アリンガムの作家としての新たな地平を開拓した重要な作品と言えましょう。ミステリ初心者向けではありませんが。。。