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陽気なギャングが地球を回す
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陽気なギャングが地球を回すの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全211件 161~180 9/11ページ
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彼らの銀行強盗は、洗練されている。銀行員のなかで冷静沈着で動じない「シェパード」と怯えて何をしでかすかわからない「スピッツ」を見分けて、わずか5分で金を奪って逃走する。人質が恐怖を感じないよう、教訓に満ちた演説まで聞かせる。凶悪さは微塵もなく洒脱にすら見える4人の強盗犯は、ひとりひとりが特殊技能をもち、それが成功のカギとなっている。人のウソを見抜くことができる。正確無比な体内時計を持っている。ボタンをちょっとかけちがったような、なのにそれが逆にスタイリッシュに見えてしまうような彼らの個性は、犯罪以上にスリリングだ。横浜の銀行を襲い、いつもどおり首尾よく終わるかと思った寸前、仲間の裏切りにあう。裏の裏をかく強盗たち。そこには人間くさい「事情」があった。クールでいて人情味がある。そのチグハグな魅力は、少年のような面ざしで緻密に練られた作品を築く伊坂幸太郎から発信されている。大きくうなずける相関関係だ。 | ||||
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『ルパン?世』や『オーシャン…』のようなノリで、 悪いこと(銀行強盗)するんですけど、とっても軽快で面白い。 騙し、騙され、どんでん返しがあるストーリーも楽しく、 一気に読破できるすばらしいエンターテインメント作品。 | ||||
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なんか、ブラックユーモアがちりばめられてる感じで、ニヤニヤと笑ってしまうという本でした。どんな話かというと、4人の男女が銀行強盗をする。という話。これが最も簡単で最も分かりやすい説明かと思います。ホント1人1人のキャラがしかっりしてて、グイグイ引きこまれてしまう!!作者自身もあとがきで「そう言えば、あいつらどうしてるのかな」と思い出してくれれば、これほど嬉しいことはありません。と述べていますが、読み終わったとたんそれを考えずにはいられなくなります。 こんな知り合いがいたら楽しいだろうなと、妄想しながら自分も仲間になった気分でヤツらと一緒に銀行強盗してみませんか?? | ||||
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やはり、伊坂氏の小説はひとクセありますねえ。 オーデュボンやラッシュライフが どちらかというと、テンション低めの物語だったのに対して、こちらはなんとなくアップテンポというか、コミカルな舞台設定になってます。 映画化決定とのことですし、 とにかく読んだら面白さ分かると思います。 | ||||
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登場人物は、伊坂作品にふさわしく、一癖も二癖もあるやつばかり。嘘を見抜く天才とか、妙なものを発明する発明家とか。 この作品が成功したのは、普通のミステリーのように犯人と探偵(役)の対決ではなくて、銀行強盗対現金輸送車強盗と、結局どっちに転んでもろくなもんじゃない者どうしの対決にしたこと。まぁ、人殺しをしない分だけ、主人公たちの方がましかな。でも、こいつらは妙に仲間の連帯感が強くて、スタイリッシュでなかなかいい奴らかななどと錯覚させる辺りは、すでに連中の術中にはまっているのか。 とにかく、理屈抜きに面白いから、読んでみて! | ||||
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人間嘘発見器、口八丁のペテン師、正確な体内時計、天才スリという特技を持った4人の銀行強盗が活躍する痛快クライム・ノベルです! 内容は… 人間嘘発見器、口八丁のペテン師、正確な体内時計、天才スリという特技を持った4人の銀行強盗は、それぞれの特技を活かし、華麗に、かつ紳士的に銀行強盗を遂行する。 今回も100パーセントの成功を確信した計画を立て、銀行を襲撃した彼らだったが、逃走中に現金輸送車を襲撃した別の強盗団によって、その大金が奪われてしまうというハプニングに遭遇。 しかし、そのハプニングは、事前に計画されたものと判明! 彼らは、その強盗団に一泡吹かせてやろうと計画するが、またまた計画はバレてしまって… コメディー映画のような軽快なストーリーでテンポ良く、「会話で読ませる」って感じの小説です。チャプータごとの辞書の引用もおもしろく、時折出てくる「うんちく」も興味をそそる。そんなストーリーと離れたところも楽しめます。 | ||||
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小説を読んで声を出して笑うってことはあまりないのですが、響野氏のセリフは笑えました。久々に笑った作品です。 ルパン3世とは全然違うけど、どちらも正統派正義の味方ギャングって感じで好きです。 素直に爽快感のある良い作品だと言いたい。 伊坂さんって面白いこと考える人ですね。感心しました。 | ||||
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面白かった! 銀行強盗を終えたときに、襲撃した三人が綺麗にお辞儀をする場面が、 読んでいて、目に浮かびました。 銀行強盗を読み合わせた読者に素敵なショーを見せてくれる本です。 今頃このギャングたちはどうしているのかなぁと、思えなかったら この本とは相性が悪いかもしれないですね。 | ||||
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伊坂幸太郎の小説は二冊目。彼は伏線を張りまくる作家さんなので、今回は引っかかった部分は全て伏線だろうと思い読み進めたら、本当にそうだった。つまり、この作品には「無駄」が無いのである。無駄の無さが故に、伏線から作品を構築し、オチが読めてしまった。従って、僕の目には「裏の裏の裏」までが予定調和として映ったのである。ただ、その無駄の無さこそが伊坂作品の持ち味であり、それがあのテンポの良さを生むのではないかと思う。わざと無駄を作ることはしないで欲しい。饗野の薀蓄披露も楽しく読めた。 二冊目故に、衝撃の軽減はやむを得ないと思う。 同時に新作「魔王」も購入したのでそちらも楽しみだ。 | ||||
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伊坂幸太郎って人は、どうしてこうも上手なのだろう。登場人物もイキイキとしているし、台詞は気が利いていて楽しいし、様々な伏線(?)が、ラストに向かって一気に収束していくところなんか、もう見事としかいいようがない。明るくて軽い小説なので、ご飯というよりも間食という感じ。でも、あまりの美味しさにご飯を食べるのを忘れてしまうかも。 | ||||
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映画でたとえるなら「オーシャンズ11」,小説なら柳原慧の「パーフェクト・プラン」や東山彰良の「逃亡作法 TURD ON THE RUN 」と同じ臭いを感じる類の作品.だが著者は伊坂幸太郎,並みのギャング小説とは一味違う. まず明るい,底抜けに明るい.本当に君たちこれから犯罪するの?と聞きたくなるくらい皆明るい.シリアスさのかけらも無い.それでいてふざけたギャグ小説のようになっているかといえば,そんなことも無く,話は破綻せず綺麗にまとまっている. また会話が機知に富んでいる.一緒に犯罪をするかどうかはともかく,こんなやつらと仲良くなりたいなー,と読んでいて思わずにはいられなかった. | ||||
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「こんな銀行強盗いるはずないや。」と思いつつ、「彼らの仲間に入れたら愉快だろうな・・・。」などと不謹慎にも思ってしまいました。 最後のどんでん返しは、予想はつきながらもハラハラしてしました。 奇抜な題名と作者に惹かれ、手に取った作品でしたが、文句なく楽しかったです。 | ||||
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四人組の銀行強盗のお話です。 一人は人間嘘発見器、 一人はスリの達人、 一人は人間時計、 そして最後は普通のお喋り好きな男です。 この四人が強盗を働き、 逃走中に強盗に遭う。 銀行強盗が強盗に遭って、お金を取り戻そうとしたら……… といったお話です。 実に面白く、テンポの良い作品です。 これを読み終わった頃には貴方も銀行強盗に遭いたくなる。 | ||||
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この方の作品、わりと軽いくせにどこかに粋が隠されていていいです。 おもしろいのは、まぁあたりまえ、単行本でも買いますから。 作者の「生」に対するポリシーみたいなものが見える気がするのは私だけでしょうか。 あと、すごいなぁと思うのは各所にちりばめられた知識。 知っていて損はなさそうな「へぇ〜」があります。 | ||||
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この著書のあとがきで、伊坂氏がこのような事を書いていました読み終えた後にときどき、あいつら今なにしてるのかなぁ。と思い出してくれれば嬉しいですと。全くその通り。読んだ後は必ずこう思うはずですあいつら今なにしてるのかなぁ嘘を必ず見抜くリーダー成瀬、名演説家の卿野スリの天才久遠、人間時計の雪子彼らが織り成す人間ドラマ会話の一つ一つがおもしろい伏線の回収の仕方が素晴らしい読んだ後の爽快感が気持ちいいロマンはどこだ?ロマンはこの本にあります | ||||
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本を開いた瞬間、げっ!2段かょ・・・って思ったけど、実際読んでみると、登場人物の会話のテンポがよくて、スイスイ読めちゃいました。思わず手に汗握って、銀行強盗達を応援しちゃったりして。伊坂幸太郎さん、絶対にオススメです!!!! | ||||
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作者の本は2冊目です。「死神の精度」を読んだ後、近所の本屋に走り、この一冊があったので即買いしました。この本は読んでる間、ずうっと「楽しい!」と思わせてくれます。私が気になったのはまず登場人物。キャラの一人一人が立ってるんですね、どいつもこいつも魅力的です。銀行強盗なのに、主要メンバーの全員がどこか『善人』なのが可笑しさをそそります。読んでる最中に読者と登場人物の間にリズムの違いが生じ、そこに独特の「間」が生まれるのがなんともいえない快感です。次に様々挟まれるウンチク。これは素直に読んでいて面白いです。そのジャンルは映画から銃器に至るまで多岐にわたります。(僕の中の)珠玉はシーン冒頭の「辞書的な語彙説明」です。辞書のように、一つの単語とその意味が書かれいてるんですが、ここに作者独特の説明文がそれぞれ一つだけ入っています。これはもう、笑いの殿堂。ピアーズの『悪魔の辞典』を読んでいるような面白さが溢れてます。物語の構成、人生劇場など、まだまだあるのですが、是非一度お試しください。日常のうっぷんが痛快に流れ去っていくこと請け合いです。ストレスがちな世の中も悪くないかなあと思わせられる不思議な一冊です。 | ||||
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キャラも立っているし、話の展開もよくできている。 話の途中に挟まれる辞書も、著者独特でいい。 何だか、ものすごく大衆に受け入れられそうな作品であるため、ほとんどの人は楽しめると思う。 | ||||
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初めて伊坂作品を読んだのだが、実に見事に引き込まれてしまった。展開の仕方、登場人物のキャラ、文章のセンス、どれも素晴らしく賞賛に値する。今後もますます伊坂作品を読んでみたいという衝動に駆られた。是非一読をお勧めする。先が読めてしまう場面があったところが少し惜しいが、それもそんな自分を褒めるとして納得できる。(私はほとんど最後の方になると「なるほどこうきたか!」と唸りっぱなしであった)実に見事な作品で、オシャレなセンスがうかがえる。 | ||||
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いい小説ってたくさんあるけど、面白い小説って、実はあまりない。この作品は言うまでもなく、後者。成瀬は役所広司、響野は田村正和で映像化して欲しい。多分失敗すると思うけど…。 | ||||
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