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陽気なギャングが地球を回す
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陽気なギャングが地球を回すの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全211件 101~120 6/11ページ
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ずいぶん前に読んではいたのだが、続編を読んでまた、読み返してにやにやした。 伊坂作品のミリョクをあたしごときが語り尽くせるとは思っていないのだが、でも、 本当にこの独特な世界観にはうっとりとうははとウハウハだ。 あたしは村上春樹があまり読めない。 面白いのだけど、なんだか透き通って割ってしまうんじゃないかって緊張しちゃうの。 言ってみれば春樹作品は私にとって、ものすごく高級なフレンチみたいな感じ。 おいしいし繊細だし素敵なのはわかった上で、でも、正直ちょっと疲れちゃう。 伊坂作品は、一部に言われるように春樹ワールドを継承している部分もあるのだと思う。 でもその世界観は、そこまでは現実から離れすぎていない。 ちょっとだけ無理すれば入っていける、日常の延長にある異次元。 伊坂氏自身がかつてソフトウェア会社に勤めていたせいだろうか、 そこここにちりばめられたガジェットも最高。 あまり丁寧に書くとネタバレする。。 ことはないけれど面白さが損なわれるかもしれないので避けるけど、 くだらないおしゃべりに出てくるあれが、これが、あとできっちり効いてくる。うひょー! いいね、伊坂ワールド! | ||||
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なかなかです! 伊坂幸太郎は初めて読みましたが、とても楽しめました。 人の嘘を見抜く成瀬、演説(デマ織り交ぜた)の達人響野、スリの天才久遠、 天才ドライバー雪子の4人をメインとした銀行強盗にまつわるミステリーなのですが、 登場人物のユーモラスな掛け合い、丁寧な伏線の回収などとても楽しめました。 しかし一方では伏線の回収が丁寧すぎる上にミスリードを誘う要素はほとんどないので、 予定調和的で、トリックや種明かしにスリリングな感じは掛けていたのが少々残念です。 とはいえ非常に楽しく、良い意味でサラっと楽しめる小説です。 私見ですが響野さんの演説が筒井康隆『文学部唯野教授』の唯野教授のようでとても面白く、 デマを織り交ぜた小粋な掛け合いが好きな人にはお薦めできると思います。 | ||||
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初めての伊坂作品「ゴールデンスランバー」を、あろうことか映画を観てから原作本を読むという無謀(笑)な 順序で堪能したので今回はセオリー通り原作から読む事にした。 良くも悪くも既に正続編があるんだから、と「地球を回す」および「日常と襲撃」を一気に購入して一気に読んだ。 ゴールデンスランバーと違い得体の知れない「巨悪」は出てこない。 陽気なギャング達が仲間になり、仕事をするまでの流れなどあり得なさそうなのに軽妙な台詞回しに思わず引き込まれて しまう。 二冊の文庫本で二週間くらい楽しめるかな、と思っていたのに読み始めたら3日で読了してしまった。 伊坂作品、次は何が良いのかな〜。 | ||||
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個性的で陽気な4人組の銀行強盗の話です。楽しくて、少しヒヤヒヤさせて、でもなるほどと思わせてくれるエンターテイメントです。映画の世界ならよくありますが、小説では強烈な個性の複数の持ち主での展開は難しいと思いますが、それを見事にこなしています。 読後、賢くなったという気はしませんが、面白かったと思えること確実な本です。 これから続編の「・・・日常と襲撃」を読みます。 | ||||
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前作の登場人物が 次作に登場することがあるので 執筆順に読んだほうがイイとのアドバイスを受け 『ラッシュライフ』の次に読ませていただきました。 まずは、アドバイスに感謝です(笑顔) ストーリーは ここまでの2作と比べると 深さの点では物足りなさを感じましたが、 テンポのよさは、ここまでの中で一番でした。 次は、 『グラスホッパー』を読ませていただきます(笑顔) | ||||
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ユーモラスな会話を飛ばし、次々訪れるピンチを軽快に切り抜ける強盗たちの話。 荒唐無稽なストーリーに、読者を楽しませる仕掛けをこれでもかと詰め込む様はまさにエンターテイメントの王道だろう。 特に、あまり現実味が感じられないのに、まるで身近にいるような気にさせられる人物描写がいい。 背伸びもせず、善悪なんてややこしい事は考えず、「人間なんてこんなものだろう」という自然なスタンス。 だが軽薄なノリだけではなく、丁寧に肉付けがなされていて深みもある。 物語は矛盾もなくしっかり構成が練られているが、伏線がストレートに出過ぎて、結末までの想像の余地が少ないのが少し残念なところ。 全体的には緊張感あって楽しめるし、読後感も良いのだが。 少し癖はあるけれど、素直に楽しめる作品。是非御一読あれ。 | ||||
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この本を読んだのは新書版で出たときだからもう6年ほど前だがこれこそ私が待ち望んでいた小説だった。しかし、ここを覗くと割合評判が分かれているので自分もレビューを書き込んでみようと思った。 初めてドナルド・E ・ウエストレイクの「ホット・ロック」を読んだのは、もう35年位前だろうか。この泥棒ドートマンダーを主人公とするシリーズは以後も書き続けられている。 当時、妙にマニアックだったりするキャラクター達が繰り広げる会話と少しずれた行動のおかしさ満載の「ホット・ロック」に狂喜したと同時に、日本にはシャレていてユーモラスなクライム小説はほとんどなかったに等しいので、日本人を主人公としたものを読みたいと渇望したものだ。 新書版カバーで評論家の池上冬樹氏が、「和製ウエストレイク〜」と書いているのを見て、即購入、即読破。30年来の、待望の、楽しいひとときを満喫した。 難しいことを考えずに、楽しめばいいのです! 伏線とかオチも、本当はどうでもいいのです。 教訓も主張もないのです! この4名の繰り広げる会話とドタバタをただ堪能すべし。 なお、私は他の伊坂作品も全部読んでいる愛好家だが、このシリーズ2作は他の小説とは切り離した方がいいと思う。このシリーズに「ゴールデンスランバー」や「アヒル」や「重力ピエロ」を持ち込むのは意味がない。 | ||||
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4人のギャングが織りなす軽快なノベル。 主役4人の個性がはっきりしていて、それぞれの特技が見事に生きています。 ノリが軽く、テンポがよくて痛快です。 会話が楽しくて、ついつい笑ってしまいました。 多すぎるほどの伏線が最後にしっかり回収されます。 こんなところで伏線が繋がるのかと思いながら読むのが楽しかったです。 映画を見ている感覚で一気に読めます。 | ||||
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この作品にリアリティを求めてはいけない。 ちょっとふざけた人たちがちょっとやっかいなトラブルに巻き込まれていく。 フィクションとして受けいれればとても楽しい。 登場人物はみな魅力的だ。 伊坂さん得意の、会話のかけあいが圧倒的に楽しい。 だが、その会話も実際に映像化されたら寒いだろう。 圧倒的に映像化に向いていない。 小説だからこそ、文章だからこそ面白いのだろう。 そして飽きさせない展開。 メインのストーリーのほかにも問題を発生させ、しかもそれをうまくつなげてくるのだから、興奮せざるを得ない。 元から読みやすい伊坂さんの作品の中でも、さらに読みやすい方に分類できるのではないか。 軽い、でも内容が薄いわけではない。 初めて伊坂さんを読む人にもおすすめです。 この作品は文庫になっています。 陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫) | ||||
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面白いので、是非。 次作と一緒にどうぞ。 陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル) | ||||
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こういう小説は深く考えないで、楽しめるってことが一番大事ですよね。読みやすいし、会話のテンポも良くて、ふっと笑えるシーンも沢山あって最後まで飽きずに読むことができました。人を笑わせるようなユーモア溢れる文章ってなかなか書けるもんじゃないですよね。逆にシリアスだったり、感動系の方が書けてしまったりします。小説読んでいる時間は本当に楽しい気分になれるしもちろん読後感もスカッとしてとても気持ちいい小説です。オススメです。 | ||||
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タイトル通りの陽気なギャングの軽快軽妙物語! おもしろくて軽くてあっという間に読めます。 いい意味でも悪い意味でも他の伊坂作品とは違い軽いです。 たまにはこんな軽いものを読んでもいいなと思いつつ、 これなら伊坂さんでなくても、 他の作家作品でもいっぱいあるような・・・、 というような多少の複雑な気持ちは抱きます。 とにもかくにも軽くておもしろいことには間違いないです。 | ||||
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初出は2003年2月。伊坂幸太郎の第3作だが、幻の処女作『悪党たちが目にしみる』を原型にして、リベンジを期すかのように書かれている。『リベンジ』というのは、『悪党たちが目にしみる』がサントリーミステリー大賞の最終候補作の3作に残ったときに、大勢の人を招いて開催された最終選考会で、選考委員から徹底的に叩かれた事に対する『リベンジ』である。文学界の一部に巣くう『選考委員』に対する不信感はこの時に始まっているように感じられる。 この作品はほとんどが会話で出来ているのだが、会話の内容が正に伊坂幸太郎で、『原点』を感じる作品だ。2006年5月に大沢たかお、鈴木京香、松田翔太、佐藤浩市の4人組で映画化もされている。伊坂幸太郎独特の言い回しが冴えていて、とても映像的だ。 もうひとつ、魅力的なのが伊坂幸太郎の選択する音楽のセンスの良さだ。そして、『曲が始まって百四十七秒のところでリー・モーガンのトランペットが飛び込んでくるところが最高だし・・・クリフ・ジョーダンのソロは七十一秒後。ウィントン・ケリーのソロは二百三十三秒後』とくる。すばらしい。逆に言えばこういうところが『選考委員』にはちんぷんかんぷんなんだろうと思う。悲しい文学界である。 | ||||
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サスペンスの中に分類されると思うんですが、4人の個性的なキャラクターが主人公という事でなかなか笑える作品でした。物語の中にいくつもの伏線があり最後の30ページぐらいでどんでん返しって感じの面白い作品だと思います。 | ||||
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特殊能力のある4人がチームを組み、銀行強盗をはたらく話。 ほとんど趣味としてこなすそれは、スタイリッシュで、切迫感は無い。 楽しんでいるのだ。 伊坂氏の作品では、登場人物たちの交わす会話が生きている。本作品では、特 にそこが際立っている。 あっさりとしたエンターテイメントとして、彼等の銀行強盗劇を楽しめるはず だ。 | ||||
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デビュー作では不思議な魅力とオリジナリティーに溢れた世界を、次作では騙し絵をモチーフに巧みな舞台廻しを見せた作者ですが、本作は些か趣向を変えて娯楽性を大幅にアップ、ぐっと読み易く楽しい作品に仕上がりました。 出版社を見ても分かる通り前2作とは一線を画す作品ですので、純文学系(?)とエンタメ系で評価が分かれるかも知れませんが、輪郭の尖ったキャラ、独特の会話、読めない展開はいつもながら。 作品毎に変化を続ける作者ですので、本作以降もどんな成長を見せて呉れるか楽しみです。 | ||||
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連帯感がかっこいい。 銀行強盗の最中に演説をするサービスにしびれました。 すてきなメンバーとの共同作業と連帯感が、ステキです。 聞かせる話術あり、速効のアクションあり、そして人間ドラマあり。 こんな4人を集めたい。ご精読ありがとうございました。 | ||||
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特殊能力を持つ4人組銀行強盗の話です。 この荒唐無稽さ、理屈抜きに楽しめます。 多分、その場に居合わせた客は我に帰った時に、今のは一体なんだったんだろうと思うんでしょうね。 それほど見事な手口です。 前半に伏線として出てくる4つの内容は、読んでいて伏線だとは分かるのですが、一体銀行強盗と何の関係があるのかと思っていました。 見事です。 後半のどんでん返しも見事に決まっています。 どんでん返しがあるだろうと思って読んでいるのに全く予想できませんでした。 とにかく一度読んでみることをお勧めします。 続編も計画されているようなので楽しみです。 | ||||
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まず会話が面白いですね。 主要登場人物全員銀行強盗で飯食ってる悪い奴らなのですが、あまりに軽妙な会話のセンスが面白くて斜に構えることなく受け入れてしまえます。 そんな地に足ついてない物語の中で「だからもともとそれは銀行のお金だからね」 とサラッと読書側の当たり前の感覚を代弁してくれる唯一正常な感覚の祥子という女性を登場させていることが余計好感を持って読み進められる原因な気がします。 一応強盗美学のようなものを持った4人組ですがそれぞれそんな大したこと言っていないのが素晴らしいです。 それが邪魔なほど主張してくる本も多いですが本書はサラサラ感に溢れていて良い。 展開は思ったとおりの流れ方をしていきますが、それがわかっているのに面白いのは特筆に値します。 作者の趣味嗜好をここまであからさまに著作に反映させ続けるのも珍しいと思いますが、毎回ちょっと覗いてみたくなります。 | ||||
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ギャング達の特殊能力にそれぞれ個性があって面白い。 特に響野の長演説は圧巻。 話に無駄がない。 序盤・中盤の何気ない言動が伏線となっていて、最後に回収される。 伏線はりすぎて、少し強引かなと思える場面も多少あったので☆4つ。 活字が嫌いじゃない人になら、結構おすすめはできる。 | ||||
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